【J3第36節】ヴァンラーレ八戸 – カターレ富山[レビュー] / 堅守を崩しきれんかったじゃ

2023年11月20日2023年11月22日

前節は奈良クラブに0-2で敗れた3位カターレ富山はよぉ、アウェーのプライフーズスタジアムでヴァンラーレ八戸と対戦やちゃ。

フォーメーション

カターレのスタメンやけど、前節は負傷交代で前半で下がったアルトゥール・シルバが不在でよぉ、中盤には脇本晃成が入ったがいちゃ。そんでベンチには柳下大樹、柴田壮介、下堂竜聖が戻ってきとるちゃね。八戸はメンバーは変わらんちゃ。

高強度で立ち上がりから攻勢にでるカターレ

立ち上がりはまずまずやったがやね。

[4-4-2]を組んでいるカターレに対して、[3-5-2]を組んでいる八戸やけどよぉ、お互いに違うシステムを採用していることもあって、エリアによって有利不利が出やすくなっとるちゃね。カターレは前半の立ち上がりに関しては、両SBの安光将作と大山武蔵がフリーになりやすい局面を利用していって、そこからボールを配給したりしてゲームを作っていたがいちゃ。

八戸としては、そこのケアが行き届かないこともあって、序盤はボールを持てなくてよぉ、カターレが押し気味に進めていたわけやちゃ。八戸としては無理にカターレの両SBを追いかけることもなく、5バックを維持しながら戦っていたがいちゃ。

ロングボールから八戸が先制

ただよぉ、序盤から八戸はただ守っているだけやなかったがやね。そんで30分ぐらいでゲームが動くがいちゃ。

八戸の組んでいる[3-5-2]に関してやけど、中央に人を多く置いているシステムながいちゃね。最終ラインを3人で回していくがでよぉ、カターレとしてはプレスをかけていくには工夫が必要になってくるがやけど、徐々に八戸がボールを持てるようになってきてしまって、なかなかプレスがかからんがになったがいちゃ。

そこで八戸の3バックの一角の加藤慎太郎がロングボールを入れるとよぉ、カターレの最終ラインの裏の広大なスペースに、俊足FWオリオラサンデーが侵入してきたがいちゃ。そこで大畑隆也が対応しようとしたがやけど、ロングボールをクリアしきれなかったがやね。そのこぼれ球を佐藤碧に拾われてしまって、再びボールを受けたオリオラサンデーが決めてゴールながいちゃ。

これは大畑が裏のスペースに関しては、GK田川に任せてしまうのが最良の判断やったかなーと思うところやちゃね。カターレが向かい風やったこともあって、ボールがかなり伸びたこともあって、大畑がクリアがうまくしきれなかったのかなーと感じさせられたシーンやったじゃ。

前半は0-1で終了やちゃ。

中央がガチガチの八戸

後半の流れについてやけど、カターレとしては苦しい展開やったのう。

去年までカターレの監督やっとった石﨑さんやからこそわかることやけど、やっぱしこの相手に先制されると、非常にゲームが難しくなってくるちゃね。

1点取ったことによって、八戸は無理に前に出る必要がなくなったがでよぉ、ひたすらカターレが「ボールを持たされる」局面になってしまったわけやちゃ。これでよぉ、カターレはどうにかして攻めていこうかとするもんやけど、2トップは八戸が敷いている網にかかっている状態やし、両サイドはWBにマンマークを受けている状態で、非常に難しい状況やったじゃ。

カターレは両SBがボールを持っている局面やけどよぉ、前半と違って、八戸も無理にボールを奪いに来る動きをするわけでもないがで、崩すのが本当に大変やったじゃ。末木にボールを回したくても、そのパスコースは徹底的に潰そうとしてくるがで、結局は最終ラインにボールを戻す局面が増えてしまったわけやちゃ。

パワープレーで崩しかけたがいど…

こういう難しい状況で、小田切監督はよぉ、後半になって徹底的に囲まれていたマテウスや、キックがイマイチやった脇本晃成を下げて、吉平翼、椎名伸志などを起用していって、オフザボールの動きを増やして、徐々に前にボールを運ぼうとしとったがやけど、八戸の3バックとGKの連携が良くて、なかなかフィニッシュに持ち込める状況にならんかったじゃ。

そんでカターレは、大野耀平を追加していって、最終的には84分に柳下大樹をパワープレー要員として、最前線に入れる作戦に出てよぉ、これが功を奏して、相手DF蓑田広大を退場に追い込むことができて、カターレはその後にゴール前までガンガン侵入していける状況を作っていったがやけど、最後の最後に八戸GK谷口裕介のビッグセーブで決めきれんかったじゃ。

残念ながら0-1で負けやちゃね。