千葉、仙台と上位陣に連勝しているカターレはよぉ、アウェイのケーズデンキスタジアムで首位を走る水戸ホーリーホックと対戦やちゃ。
フォーメーション
カターレのスタメンやけど、前節に出場していた深澤壯太はベンチで、西矢慎平がスタメンながよ。
水戸は先月にFC東京から来たばかりのMF塚川孝輝がスタメンに名を連ねとるちゃね。
試合を振り返るちゃ
ハイプレスで押し込まれるちゃ
立ち上がりの展開から水戸が完全に流れを掴んでいたゲームやったのう。
両チームとも[4-4-2」を採用しているがで、全選手が重なる形になるちゃね。水戸に関しては、あまり自分達でボールを持つチームやなくて、シンプルに縦に蹴っていくことが多いだけに、カターレの方がボールを持つ流れになっとったがやけど、実は「ボールを持たされる状況」やったのう。
そんでフィールドプレーヤーがボールを持ったら、その対面の選手がガンガンプレスをかけていく展開になっていって、カターレとしてはボールを持っていても、時間とスペースがなかなか無い状態で、正直苦しかったじゃ。それ故に、どうしても田川知樹へのバックパスが多くなっていって、それが水戸のハイプレスを更に呼び込む形になったのう。
カターレとしては、瀬良俊太が下がってボールを受けて、3バックに可変していくことで、水戸のプレスを剥がそうとしたがやけど、水戸もそれをしっかり織り込み済みで、渡邉新太か寺沼星文のどちらかが下がってよぉ、3トップの形でプレスを仕掛けていったがよ。このあたりの対応能力は水戸のすごさを感じたのう。
カターレとしては、田川がロングキックを蹴っていって、なんとか前線が収めることで、前にボールを運ぼうとしとったがやけど、2トップに対しては板倉健太、鷹啄トラビスがいかんせん強くて、松田力や古川真人がボールを触っても何もできない状況になっとったのう。松田力がファールをもらうことがあっても、そこから何も起こせないのが辛いところやちゃね。
ただ、カターレの守備陣もなんとか粘って、無失点に抑えたじゃ。前半の残り10分くらいから、カターレもようやくボールを収められるようになって、チャンスを作ったがやけど、決めきることができず、0-0で前半終了やちゃ。
パスミスから先制点を食らうちゃ
後半のカターレはよぉ、松田力と西矢慎平を下げて、井上直輝と大山武蔵を起用していくちゃ。井上直輝は最前線に入って、大山武蔵は右SBに入って、左SBに濱託巳がポジションチェンジするちゃ。
大山武蔵はサイドバックで起用されとるがやけど、実際は中盤に流れてプレーすることが多いことから、その大山を経由しながらボールを前に運んでいたのう。そのこともあり、カターレは後半の立ち上がりはまずまずのゲームの入り方していたじゃ。
ただ、55分にゲームが動くちゃね。
自陣でボールを回収して、そこから攻撃を展開していこうとするカターレやったけど、右CBの神山京右が右サイドを駆け上がろうとしていた大山武蔵にパスを出したがやけど、そこを齋藤俊輔にカットされるちゃ。そして、齋藤俊輔と渡邉新太のコンビネーションから、齋藤俊輔がシュートを決めて、水戸ホーリーホックが先制したじゃ。
これはもったいないミスやのう。ボールを奪われた後の水戸のポジションの修正が素晴らしいことが大きいがやけど、神山京右のパスはちょっこし安直やったじゃ。駆け上がって攻撃を仕掛けようとする大山に出していこうとしたがやけど、これは読まれやすいプレーやったのう。ただ、そこから手早く決めるところは、水戸の洗練されたところと言えるやろう。さすが首位やちゃ。
水戸の勢いは止まらず大敗やちゃ
その後、カターレはパスミスを犯してしまった神山京右を下げて、新加入の實藤友紀を起用するちゃ。
ただよぉ、この交代の3分後に追加点取られてしまうがやね。自陣でボールを奪った水戸がカターレのプレスを剥がして、いわゆる「疑似カウンター」に入ると、塚川孝輝の縦パスから寺沼星文が落として、最後はまたもや齋藤俊輔がミドルシュートを決めて、水戸が追加点やちゃ。自陣から見事なパスワークから、一気にプレス剥がされてしまったのう。
その後、水戸は際立った活躍を見せた齋藤俊輔、寺沼星文、塚川孝輝を下げて、山本隼大、久保征一郎、長尾優斗を起用してよぉ、カターレは古川真人、末木裕也を下げて、浦十藏、亀田歩夢を起用していくちゃ。
そして、78分にはカターレのビルドアップの中で、左SBの濱託巳が痛恨のパスミス。これを奪った久保征一郎が田川知樹の位置を見て、ロングシュートを狙うと、田川の頭上を越えてゴールに流し込まれてダメ押しの3点目やちゃ。
田川にとっては、いわき戦に続いて、今季2度目の頭上を抜かれるロングシュートを決められてしまったわけやけど、相手に完全に狙われてしまっとるちゃね。田川のような守備範囲の弘さを特徴としている選手にとっては、こういうのは狙われるのは宿命と言えるちゃ。それ以前に濱託巳のパスミスがちょっと酷すぎたのう。
試合は0-3で大敗やちゃ。
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