【2023年J3第24節】カターレ富山 – いわてグルージャ盛岡 [レビュー] / 今季最悪の試合やちゃね…

2023年8月28日

前節はアウェーで福島ユナイテッドに0-1で破れたカターレはよぉ、ホームに戻って、いわてグルージャ盛岡と対戦やちゃ。

フォーメーション

カターレは前節から代わってよぉ、2トップが高橋駿太と大野耀平やちゃね。中盤の編成は碓井鉄平がベンチスタートで坪川潤之が復帰ながよ。注目の左サイドやけど、野口竜司が左SBに入って、安光将作が一列前ながやね。そんで吉平翼はベンチスタートやちゃ。

岩手は前節とは変更点がないちゃ。なかなか上位に加われなくて苦戦している岩手やけど、前節の試合からはいろいろ変えてきていて、1トップにドウグラス・オリヴェイラが入って、右サイドに宮市剛、トップ下に和田昌士で、左にはオタボー・ケネスながやね。

SBの裏を狙われるちゃね

試合開始後にいきなし雷雨に見舞われたじゃ。えらい雨が降ってきたがでよぉ、メインスタンドのお客さんの多くは、コンコースへ避難してしまったがいちゃね。これまた難しい試合になったもんやちゃ。

この試合に関しては、かなり分かりやすい形でやられてしまったなーと思うちゃね。

試合展開としては、カターレの方がハイプレスを仕掛けてよぉ、相手の陣地でプレーする展開やったがいちゃね。これに関しては、前節の福島戦と同じような状況じゃないかなーと思われるちゃ。

実際、試合の立ち上がり自体は、そんなに悪いわけではなくて、むしろ敵陣でプレーしていたがいちゃね。高い位置でボールを奪えては、攻撃を継続できる状態にはいたのは確かやちゃ。ポゼッションが割と高かったのも、カターレが攻めている時間が長いからといえるやろう。

そういうこともあって、サイドハーフが中に絞っていってよぉ、相手を押し込んでいって、カターレのサイドバックが上がっていって、クロスを放っていく展開が目立ったのう。サイドバックは実際にフリーにボールを持てる状況にあって、再三クロスボールを放って行っとったがいちゃね。ただ、精度が合わなかったりして、なかなか上手く噛み合っていなかったがよ。

そしたらよぉ、カターレの両サイドバックが上がりすぎる状況が出来上がってしまったがいちゃね。そこでよぉ、岩手はカターレの両SBの裏を狙っていこうとしていったがいちゃ。

そこで岩手の先制ゴールが決まるちゃね。最終ラインが跳ね返したボールを、中央にポジションを移した宮市剛がポストプレーで落とすと、オタボー・ケネスが繋いで、右サイドバックの裏をドウグラス・オリヴェイラが突いていったがいちゃ。そしたら、大畑隆也を引き付けてからクロスを入れると、最後はニアサイドに走ってきた和田昌士が決めて先制点を奪われたのう。

カウンターの局面では、和田昌士とオタボー・ケネスしか走っていないがで、そこをチームでケアをしていたら、和田よりも先にボールを触ってクリアできたかなーと思う局面だけにもったいないちゃね。ただ、カターレとしては前に上がりすぎたサイドバックのリスクマネージメントがいまいちやったかなーと思わざるを得ないちゃ。

2点目もSBの裏のケアが…

後半の追加点についてもよぉ、サイドバックの裏を突かれてしまっとんがやね。

岩手が左サイドから攻めていこうとしとったがやけど、そこは松岡大智が詰めて対応しとったじゃ。そこで中央に戻すがやけど、そこもアルトゥール・シルバが詰めるちゃ。しかしよぉ、その横にパスを出したら、李栄直がフリーながいちゃね。そこで李が縦にロビングボールを入れると、大畑隆也の裏のスペースに入れていくちゃね。これは田川知樹も前に出ることができずに、先に宮市剛に触られてしまってよぉ、最後は和田昌士に押し込まれてしまったじゃ。

これ、かなりマズい失点やちゃね。ツッコミどころはいろいろあるがいど、まず李栄直に誰もついていっていないことは一つ言えるやろう。これはプレスバックなり、左の安光将作が詰めるなどの対応は必要やったじゃ。そこでよぉ、宮市剛の動きに対して誰も見えていないのがキツイちゃねえ。大畑隆也はオタボー・ケネスと宮市剛の2人に対応せざるを得ない状況になってしまったじゃ。

これ、神山くんが中に絞る動きをしていれば、なんとか対応はできたやろうなあとオラは思うちゃね。あんまし個人を責めるようなことはしたくないものやけど、この試合に関しては、神山くんは大きな穴になっていたなーと思わざるを得ないちゃね。クロスボールの精度が酷くて、裏も再三取られるようやと、正直サイドバックとしては厳しいと思わざるを得ないところやちゃ。

やり方の変更も検討せんなんかのう？

試合は0-2でカターレの敗戦やちゃね。

正直言ってしまえば、サイドバックの出来が非常に良くなかったと思うちゃ。左の野口竜司に関しては、攻撃面で可能性を感じるプレーを何度もやっていたがやけど、彼もまた攻め上がったところの裏を取られてしまうだけに、諸刃の剣と言わざるを得ないやろう。サイドバックの裏のケアという点では、まだ安光将作の方が対応できているかと言えるやろう。右の神山くんは…申し訳ないけど、この調子やと今シーズンは厳しいちゃね…。

いまだ2位をキープしているとはゆっても、かなり閉塞感が漂ってきとるちゃね。現状では柳下大樹、大山武蔵、林堂眞らがベンチ入りもしていない状況を考慮したらよぉ、選手個人の怪我やコンディションがかなり厳しい状況になってきとるのは、ある程度考えられるかなーと思うちゃ。

そう考えたらよぉ、システムの変更をしていくのも一つ手なのかと思うちゃね。オラとしては3バックも視野に入れてもいいやろう。野口の積極的な攻撃参加も、4バックのSBでやるにはリスキーな面はあるだけに、ウイングバックで起用していくのもアリかもしれんのう。