【第34節】レノファ山口FC – カターレ富山[レビュー] / セットプレー軽視してませんけ?

前節は北海道コンサドーレ札幌に0-2で敗れたカターレはよぉ、アウェイの維新みらいふスタジアムでレノファ山口FCと対戦やったじゃ。

目次

フォーメーション

両チームともほとんどメンバーの入れ替えもない感じやったのう。カターレのスタメンが吉平翼から松岡大智に変わったくらいやったじゃ。

試合を振り返るちゃ

「ザ・残留争い」みたいな試合やちゃ

18位のカターレ富山tぽ19位のレノファ山口FCという対戦だけによぉ、試合展開としてはかなり固い感じに進んでいったのう。システムはどちらも5バック寄りのシステムになっとるということながで、とにかく守備の安定性に充填を置いた試合展開になったといえるちゃね。

ロングボールで素早く縦へ蹴って圧力をかける山口

この固い試合展開で、割とはっきりした戦い方ができていたのはレノファ山口やったのう。

とにかく「相手の陣地で戦う」というのを強く意識した戦いっぷりでよぉ、中盤を省略して、長身の有田稜をターゲットにボールを集めていく狙いが強かったじゃ。その有田がボールを収められなかったとしても、シャドーの選手らが徹底的に連動してプレスに行ってて、シンプルながら整理されている戦い方をしていたと言えるやろう。

対するカターレとしては、守備の安定を重視に起きつつも、自分たちからボールを持とうという意識の強いゲーム展開やったやろう。ただ、山口のチェックが非常に厳しいこともあって、カターレの両セントラルハーフの末木裕也と河井陽介は苦戦を強いられる展開になっていったじゃ。そういうこともあって、前半はカターレのラインが下がっていく展開が目立ったじゃ。

ただよぉ、レノファのこういう戦い方というのは、自分達が攻めていくというよりも、。どちらかというと「ボールを自陣ゴールから遠ざける」という狙いのほうが強くて、前線にボールを収めた後の展開は、やや整理されているとは言い難い感じやったじゃ。攻撃のスタッツでチーム上位を総取りしている左ウイングバックの岡庭愁人にボールを預けて、彼の個人技に頼るシーンは多かったがやけど、そこはカターレが踏ん張ったこともあって、スコアが動かなかったじゃ。

後半に亀田歩夢を起用して流れを変えようと…

後半になってよぉ、60分くらいに差し掛かろうとしてきたところで、カターレはシャドーの2枚を交代させていくちゃ。

フレッシュなメンバーを起用していったことでよぉ、カターレはボールを前に進めることができるようになっていったのう。サイドの展開では、カターレの方が高い位置を取れるようになってきたがで、ここからどうやってゴールを奪っていこうか…というところまでは行ってたじゃ。

ただ、相手は5バックを敷くチームやちゃ。そう簡単に崩れないもんやし、クロスを放とうとしても、相手のほうが上背が大きいということもあって、なかなか効果的な攻撃ができているとは言えない状況やったじゃ。攻撃的にはなったとはいえ「狭いところで打開する」というところだけに固執しすぎた展開やったと言えるやろう。

コーナーから失点やちゃ

https://twitter.com/J_League/status/1982341388709814315

そんでよぉ、64分にレノファ山口FCがコーナーキックを得るがよ。ニアサイドに蹴られたボールがよぉ、有田稜が競り合ってボールを落とすと、フリーになっていた喜岡佳太が決めきってよぉ、レノファ山口が先制したじゃ。

これ、セットプレーの守備の設計がグチャグチャすぎて話にならないのう。有田稜がいくらデカい選手であってもよぉ、4人同時に競り合うとかダラやにか。誰もが「9番は止めないと!」みたいな意識が強くなってしまってよぉ、みんなして有田に飛び込むようなシーンになってしまったのは考えられるところやけど、あまりにも雑すぎるがよ。結局4人で行っても、ちゃっかり触られてしまうからのう。

これ、今回が初めてのことやなくて、以前にもあってよぉ、セカンドボールはどフリーで合わせられた…というのは何度か見ているがやけど、全く改善の兆しが見えませんちゃね。話になりませんちゃ。

この後、カターレは松田力、古川真人などを起用していくがやけど、バランスを取ろうとしているレノファの守備はほとんど崩せんかったじゃ。失点後の神山京右のヘッドが惜しかったがやけど、本当にそれぐらいやったのう。

逆に山口の方は、古川大悟を起用していったがやけど、彼のキープ力が非常に厄介でよぉ、カターレは彼にかなり手を焼いていたのう。リードされて追いつかなければならない状況にもかかわらず、自陣に追いやられてしまう局面が多くてよぉ、やはりゴールの気配は感じさせられない内容やったじゃ。

試合は0-1で敗戦で、19位に転落やちゃ。

雑感

戦い方の明確さは山口にあったじゃ

この試合のテーマはもちろん「残留争い」というところにあるがやけど、ちゃんとその状況に足をつけてプレーしていたのは、レノファ山口であったのは間違いないやろう。

正直、ハイタワーである有田稜とか、サイドプレーヤーの岡庭愁人にかなり頼っているなあと思ったがやけど、実際限られた状況下でよぉ、できることの最善は尽くしていたとオラは思うちゃ。とにかく敵陣にボールを持っていくことで、自分達が失点をしないように戦っていくことが明らかに出ていたし、カターレのセントラルハーフに仕事をさせないように、中盤が厳しくチェックしていたのが印象的やったじゃ。

自分達からゴールを奪っていくには、山口もまた苦労しそうな感じは見受けられた一方で、勝利から逆算して考えるには、泥臭いがやけど悪い戦い方ではないちゃ。セットプレーもデザインされたもんやったしのう。

セットプレーの守備の劣化が酷いちゃ

カターレに関してやけど、とにかく決勝点になってしまった失点シーンがあまりにも酷すぎて、これは話にならんなーと思わざるを得なかったじゃ。

1人の選手に4人が競り合っていく守備とか、プロがやることやないぜぇ…。

こういう状況になってしまったことをいろいろ考えると、選手にせよ、監督やコーチにせよ、はたまた強化部にせよ、セットプレーに対して真摯に向き合っていないと言わざるを得ないとオラが思うところやちゃ。

最初にクリアすることばっかし頭に行ってて、セカンドをどう対応していくのかは、全然頭に入ってない守備になってしまっとるがで、セットプレーの設計からしてダラやちゃ。カターレのセットプレーの守備はゾーンとマンツーマンの併用になっとるがやけど、今回の守備については、ゾーンで守っているはずながに、自分が守るエリアから平気に離れている選手が何人もおるがで、これはどういう練習をしていたらそうなってしまうのか、疑問に思わざるを得なかったじゃ。

それに有田稜のような選手がずーっと出場しとるにもかかわらず、カターレには180cmを越える選手が1人もスタメンに出ていないがで、この時点で「セットプレーは考えていない」と思わざるを得なかったじゃ。

こういう状況になったのは、メンバーを選出する監督にもちろんあるがやけど、碓井聖生や酒井崇一らが退団したにもかかわらず、そういった高さのある選手の獲得を行っていなかった強化部にも大きな責任はあるやろう。こういうことから考えたら、本当に「誰もかもセットプレーは軽視している」と言わざるを得ないちゃ。

今回のような出来事は、今シーズンは多々見られるのう。昨シーズンはJ3とはいえ、セットプレーでの守備はかなり少なかったカターレやったがやけど、こういう状況に陥ったのは、単純にJ2のレベルが高いからで済ましてはいけない話やちゃ。

昨シーズンは、試合中に飯高GKコーチ(現宮崎)が行っていたのはよく見たもんやけど、今シーズンはそういったところは誰が担当しとるがやろうか?セットプレーに関しては、改善傾向に見られんがで、チーム内での責任の所在とか明確になっとらんがやないかなーと思えてくるちゃ。この体制ではセットプレーはザルのまんまやろう。

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この記事を書いた人

とれぱん先生のアバター とれぱん先生 ブログ管理人

富山県の入善町に在住やちゃ。
2019年までプレーしていたハンガリー代表GKガボール・キラーイを応援しとったがいちゃ。今は地元のJリーグチーム、カターレ富山を中心に、いろんなスポーツを見とんがよ。バレーボール(KUROBEアクアフェアリーズ)、ハンドボール(アランマーレ富山)なども応援しとって、最近はクリケットもチェックしとるちゃ。料理、ギター、イラスト、温泉・サウナめぐりなども好きやちゃ。やわやわと頼んますちゃー

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