6月の公式戦は勝てずによぉ、やや停滞気味のカターレはよぉ、ホームでいわてグルージャ盛岡と対戦やったじゃ。
フォーメーション
カターレのスタメンはよぉ、前節と全く変わらんメンバーやちゃね。前節はオラは「補強の必要性」とか言ってきたがやけど、石﨑さんはあくまでも現メンバーを変えていかない方針ながやね。そんでベンチには頼れる今瀬淳也が戻ってきとるちゃね。
いわてグルージャ盛岡もメンバーはほとんど変わらんがやね。代わったところちゃ、右ウイングバックだけやのう。加々美選手やったがいど、今回は長野で長年プレーしてきとった、有永一生選手が入っとんがやね。より攻撃的な形になる…という感じかのう。
戦前の予想通りの展開やちゃね
今回の相手であるいわてグルージャ盛岡ちゃ、やることがはっきりしているチームながやね。基本的にどんな相手でも自分達のサッカーをやりきるところをベースにしとるチームながよ。
どういうチームかといっちゃ、J2の栃木SC、ブラウブリッツ秋田と似たようなタイプでよぉ、とにかく前線にボールを蹴っていってよぉ、2列目以下が走力で奪いに行こうとするという感じやのう。
最近の岩手の戦いっぷりを見とると、特にセンターフォワードのブレンネルが調子が良くてよぉ、とにかくブレンネルにボールを集めていこう…という戦いっぷりが目立っていたがやね。そこからこぼれたところによぉ、もうひとりのブラジル人のモレラトが狙っていくという感じやちゃね。立ち上がりの岩手に関しちゃ、そのモレラトが初っ端からシュートを撃ってきたりしとって、岩手が最初からパワーを全面に出していくサッカーしとったのう。
次第に慣れてきたじゃ
ブレンネルに関しちゃ、フィジカルに関してはよぉ、おそらくJ3ナンバーワンくらいのもんを持っているしよぉ、かなり手を焼いていくかと思っていたがいど、この日のカターレに関しちゃ、かなり冷静に対応できていたと思うちゃ。
立ち上がりの15分過ぎくらいになったら、カターレが両サイドからの突破を試みて、そっからゴールを狙おうとしとったがいど、岩手の守備陣がベタベタに下がるようになってきたがいちゃ。こうなってくるとカターレのハーフコート状態になってくるちゃね。
分かりやすくブレンネルに当てていこうとするもんやから、カターレとしてはブレンネルのパスコースは真っ先に潰していくことはできとったし、仮にブレンネルにボールが渡っても、前に向かせないところは徹底しとったのう。
身体が強いブレンネルから奪いに行くのは容易やないがやけど、相手に背中を向かせながらプレーするのちゃ、あんまし得意やないのか、下がってきたところでパスミスをしてくれるがで、逆にカターレがカウンター返しのカウンターを狙っていけるチャンスも作っていたがやね。中途半端にブレンネルに渡らずによぉ、ボールがルーズになっていくよりちゃ、ブレンネルの足元に入ってくれた方が、カターレにとっては良い展開になるんやないか…と思えるくらい、なんか不思議な展開になっていたじゃ。
ゲームとしてはカターレの流れになっとるがいど、ただ岩手は守護神の土井康平の頑張りが素晴らしくて、ゴールを奪うことができんかったのう。前半のうちにゴールを奪っておきたかったところやけど、前半はスコアレスで終了やちゃ。
林堂のFKで先制やちゃ
後半の立ち上がりになると、やや回復した感がある岩手が仕掛けていってよぉ、後半開始早々にモレラトがミドルシュートを放ってきて、ヒヤッとするような展開になったがやね。
ただ、カターレもゲームの入り方はそんなに悪くなかったがやね。そんで後半も10分になろうとしたところで、ゴール前35m付近からフリーキックのチャンスながいちゃ。
いやあ、これは見事なフリーキックやちゃね…。
花井やったら、まあこういうのはやってしまうやろう…と思うところやけど、ここで林堂がこんなフリーキックを蹴ってしまうとは、オラ驚いたのう。ハイライトを後で見たがやけど、石﨑さんが苦笑いするくらいやったし、チーム内でも驚きはあったやろうのう。
今瀬待望論をちょこちょこ言ってしまったがいど、同じポジションを争う今瀬が怪我から戻ってきたことによって、林堂も危機感を強く持っていたがやろうのう。選手としての「このポジションは譲らんちゃ！」と言わんばかりのシュートやったと思うちゃ。本当に良いところ見せたのう。
2点目も奪える流れやったのう
先制点を奪ったあとのカターレは、肩の力が抜いたように伸び伸びとプレーしとったじゃ。逆に先制点を奪われた岩手としちゃ、焦りが顕著になってきてよぉ、勝手に間延びしていく展開になっていったじゃ。
厄介な動きをしとったモレラトを下げて、センターフォワードの位置でプレーする韓勇太を投入してきたがいど、むしろカターレにとってはボールを奪いやすい展開になっていた感じやったのう。
オープンな勝負になっていきゃ、割とカターレの方がペースを握っていけるちゃね。高い位置からもボールを奪えるようになって、ショートカウンターを仕掛けられるようになってきたじゃ。追加点こそは奪えんかったがいど、6月ではあまり見られんかったリラックスしてプレーしとったがやね。それに林堂がまたすごいフリーキック蹴っていたしのう。
ただ、岩手の守護神の土井康平がやっぱし良くて、追加点は残念ながら奪うことができんかったのう。カターレとしても、もうちょっこし枠内シュートを高める必要性は感じられたじゃ。
最小得点で勝利やちゃ
試合終盤に岩手のセットプレーが連続でやってきてよぉ、カターレもバッタバタになっとったがやけど、なんとか集中しきって、ゴールを割らせんかったじゃ。試合は1-0で勝利やちゃね。
正直言ってしまえば、1-0で勝利したとはいっても、内容的にはもっとゴールを奪わんなん内容やし、終盤のヒヤヒヤした展開すら作らせてしまうのは、まだまだカターレは足りないと感じさせられるのは正直なところやちゃね。
とはいえよぉ、1ヶ月勝利から離れている現状から見たら、内容はともかくとしても勝利という結果が出ることで、ホッとする部分はあるやろう。次はアウェーで鹿児島戦やけど、もっと伸び伸びしてプレーできることを期待したいじゃ。
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