新体制発表会が終わって、カターレはキャンプに入ったということで、今シーズンのカターレのサッカーについて考察するちゃー。
久々のJ2やちゃ
昨シーズンについてやけど、2023年と同じく3位で終わったがやけど、プレーオフの2試合で引き分けて、規定によってカターレは11年ぶりのJ2復帰を果たすことができたがやね。
サッカーに関しては、根本的にオーソドックスな[4-4-2]または[4-4-1-1]を採用して、組織的な守備と縦に速い攻撃をベースにしながら、シーズン中盤から上位に定着して、そのまま3位をキープした…という感じやったのう。ただ、終盤戦になって足踏みが続いたのが影響して、自動昇格圏の2位以内を逃してしまったがやね。
プレーオフでは、FC大阪には1-1、決勝の松本山雅FC戦は2点リードされながらも、碓井聖生の2ゴールで追いついて、劇的な形で昇格を果たせたわけやちゃ。これで10年の呪縛を解き放って、J2の舞台で戦えるようになったわけやちゃ。
今シーズンの移籍
まずは今シーズンの移籍やちゃ。
加入
GK | 大久保択生 | いわてグルージャ盛岡 | 期限付き移籍 |
GK | 🇰🇷コ・ボンジョ | サガン鳥栖 | 期限付き移籍 |
DF | 酒井崇一 | ザスパ群馬 | |
DF | 濱託巳 | アスルクラロ沼津 | |
DF | 吉田新 | 湘南ベルマーレ | 期限付き移籍 |
DF | 深澤壯太 | 中京大 | |
DF | 竹内豊 | 法政大 | |
MF | 浦十藏 | ヴィッセル神戸 | 育成型期限付き移籍 |
MF | 植田啓太 | 横浜Fマリノス | |
MF | 竹中元汰 | 関西福祉大 | |
MF | 溝口駿 | 法政大 | |
MF | 亀田歩夢 | 流通経済大学付属柏高 | |
FW | 松田力 | 愛媛FC | |
FW | 武颯 | FC大阪 |
退団
GK | 齋藤和希 | 東邦チタニウム | |
DF | 大迫暁 | FC刈谷 | |
MF | 坪川潤之 | SHIBUYA CITY FC | |
MF | 脇本晃成 | ベルガロッソいわみ | |
MF | 荒井悠汰 | FC東京 | 期限付き移籍期間満了により復帰 |
MF | 安光将作 | RB大宮アルディージャ | |
FW | 🇧🇷マテウス・レイリア | ヴァンフォーレ甲府 | |
FW | 松本孝平 | ヴァンフォーレ甲府 | 期限付き移籍期間満了により復帰 →FC大阪へ完全移籍 |
退団が8人に対して、新加入が14人ながで、去年より6人増えているちゃね。レベルが上がるJ2の舞台ということで、カターレは予算がアップしたと同時に、選手の数を増やして、全体的に選手層の厚さを増す感じになっとるのう。
今季の予想フォーメーション
ということで、今季の予想フォーメーションやちゃ。2種類作ったじゃ。


昨シーズンから考慮すると、このような感じになってくると考えられるちゃ。
こうやって見ると、ほとんどのポジションは必ず昨シーズンの主力だった選手がおるもんで、どっかのポジションに穴があるという感じはせんがやけど、やはり大宮へ移籍した安光将作がプレーしていた左SBと、マテウスや松本孝平がプレーしていた2トップの一角がポイントになってくるちゃ。2人とも、カターレの戦術面では大きな影響力があった選手だけに、次に入る選手がどれほどのクオリティを発揮するのか見ものやちゃね。
そんで各ポジションをいろいろ考察するちゃ。
GK
やはり3年目になる田川知樹が正GKの最有力候補やろう。今の守備陣との連携とか、守備範囲の広さ、球出しの貢献も考慮したら、やはり田川がリードしとると言えるちゃね。
第2GKに関しては、岩手でレギュラーを張っていたベテランの大久保択生が心強いちゃ。そして、甲府では6試合出場しとるコ・ボンジョも期待できるやろう。この2人に関しては、190cmを超えて田川より10cm大きいのが特徴的やちゃ。
オラとしては、セービングでは田川と引けを取らない能力を持っている平尾駿輝にも期待したいちゃ。4人体制になったGK陣は年齢的なバランスも良くて、結構おもっしいメンバーが集まったなあとオラは思うちゃ。
CB
CBは昨シーズンから引き続き、神山京右、今瀬淳也、鍋田純志が中心やけど、そこに酒井崇一が加わる感じやちゃね。昨シーズン途中で移籍した下堂、シーズン終了後に退団した脇本の後釜になるのが、酒井と法政大のルーキーの竹内豊…という感じで考えられるのう。
組み合わせとしては、左CBをやるのが今瀬と鍋田という感じで、右は神山と酒井やけど、仮に神山と酒井が組む感じになると、これまで酒井がプレーしていたポジションを考慮すると、神山が左CBに入る感じかと考えられるやろう。最終ラインからズバッと良いパス出してきた今瀬と神山の2人も魅力的やけど、そこに熊本や群馬で実績がある酒井崇一のビルドアップ能力がカターレにプラスされるのか見ものやちゃ。
怪我が頻発しとる川上優樹には、ここから巻き返して欲しいちゃね。神山同様に自らボールを持って持ち上がれる選手だけに、万全な状態になって戻ってきてもらいたいちゃ。
右SB
右SBに関してやけど、西矢慎平と大山武蔵が競い合っていくのは変わらんやろう。攻撃的な能力に関しては大山武蔵の方が有力やけど、バランスを考えると西矢という感じになってくるやろう。ただ、大山は怪我がちなところがあるがで、コンスタンスに考えると西矢が中心になってくると考えられるちゃね。
上記の2人が中心やけど、このポジションは神山京右も鍋田純志もできるところやし、前所属クラブで経験がある新鮮力の濱託巳、浦十藏も考えられるちゃ。どうやら中京大ルーキーの深澤壯太もできるみたいやちゃね。
左SB
左SBやけど、ここ2年間は不動の地位を築き上げていた安光将作がRB大宮アルディージャへ移籍したことによってよぉ、このポジションは大きな鍵を握るのは間違いないちゃ。
主な候補を上げると、湘南から期限付き移籍の吉田新、沼津からやってきた濱託巳、そして中京大のルーキーの深澤壯太になるちゃ。深澤壯太のプレーは見たことないがで今はなんとも言えんがやけど、吉田新は左利きながで、左SBとしては正統派の部類に入ってくるやろう。縦へ入ってクロス…というパターンが考えられるちゃね。濱託巳に関しては、沼津のプレーを見ている感じでは、偽SBとしての動きができるSBで、ビルドアップへの貢献が期待できるやろう。
ただ、吉田新も濱託巳も、前任者の安光ほどの爆発的な破壊力はないがで、違う持ち味でカターレの攻守に貢献できることを求められるちゃ。(深澤が安光に近いという情報はあるが…)
また、このポジションに関しても、神山京右、西矢慎平がプレー可能ながで、新戦力が上手くハマらなかった場合は、この2人が担っていくことは考えられるちゃ。
セントラルハーフ
続いて中盤やちゃ。まずはセントラルハーフ(ボランチ)やけど、中心になってくるのは、やはり末木裕也やろう。昨シーズンは36試合5ゴールの活躍で、カターレに加入してからでは過去最高の出来やったのは間違いないやろう。攻守ともにバランスが良いのはもちろんのことやけど、昨シーズン際立っていたのは、ゴール前に飛び出て決定的な仕事をするとこやちゃね。プレーの幅がかなり広がってきとるし、やはり末木がこのポジションでは重要やちゃ。
続いて既存メンバーの河井陽介、瀬良俊太、ガブリエル・エンリケに、新加入の植田啓太、大卒ルーキーの竹中元汰が入っていくという感じやちゃね。ベテランらしい安定的なプレーと戦術眼の高さが目立つ河井に、球際の強さと小回りが効く瀬良俊太、推進力があるガブリエルという感じやけど、そこに植田啓太が加わる…という感じやちゃね。植田啓太については、相模原ではシャドーストライカーでの起用が多いがで、より攻撃的なタイプと考えられるやろう。大卒ルーキーの竹中元汰は、プレー動画を見た感じでは、かつての花井聖のようなパサーと考えられるやろう。
このポジションについては、髙橋馨希、椎名伸志、佐々木陽次、井上直輝もオプションとして考えられるのう。
右サイドハーフ
右サイドは激戦区やけど、昨シーズンからの流れで考えたら、松岡大智か髙橋馨希と考えられるところやちゃね。
昨シーズンに関しては、前半戦は髙橋馨希で、後半戦は松岡大智…という感じやったがやけど、前者はキープ力とパス精度、後者はドリブルと左足のパンチ力…という感じやったのう。プレーの幅が広いヨシキの方が重宝されがちやったけど、ヨシキが後半戦に調子を落とし気味になったところで、大智が復調したという感じやったがで、この2人が今年も中心になるやろう。
そして要所要所で活躍しとったカターレ最古参の椎名伸志が加わってくるところやけど、そこにプラスしてヴィッセル神戸から加入した浦十藏が加わってくるのう。十藏は抜群のスピードが売りのアタッカーでカターレには希少なタイプだけに、どうアクセントをつけるのか見ものやちゃ。
あと、右サイドは、吉平翼、伊藤拓巳、布施谷翔も考えられるちゃ。
左サイドハーフ
そして、左サイドやけど、まずは昨シーズンのチーム得点王である吉平翼が中心やろう。今季はどうなるのか知らんがやけど、昨シーズンはキャプテンとして、攻守ともにアグレッシブなプレーをしてて、プレーでもメンタル面でも先頭に立ってプレーする「キャプテンらしいキャプテン」を体現していたじゃ。
そんで、プレーオフ準決勝でゴールを挙げて、吉平翼同様にアグレッシブな布施谷翔に、カターレにとっては切り札として存在感を発揮していたドリブラーの伊藤拓巳が有力になるやろう。あと、プレーは見たことないがやけど、左からの切り込みが得意とされる溝口駿が続いていく感じやのう。
あと、高校サッカーで目覚ましい活躍を見せた亀田歩夢はやっぱし見逃せんやろう。いきなりプロということで強度が上がっていく中で、どう対応していくのか見ものやけど、高校サッカーで見せたボールテクニックと連動したプレスを見た感じでは、案外早く戦力になっていくことも考えられるやろう。本当に興味深いちゃ。
このポジション、他には椎名伸志、髙橋馨希も考えられるちゃ。
トップ下
システムを[4-4-1-1]を採用するときには、トップ下は活用されるちゃね。
カターレは、割とトップ下に適した人材が多いチームやから、FW2人並べるよりも、前線の2人を縦の関係にするのは十分に考えられるちゃ。そこで起用される選手は、昨シーズンも多く起用されていた髙橋馨希、佐々木陽次、井上直輝の3人が有力やろう。キープ力の高さと左足のキック精度なら髙橋馨希、スペースを縫いながらパスの受け手になるなら佐々木陽次、相手を背負いながらキープしながら猛烈なプレスをかけるのが井上直輝…という感じかのう。
このポジションについては、吉平翼、植田啓太、椎名伸志、竹中元汰あたりも考えられるちゃ。
センターフォワード
最後はセンターフォワードやけど、やはり中心選手は、今や「カターレ富山の顔」的存在である碓井聖生が中心になるのは間違いないやろう。1年先輩である小森飛絢がJ2得点王になって海外移籍をしたのを見たら、小森以上に体が大きい聖生にも同様の活躍は期待されるやろうし、今年は本当に尚武の年と言えるやろう。
そして、ベテランの松田力と、帰ってきた武颯がプレーするわけやけど、前者は相手を背負ったプレーは得意としとって、とにかくボールが収まる選手やし、後者はパワフルなシュートを得意としとるがで、個性的な3人が集まったと言えるちゃね。2トップで並べるのもいいし、1トップで張っておくのも良いやろう。本当に楽しみやちゃ。

モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?
コメント