KUROBEアクアフェアリーズの開幕シリーズの2日目を観戦したわけやけど、いろいろ見ていて気付いた部分とか、観戦をより楽しめるようにポイントとか書いておくちゃ。
基本的なとことして…
正直言うと、バレーボールとか単純にスパイクやサーブを決めていくとか、レシーブで回収していくとか、とにかく相手よりも多く点を取っては、点を取らせないようにする…というところに尽きるがで、あんまし知らなくても、一挙一動を見て盛り上がっていればいい…と思うところやけど、せっかく地元に定期的に試合が行われるコンテンツがあるだけによぉ、もっと深いところを楽しんでいこうということで書いておくちゃ。
要はいつもオラがカターレでやっとるような戦術的な話を、今シーズンはバレーボールでもちょこちょこやっておこうかなー…ということやちゃ。
ローテーション
バレーボールを見る上に最も頭に入れておかないといけないのちゃ、やはり「ローテーション」やちゃね。
100年ほど前にこのルールができたがやけど、そのルールが導入される前は、長身の選手がずーっとネット前におるとか、攻撃の選手と守備の選手が固定化されて、スパイクを放っていく選手が固定化されるのが問題やったがよ。これをサーブ権が移り変わるたびに時計回りにポジションが変わる「ローテーション」を導入することで、各選手が平等に同じポジションでプレーできるルールになったがやね。
バレーボールは6人制の競技やから、6通りのポジションがあるわけやけど、そのたびに誰がスパイクを放っていくのかだいぶ変わっていくちゃ。後衛の選手がスパイクを放つためには、アタックラインの後ろからジャンプして打たないといけないという制約があるがで、こういうのを頭に入れておきながら戦術とか考えていかんなんがよ。
ポジション
まず、抑えておくべきことはポジションについてやちゃね。大体大きく分けると5つくらいに分けられるやろう。
アウトサイドヒッター
名前の通り、サイドから攻撃を仕掛ける選手やちゃね。常にコートには2,3人は必ずプレーしとるがで、所属選手の半数以上はこのポジションということになるちゃ。攻撃も守備も両方こなすから、オールラウンドな能力は求められるのう。
アクアフェアリーズで言ったら、レーナ・シュティグロート、金田、古市、住田辺りがよく出てくる選手で、あとSAGA久光から移籍してきた元日本代表の中川美柚もそのポジションになるちゃ。
そんでライトポジションは、左利きの選手がプレーすることが多いがで、チーム最古参の浮島杏加子に、大卒ルーキーでGAME1でMOMになった畑葵が入ることが多いちゃ。ライトはセッターと対角のポジションで「オポジット」と呼ばれるところで、ガンガンスパイク打っていく選手が多いがで、当初はオランダ人のアイリス・ショールテンがプレーしとったとこやちゃね。
ミドルブロッカー
名前の通り、ブロックが中心の役割になる選手やちゃね。元々は「センター」と呼ばれるポジションやったがやけど。バレーボールの戦術が変わったことによって、中央に位置するよりも、ブロックや速攻を専門とする仕事がメインになってきたがで「ミドルブロッカー」という名称になったみたいやちゃ。
そんで、アクアで言うと、日本代表にも選出されている山口真季やちゃね。速攻とブロックの切れ味が鋭くて、昨シーズンのブロックランキングでは、日本人トップクラスのスコアを出していたがよ。やはり彼女が中心になっていくちゃね。
アクアはこのミドルブロッカーというポジションは独特な起用法をしとって、もう1人のミドルブロッカーは本来はパワーヒッターであるアイリス・ショールテンが行うことが最近は多くなってきとるちゃ。2010年代初頭に日本代表が採用していた「MB1」という戦術ながやけど、この当時にアシスタントコーチだった川北元監督が取り入れることになったがやね。攻撃性がかなり強い戦術といえるやろう。
2人MBを採用するときは、キャプテンの中村安里さんが出場しとることが多いのう。この辺りは試合の流れとかいろいろ気にしてみると良いやろう。
セッター
そして、セッターやけど、こちらもアクアには日本代表に選出されている安田美南が中心になるちゃ。
安田の特徴といえば、180cmというセッターとしてはかなり大柄なところやちゃ。大きなセッターは90年代からよく出てくるようになってきとるがやけど、セッターは下に潜ってトスを上げなければならないポジションやから、かつての日本代表の名選手である竹下佳江さんのように身長の低い選手がよくやることが多いがやけど、アクアは変わったことをしているといえるやろう。
ただよぉ、長身のセッターは下に潜るのに難がある代わりに、ブロックに参加できるとか、ツーアタックが効果的に打てるとか、トスからスパイクまでの速度が非常に速いとかメリットはたくさんあるちゃ。時々やってくれるツーアタックとか見どころやから注目しとくといいやろう。
そうはゆっても、他のチームもかなり研究しているだけに、簡単に思うような仕事ができないこともちょこちょこあって、こないだの試合も1セット目はやや低調やったのう。そこで富山県出身の稲田心蕗が交代で出場して、リズムがかなり変わったがで、こういうところどころでのセッター交代は、試合を見る点では一つの注目点になると思うちゃ。
リベロ
そんで90年代後半から登場したポジションである「リベロ」についてやちゃ。
このポジションが生まれたことは、バレーボールという競技性を大きく変えた出来事やったがやね。90年代はとにかくバコーンバコーンと攻撃偏重でよぉ、大味な試合が多くて、ラリーが続かないとか問題が起きていたところで、FIBAは守備専門職「リベロ」を導入したがよ。ローテーション関係なく後衛に入れるポジションながで、イタリア語で「自由」を意味するリベロというように名付けられたがよ。
どうしてそれができたのかは、こういった理由があるちゃ。
| 分野 | 変化内容 |
|---|---|
| ミドルブロッカーの負担軽減 | 後衛でのレシーブ免除 → 前衛集中が可能に。攻撃・ブロック力UP。 |
| フォーメーションの多様化 | 実質“2レシーバー制”“サーブカット三角形”など戦術が発達。 |
| 選手育成の幅拡大 | 小柄でも守備力と判断力でレギュラーを狙える時代に。 |
| 試合展開 | ラリー数・プレー時間が増加し、観客も盛り上がる。 |
リベロ導入によってよぉ、バレーボール本来の魅力である「拾って繋ぐ」というところに立ち返ったのが大きかったのと、リベロに守備全般を任せることによって、他の選手の守備負担が軽くなって、だいぶバランスのいいゲームになっていったじゃ。あと身長が低い選手の活躍の場が増えたのも大きかったのう。
アクアフェアリーズは昨シーズン途中までは依田麻衣子がレギュラーやったがやけど、彼女の負傷後は浦山絢妃がレギュラーになって、今シーズンも引き続き浦山が入るようになっとるのう。
ただよぉ、GAME2の1セット目では、サーブレシーブが乱れがちで、1人相手のサーブで非常に厄介な選手がおったがで、元々のレギュラーだった依田麻衣子が普通のユニフォームを着て臨時レシーバーとして登場して、実質リベロ2枚の守備的対応で乗り切っていたがで、こういったところで戦術的な幅が出ているのは興味深かったじゃ。
戦術的に見るとバレーも深く楽しめるちゃ
こうやっていろいろ踏まえて考えていくとよぉ、ただラリーを繋いだとか、スパイクを決めたとかで一喜一憂するだけやなくて、戦略的な楽しみ方もできるんやないかなーとオラは思うちゃ。
前衛に誰がいるかによって、誰がスパイクを打っていくのかもわかるようになってくるもんやし、フォーメーションとか意識しながら見れるようになるやろう。選手の特徴も把握しとくと、より地元のチームも楽しめるようになっていくはずやちゃ。
今後もちょこちょこと試合を見ていっては、慣れないながらもレビューを書いていくがで、よろしくやちゃ。

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