公益性とは何なが?

最近のオラのツイートは、栃木シティや鈴鹿ポイントゲッターズのスタジアムの件に関しての話が中心になっとんがやね。

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スタジアムの公益性

栃木県栃木市にある岩舟総合運動公園内にある、関東サッカーリーグの栃木シティのスタジアム「CITY FOOTBALL STATION」がよぉ、固定資産税と公園使用料の免除を受けていたがいど、住民訴訟を起こされたがいちゃ。

これに対して栃木市はよぉ、スタジアムの公益性があることを訴えていたがいど、宇都宮地裁は「公益性があるとは認められない」ということで、原告が全面勝訴したがいちゃね。これによって、栃木シティFCは固定資産税の免除は差し止められることになったがいちゃ。

今後の日本におけるスタジアム建設において、後に尾を引きそうな判決やちゃね。オラとしては残念な気持ちではあるがいど、判決の正否はともかくとして、「強い公益性があるとは到底認められない」というところが、改めて考察するポイントかなーと思ったところやちゃね。

「公益性」というふんわりとした言葉

正直言っちゃ、この「公益性」という言葉は、本当に引っかかる言葉やちゃね。

「公益性(こうえきせい)」の意味や使い方 Weblio辞書

公共の利益に関わるさま。 特定の個人や組織のみではなく広く社会一般の利益に関する様子。 … 「公益」は「私益」と対比される語であり「公共の利益」や「広く社会一般にもたらされる恩恵」を意味する語。

Weblio辞書によると、こんな感じながいちゃね。

漢字三文字を崩すと「公(おおやけ)」「益(えき)」「性(せい)」という3つの言葉に分けられるがいど、どの言葉にしても、かなり曖昧でふんわりした言葉と言えるやろう。特定の個人や組織のみではなく広く社会一般の利益に関する様子…ということやけど、本当にどこに線引するがやろうか…と思わせる言葉やちゃね。

スタジアムの公益性はある

要は「公益性は何け?」ということについてやけど、これはよぉ、「特定の個人や組織のみではなく広く社会一般の利益に関する様子」という言葉の意味をそのまま捉えたらよぉ、ほとんどのものは「公益性がある」ものやと考えられるやろう。

工場を誘致したらよぉ、そこで雇用が生まれるしよぉ、工場で得られたお給料でよぉ、地域の経済を支えられるわけやちゃ。全国各地の自治体がよぉ、工場誘致に力を入れるがにしても「地域の雇用が増大し、所得が向上し、地域消費の拡大を招くこと」、「既存企業の事業機会が拡大し、地域経済が活性化すること」、「税収入が増大し、財政が好転し、行政サービスの充実が図れること」などを考慮するもんやちゃね。

あと、いくら胡散臭いと思われても、パチンコ屋も「住民に娯楽を与えている」という意味では、公益性があるとも言えるやろう。それにソープランドにしても、地域住民の性欲を満たしてスッキリさせる…という意味では、公益性があると言えるやろう。

店舗運営しとって、地域住民に充実感を与えたりよぉ、雇用を創出したりよぉ、新規事業を生むきっかけを作っていたりすりゃ、どんな業種も「公益性がある」と言えるもんやから、スタジアムも根本的には「公益性がある」のは間違いないやろう。

スタジアムがありゃ、プロクラブがありゃ、まず雇用を創出できるわけやし、人が集まってくるところやと、地域住民同士の繋がりを作れる機会になっていくもんやし、同時にキッチンカーなどの個人事業者のみなさんが仕事をしていけるもんやろう。「特定の個人や組織のみ」が利益を得るようなもんやなくて、ファン・サポーターにとっても日頃の気分を発散する大きな機会になっていくもんやし、スタジアムが「公」に「益」を広く与える装置である…というのは、十分に考えられるわけやちゃ。

「公益」の対義語は「私益」やけど、この「私益」という言葉でパッと思い浮かぶものちゃ、どういったものかと言ったらよぉ、それは「住宅」と考えられるやろう。

公益性とは「高い」「低い」で考えるものやちゃ

こうやって「公益性」という言葉を噛み砕いて考えてみたらよぉ、逆に「公益性がないもの」というのは存在しないと言ってもいいくらいやないかのう?

つまり「公益性」とは、二元論的に「ある」「なし」で考えるものやないというのは明らかやろう。

どっかの誰やらさんがよぉ、サッカースタジアムで行うサッカーの興行は「私欲のためのもの」と言っとるもんがおったがやけど、これは非常に偏った見方やと言えるやろう。視点がクラブの運営側のとこしか見てなくて、観戦しに行っとるもんは市民ではないとでも言いたいのかな…と思えてくるもんやちゃ。ピッチ内でプレーしている選手だけが利益があるように言う人はおるがいど、スポンサーバナーを出しとる企業さんとかも宣伝機会として利用しとるわけやし、集客装置であるスタジアムに出店するスタグルもまた「利益を受けている」わけやしのう。

それに三協フロンテアサッカースタジアムを保有する柏レイソル、ヤマハスタジアムを保有するジュビロ磐田に関しちゃ、スタジアムがある本拠地でクラブの礎を築いていってよぉ、リーグやカップの優勝を飾ってきとって、それで「柏」「磐田」のブランド価値を上げていると考えるとよぉ、クラブが優先的にスタジアムを使っているとはゆっても、公益性がないわけがないちゃ。

逆に柏レイソルもジュビロ磐田もスタジアムが存在しとらんかったら、今ほどの成功はないと考えられるんやなかろうか?まあ、おそらくやけど市名の知名度もさほど上がってこんかったやろうのう。

スタジアムに「公益性ある?」とゆったら、まず「ある」ということは間違いないちゃ。

ただよぉ、考えるべきことはやっぱしあるもんで、どれだけ一般に開放しているか…というところはよぉ、それぞれの建物には言えるものやろう。持ち主が優先度が非常に高いものやったら「公益性は低い」と言わざるをえないところやけど、一般向けに対して、幅広く利益を分け与えとるもんながなら「公益性が高い」というように考えられるわけやちゃ。

そいとこを考慮したらよぉ、やはり公益性という観点にしても、やはりグラデーションがあるものやと捉えるべきやろう。「サッカースタジアムには公益性がない」とかいうのちゃ、あまりにも短絡的な考え方やし、むしろ「公益性が高いものもあれば低いものもある」みたいな感じで見ていく必要はあるやろう。

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