第32節 カターレ富山 – 松本山雅FC[後編] / 激動の後半を乗り切ったじゃ

前半を2-0で折り返したカターレ。良いところがなかった山雅はよぉ、後半から選手交代して巻き返しに測ってくるちゃね。

目次

反撃ムードをぶち壊す貴重な3点目ゲットやちゃ

後半は山雅はパウリーニョと横山歩夢を下げて、スーパーサブの田中パウロ淳一とルカオを起用してきたがやね。ここ数試合の山雅では、最も結果を出している怖い怖い2人が出してきたわけやちゃ。

アンカーを務めていたパウリーニョを下げての布陣ながでよぉ、山雅は実質3トップも同然のシステムになっとんがやね。前半までの戦い方やと、2トップが孤立するような形になってしまったがいど、今度はパウロを入れることで、より攻撃にシフトしたシステムになるちゃ。しかも、フィジカルのルカオも同時に使うがいちゃ。

案の定、後半の立ち上がりから山雅が攻めてきとったがやね。早速ルカオがシュートを放ってきて、危ないシーンになっとったがいど、カターレが難なく防いだがよ。そしたらよぉ、一気にカウンターを発動やちゃね。

安藤由翔が上がりを待ってから、右サイドへ上がってきた松岡大智へパスしたらよぉ、松岡大智が常田克人との1対を振り切ってクロスを入れたら、最後は神山京右がボレーを決めて、カターレが3点目をゲットしたがいちゃ。カウンターとはいえ、相手の人数が揃っていたがやけど、ゴール前を上手く撹乱させてよぉ、神山をフリーにさせられたがやね。相手の守備陣の連携が乱れている中で、一気に決めれれたのが大きかったじゃ。

後半の早い時間帯にゴールがほしい山雅やけど、無闇矢鱈に前がかりになってしまったこともあってか、守備の統率がおろそかになってしまっとるがやね。

ゴリゴリ押してくる山雅

3点差つけられた山雅はよぉ、小松蓮、住田将を下げてよぉ、スーパーサブ役の榎本樹、そんで昨シーズンはカターレでプレーしていた中山陸を起用してきたがやね。

前半までは横山歩夢のスピードを軸にカウンターを狙っていこうとしていた山雅やったがいど、このあたりからなってくるとよぉ、2トップのルカオと榎本樹の長身コンビを起用してきて、パワープレーを仕掛けてくるがいちゃ。山雅も後ろの方ではパスは全然回すようなことは全くしなくなってよぉ、ひたすら放り込みのオンパレードながやね。

カターレの守備陣は非常に手を焼いていたがいど、70分くらいまではそれでもしっかり対応が出来ていたがやね。しかし、スピードでだめなら、今度は馬力でぶちかましてしまおうとする山雅の選手層の厚さには恐ろしいもんがあるちゃね。

そんでもよぉ、カターレは67分によぉ、右サイドの松岡大智の突破からのクロスで、ゴール前がもつれるとよぉ、最後は途中交代出場のマテウスがこぼれ球を押し込んで、カターレがダメ押しの4点目を決めたがいちゃ。

猛烈な山雅の反撃

5点目を取れそうなくらい、カターレの勢いがすごかったがいどよぉ、73分に不運なオウンゴールで山雅に1点を与えてしまうとよぉ、ここからは完全に山雅のペースになってきたがやね。

2位の藤枝MYFCとの大きく開いた得失点差を縮めるためにはよぉ、5点、6点と奪っていかんなんがやから、カターレとしては攻めの姿勢を継続させていたがやけど、やはり終盤戦になってくると、両チームの戦力差が出やすくなってくる時間帯ながやね。前半からのハードワークでスタミナも切れかかっているカターレに対してよぉ、後半から出ていたルカオ、田中パウロ淳一、榎本樹あたりはフレッシュでよぉ、彼らに対応していかんなんカターレとしては、かなり厳しい時間帯やったのう。

81分にはパワープレーから、上がってきた常田克人が決めて2点目、アディショナルタイムにはよぉ、またもやパワープレーから榎本樹に決められてしまって、ついに1点差に迫られてしまったがやね。

ただ、カターレも最後の力を振り絞ってよぉ、アディショナルタイム5分を耐えて、なんとか4-3で勝利したがいちゃ。

本気で逆転昇格するつもりながやね

この試合を振り返って思うことはよぉ、本気で山雅を相手に大量得点を奪ってよぉ、得失点差を縮めようとしていたのがよく分かる試合やったと思うちゃね。ほんじゃから前半から攻めの姿勢を徹底しとったしよぉ、後半になっても攻撃の枚数を減らすこともせず、常に相手陣地で戦おうとする強気な姿勢が目立っていたがやね。

ただよぉ、こういう戦い方になると、チーム全体での運動量が半端なくなってくるもんやし、非常にタフな試合になってくるもんやちゃ。前線の2人はプレス、フォロー、ポストプレー、裏抜けと仕事が多すぎやし、中盤の2人は山雅の2トップを分断するために、ボール奪取を欠かさず行いつつも、つなぎ役としても徹底していかんなんがで、やはり消耗が激しい試合ながやね。特に安藤、姫野の2人には、過労死レベルの奮闘っぷりやったかと思うちゃ。

そんでもやりつくそうとした姿勢を見ていると、本当に「逆転昇格を諦めない」姿勢がくっきり出ていた試合やったし、本当にチーム全体として統一した意識と、やり切ろうとするメンタルが出ていたかなーと感じられたがいちゃ。普段あんましメンタルのことはブログで書かないオラでも、やっぱし「これぞ気持ちが出ている試合」やったと思うがやね。

ほぼほぼ厳しい状況であるのは間違いないがやけど、こういう試合を見ていたら、やはりギリギリな状況になっても「諦めない」というのは、本当に大切ながやと感じたもんやちゃ。

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