宇奈月温泉の温泉むすめ、宇奈月明嶺ちゃんの設定が変わったがで、結構話題になっとるちゃね。
現地の要請で変更やちゃ
設定が若干変わっとるちゃね。
好きなもの 宴会 → 花火
苦手なもの 勉強、甘いお菓子 → 権利の濫用
削除 お祭りの参加を楽しみにしている
この設定変更はよぉ、現地の宇奈月観光局からの要請によって、変更されたみたいやちゃね。
こないだお問い合わせにお応えいただいた「黒部・宇奈月温泉観光局」が、Twitterで発信されているちゃね。こないだは「まだまだ勉強中」とはおっしゃっていたがやけど、今月になって温泉むすめに動きがあったがで、今後が楽しみになってきたなーと思うのが正直なとこやちゃね。
今回はこの変更についてよぉ、車で約10〜15分くらいに住んでいるオラとしては、割と宇奈月は身近なところやし、仕事でも足を運んだりする「地元に近い人間」という立場から、現地の事情とかも踏まえて書いていくことにするちゃね。
好きなもの「花火」になったじゃ
まず「好きなもの」からやけど、「宴会」から「花火」に変わっとるちゃね。
これは「宴会」が飲酒のイメージが強いから…というよりはよぉ、むしろ「花火」を売り出したいというところにあるやろう。
「花火」といったらよぉ、夏のイメージが強いもんやけど、宇奈月の花火ちゃ、冬に開催しとんがやね。それも結構頻繁に花火を上げとらーよ。
富山県内の花火ちゃ、ほとんどが夏やし、それも県内全域でほぼやっとるがよ。宇奈月に近いところやと、入善の舟見地区が毎年七夕に花火を上げているしよぉ、同じ黒部市やと生地地区、石田地区が花火を打ち上げているちゃ。まあ打ち上げ花火やったら、魚津も滑川もやっとるし、結構たくさんやっとるもんやちゃね。宇奈月も夏に上げたりはしとるがいど。
宇奈月が冬に花火を上げるのちゃ、一番の観光資源である「トロッコ電車」が、冬場はやっとらんこともあって、観光客が減って、えらい苦戦する時期ながいちゃ。冬の観光資源としては、一応「宇奈月スノーパーク」があって、各旅館は宴会コースも用意していたりするがいど、それでも大変やちゃね。ホテルによっては冬場は平日はお休みにしとるとこがあるくらいながで、なかなか厳しいがいぜ。
そこでよぉ、宇奈月は冬に花火を上げることにしとんがいちゃ。宇奈月では冬の祭り「宇奈月温泉冬物語」が開催されとって、そこでは各旅館による雪像やったり、夜は松明ウォークがあったり、振る舞い鍋をやったりして、いろいろやっとんがいちゃ。
その最後を締めくくるのが、まさに「花火」やちゃね。
苦手なものが「権利の濫用」になったじゃ
そんで一番話題になっとるのはこれやちゃね。
これは元ネタとしては、宇奈月を有名にしている出来事である「宇奈月温泉事件」のことやちゃね。またの名を「木管事件」と言われたりしとるちゃ。
これはオラよりもよぉ、法学クラスタの方が詳しいやろうけど、今から約90年前に起きた出来事でよぉ、これは宇奈月温泉の成り立ちを語る上には避けられない出来事ながよ。
簡単に言い表したらこんな感じやちゃね。
黒部川上流にある黒薙温泉からよぉ、温泉の湯を通す木製の引湯管が敷かれとったがやけど、その引湯管が2坪だけ個人の所有する土地を通っていたがいちゃ。そんでよぉ、土地の持ち主が時価の数十倍の値段で温泉の経営会社に売りつけようとしとったがいちゃ。高額での土地の買い取りを拒否された土地の持ち主が、木管の撤去を求めて提訴をした事件があったがいちゃ。
この民事裁判はよぉ、最高裁まで行って、土地の持ち主である原告の訴えを棄却したがやね。そこで用いられた判決文が「権利ノ乱用ハ之ヲ許サズ」が明文化されたがいちゃ。
これは日本の法学においては、初めて明文化されて、民法の原則に大きな影響を与えたがいちゃね。歴史に大きな影響を与えたということで、法学を学ぶ人にとっては、これは通過点になる出来事で、結構多く知られとるがいちゃ。
今の引湯管は合成樹脂製のものを使用しとるがで、木管やないがやけどよぉ、その当時の木管ちゃ、道の駅うなづきの隣の「うなづき友学館」とか、富山地方鉄道の「宇奈月温泉駅」、ギャラリー「湯の華」、ホテル「やまのは」などに展示されとるちゃ。
2023年でよぉ、宇奈月温泉は100周年になるわけやけど、この木管事件の判決次第では、宇奈月温泉自体もどうなったのか分からん事件やったがやね。原告を棄却したことによって、宇奈月温泉の創成期を乗り越えられたと考えられるやろう。
これは宇奈月の小学生やったら、社会科で学ぶようなことやし、こういうの考えたら、苦手なものに「勉強」を省くのは適切といえるちゃね。
「甘いお菓子」が削除やちゃ
最後によぉ、「甘いお菓子」が削除になっとることやけど、これは宇奈月の温泉街を歩いていたら、当然といえることやろう
足湯といただくブルーシールアイスクリーム
黒部峡谷鉄道の直ぐ側には「ブルーシールアイスクリーム」の宇奈月店があるがいちゃ。そこはよぉ、足湯に入りながらアイスクリームを食べられるのが魅力的な場所やちゃね。
カフェモーツァルト
そんで、街の中心部で、宇奈月総湯の隣りにある「カフェモーツァルト」にもケーキがあるちゃね。宇奈月は毎年9月に「宇奈月モーツァルト音楽祭」がやっとることもあって、その中心がこちらになるちゃ。音楽祭の由来は「宇奈月はザルツブルクと似ている」というところから来ているらしいちゃ。
賞味期限10分のアルペンチーズケーキ
そんで最後に紹介するのは、富山地方鉄道の宇奈月温泉駅構内で2019年からオープンしている「アルペンチーズケーキ」やちゃね。
体温で溶ける雪のようなチーズケーキでよぉ、濃厚なチーズの甘みを楽しむことができる宇奈月の新名所やちゃね。ここはカップルで訪れる客も増えてきとって、結構若いお客さんに好評ながいちゃ。
この他には、手作りロールケーキの「Holo屋」、豆腐ソフトクリームや手作り豆腐ケーキの「とうふ＆スイーツの店 やまとや」、菓子パンとかある「カフェベイクド焼」など、様々な店があるちゃね。
こういうのがいろいろ揃っている中では、さすがに宇奈月明嶺ちゃんも「甘いお菓子は苦手」とか言っとられんちゃね！
変更の本質は「宇奈月のアピール」やちゃ
これらを振り返ってみたら、今回の変更に関しちゃ、やはり宇奈月をアピールするために、より宇奈月に根ざしたプロフィールに改善したと考えるのが適切やちゃね。
一部では「フェミニストへの当てつけ」とか「喧嘩を売ってる」とか見られるがいど、以前から温泉むすめについてよぉ、メールなどで宇奈月温泉の観光局とやり取りしている身としては、ほとんどそういうのは考えてもないし、眼中にもないというもんやろう。これらは本質やないちゃね。
まあ「勉強」「甘いお菓子」が苦手というのちゃ、宇奈月の歴史を学ぶのが苦手とか、地元のスイーツを食べられない…と誤解される可能性はあるし、そういうのやったら、宇奈月明嶺ちゃんが他の地域の温泉むすめのように、熱烈に愛されていくのか…といったら、ちょっこし引っかかってくるところであるやろう。
そういうように考えたらよぉ、今回の変更ちゃ、宇奈月明嶺ちゃんがより宇奈月温泉に根ざしていくという意味が込められてて、素晴らしい変更やないかとオラは思うちゃね。
「宇奈月温泉事件なんて誰も知らないじゃん！」「ネガティブなものを売りにするとか変」みたいに言う人も見かけたがいど、地元の人にとっては、地元の学校から近いところに「うなづき友学館」があって、そこで日常的に木管を見たり、資料を見たりできるわけやし、地元の小学生やったら、社会科で学ぶような出来事やったりするしのう。
まあいろいろ書いてきとるがやけど、宇奈月温泉ちゃ、とっても魅力的なとこながいちゃね。みなさん、宇奈月明嶺ちゃんに会いに来て、宇奈月温泉の魅力にどっぷり浸かっていただきたいのう。
みなさんのお越しを待っているちゃ。
あと、シャニマスP（摩美々＆雛菜担当やけど）としては、宇奈月明嶺ちゃんのCVが大崎甘奈役の黒木ほの香さんながで、設定変更により、新たに声を入れていただけると嬉しいちゃね。
「めっ！権利の濫用はダメなんだからね！みんな仲良くだよ☆」
…とか喋ってくれんかのう。
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