第27節ロアッソ熊本 – カターレ富山 / 意地で追いついたじゃ

2021年11月15日2021年11月17日

3連敗中のカターレ富山はよぉ、アウェーのえがお健康スタジアムでロアッソ熊本と対戦やったじゃ。

フォーメーション

熊本はシステムを[3-1-5-1]にしてきとんがやね。CFの高橋利樹を1トップに置いて、中盤を6人固めるシステムながいちゃ。キャプテンの河原創をアンカーに置いて、5人を前に置くという形やちゃね。

カターレはよぉ、なんとこの試合でマテウス・レイリアをベンチにしたがやね。これまでスタメンやったがやけど、2トップに吉平翼と高橋駿太のコンビにしとんがやね。システムは変わりないがやけど、マテウス外してきたのは、ちょっこし興味深いところやちゃ。そんでベンチには久々に松岡くんが入っとるがやね。

早々に失点やちゃ

熊本のシステムでうっすら感じていたことやけど、前半から結構圧力をかけてきとってよぉ、カターレのDFと中盤の間のスペースを狙っていくのが明確やったがやね。

前半早々に失点しとんがやけど、カターレの守備陣の人数が足りとんがに、上村周平のミドルでズバンとやられてしまったがやね。カターレの守備に入ったときによぉ、ダダ下がりになってしまうところをよぉ、見事に狙われてしまっとんがやね。ここ最近でカターレがダメなところを狙われてしまっとんがいちゃ。

ハーフコート状態で苦しいちゃ

兎にも角にもよぉ、この試合の前半は本当に苦しい試合やったのう。マテウスを下げた采配に関しても、正直言ってハズレやったと思うくらいやったし、ずーっと押し込まれるような展開やったもんやから、本当に厳しい展開やったじゃ。

カターレとしては高い位置からプレスをかけていきたいところやけど、後方が4人で回している中では、ほとんどプレスがかからんがいちゃね。カターレとしては失点を防ぎたいもんやから、無理にプレスへ行かずに迎撃してボールを絡め取りたいところやけど、5人が中盤にいる状態の熊本相手には、ボールを引っ掛けさせるポイントを作ることができずによぉ、ずーっと回される展開になってきたもんやちゃ。そんで熊本にミドルシュートをバンバン打たれる状況になってしまったのう。

そんなこともあって、熊本は前半5本のシュートに対して、カターレは1本しか打てずに、前半終了間際にはオウンゴールで2点目が入ってしまったりと、試合内容からしたらかなーり厳しい展開やったがやね。

ただ唯一言えば、3バックの両サイドの裏からは、狙っていけそうな雰囲気はあったのう…。

マテウス、松岡投入で盛り返すちゃ

2点ビハインドのカターレはよぉ、姫野宥弥と吉平翼を下げて、マテウスと松岡大智が交代出場したがいちゃ。

システムを[3-4-2-1]に変更しとるちゃね。

この策はかなり良くなったのう。ハイボールのターゲットマンに1トップに入ったマテウスがなってよぉ、2シャドーに高橋駿太と松岡大智という組み合わせながいど、マテウスのとこにマークが集中させといて、2シャドーが前を向いてボールを触る…というのが功を奏して、ハーフコート状態から脱却することができたがやね。マテウスはもちろんやけど、松岡くんの前を向いてのボールを運んでいく動きが、ここ最近のカターレには足りなかっただけに、だいぶ良いアクセントになっとったじゃ。

あと、もう一つ欲しいところやったがいど、60分に高橋駿太を下げて、大野耀平を投入したがいど、その交代直後に大野が強引なドリブルからよぉ、ファールを獲得して、見事にPKを獲得したがいちゃ。これを大野自らが決めて1点差やちゃね。

シンプルに縦へ攻めていくカターレのやり方によぉ、熊本もリードしとる立場ながに、なぜかお付き合いしてくれたがか、試合はかなりオープンな展開になっていったのう。カターレはあと一歩までの決定機を作る一方で、熊本も突き放しにかかってくるという、最近のカターレにしちゃ、えらい激しい展開になっていったもんやちゃ。

そんで82分には、熊本のバックパスのミスを逃さず、大野耀平がよぉ、GK佐藤優也をかわして、無人のゴールに押し込んでカターレが同点に追いついたがやね。

その後は、両者オープンな展開で激しく攻め合う展開になったがいど、両GKが踏ん張って、終わってみれば、引き分けという結果になったじゃ。