富山のカレー界隈で嬉しい情報を聞いたがよ。
メガネ兄貴が富山に戻ってきている!
伝説の料理人「メガネ兄貴」
「メガネ兄貴ちゃ、何け?」という人に説明すると、本名はムハンマド・カムランさんで、パキスタンのカラチ出身ながいちゃ。
10年くらい前に、当時のDILレストラン(現在のアルバラカ)に雇われてから、ガチンコのパキスタン料理を作っているがいちゃ。DILの後は、ホットスプーン、ハムザレストランを経て、4年前くらいに高岡市でパークマサラレストラン(現在は閉店)で初代料理長として働いとったがよ。
そんな彼はここ数年は愛知県弥富市にある「インターナショナルビレッジレストラン」で腕を奮っていたがいど、同系列店であるカシミールをテコ入れするために、一時的に出張することになったがいちゃ。
容赦ないスパイスと油やちゃ
彼の作るパキスタン料理ちゃ、本当にパンチの効いた料理でよぉ、口にカレーを入れると、突き刺さるようなスパイスと油が口を覆って、もうスプーンが止まらんがになるがよ。他の料理人やと肉が硬かったりするもんやけど、メガネ兄貴の作るカレーは、チキンもマトンもスプーンで押すだけで崩れてしまうくらいホロホロながよ。
これは他のインド料理店などのカレーでは食べられない味ながよ。スパイスも油も容赦ないちゃ。健康志向なんて全く気にしてない感じが半端ないがよ。
やはり「スパイスと油は美味いものやちゃ」というのがはっきりとしとんがやね。最近は健康志向やらなんやら言われて、カレーにもそういうものを好まれるような風潮があるがいど、メガネ兄貴はそういうのは一切関係ないがいちゃ。
ある意味「カレーはこういうものやちゃ!」というのを知らしめしてくれる存在かとオラは思うちゃ。
イミズスタンの象徴「カシミール」
そんでメガネ兄貴がやってきた「カシミール」ちゃこういうとこながよ。
これは約10年前くらいの写真やちゃ。中古車販売店の土地にプレハブ小屋を作って営んでいたがいちゃ。この外の風景からして、もはや日本やないちゃ。
初めて行ったのは15年位前になるがいど、当時はロシア向けの中古車販売が好調でよぉ、この辺りはパキスタン人の中古車販売店はかなり多かったがいぜ。そんな彼らがご飯を食べに来るところは、このカシミールやったがやね。
最初食べに行った頃は、日本人はオラだけやったもんで、正直食べてて結構緊張したもんやのう。誰も日本語しゃべってないがやし、注文にしてもメニュー表すらなくて「チキン、マトン、ベジタブル、豆?」とか直接聞いてきたもんやちゃ。
そのうちこの辺りのパキスタン料理店は「イミズスタン」と呼ばれて、口コミで日本人客がえらい増えたがやけど、今思えばいい体験やったのう。
マトンカラヒたまらんちゃ…
今のカシミールはこんな感じやちゃね。5年前ほどに改装して、去年は店のペイントも代えて電飾もつけて、結構様変わりしとんがやね。
とはいっても、プレハブ小屋のスタイルは相変わらずながよ。カシミールもシェフが代わったりいろいろあったがいど、この妙に怪しい感じは相変わらずやちゃ。
ということでこの日の日替わりメニューである「マトンカラヒ」頼んだじゃ。
まずはカシミールの前菜やちゃ。サラダ、チキンティッカ、プレーンのビリヤニやちゃ。他のイミズスタンの店は、今はサラダだけが多いがやけど、カシミールは相変わらずのスタイルやちゃね。
そして「マトンカラヒ」やちゃ。厨房にいたメガネ兄貴が直接持ってきてくれたじゃ。メガネ兄貴が「久しぶりダネ!」と笑顔で持ってきてくれたじゃ。結構長いこと会っていないがやけど、オラのこと覚えてくれたじゃ。嬉しいちゃ。
そして「ロティ」やちゃ。何も言わなかったら、いつもナンを持ってくるはずやけど、オラはいつもロティを頼んでいたのを覚えてくれていたようやちゃ。
久々のメガネ兄貴のカレーやったがいど、食べた瞬間に兄貴の味やと分かるじゃ…。まずはスパイスのパンチがすごくて、油の旨味が染みてくるちゃ。見た目は油たっぷりやけど、食べてみたら意外と爽やかな味ながやね。そしてマトンの肉がホロホロで本当に柔らかいがよ。これはまさしく兄貴のカレーやちゃ。
スプーンが止まらんし、気づいたらロティもどんどん減っていくがよ。ロティ2枚食べられると思っていなかったがいど、ペロッといってしまったじゃ。
しばらくカシミールにおるみたいやちゃ
食事した後によぉ、裏手からメガネ兄貴に会ってきたじゃ。
テコ入れということやし、ちょっとしたらまた愛知に戻ってしまうもんかと思ったがやけど、兄貴に聞いてみたら「ずっといるよ」とか言ってたのう。
…とはいえ、彼はちょっとしたら出ていってしまうことがあるがで、いつまでおるのか分からんがやけど、メガネ兄貴のカレーを食べるのは貴重な機会やから、みなさんカシミールへ行ってみるといいちゃ。
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