こないだタイのゲーン・キャオ・ワーン(グリーンカレー)を作ったがで、それと並んで代表的なタイのカレーを作ってみたじゃ。
タイが誇る世界一美味しい料理
今回はゲーン・マッサマン(マッサマンカレー)やちゃ。
タイを代表するカレーの一種で、16世紀にアユタヤ王朝に訪れたペルシャの使者や貿易商の影響を受けて、タイの中部で生まれた料理らしいちゃ。あるいはアラブの商人によって、タイ南部で生まれた説もあるちゃ。マッサマンは、ペルシャ語由来で「イスラム教徒」の意味があるらしくて、イスラム教の戒律に従ったカレーがポピュラーながやと。
ムスリムから伝来した料理ということで、多様のスパイスを使用されてて、カレーのポピュラーなスパイスであるシナモン、ターメリック、クミン、クローブなどといったスパイスが入っているがやけど、タイではポピュラーなココナツミルク、ナンプラーなどが加わって、いかにも「文化融合」を感じさせられる料理やちゃ。
そんでよぉ、どうやらCNNインターナショナルのサイト「CNNgo」による「世界で最も美味な料理ランキング50」で、マッサマンカレーが1位に選ばれとるちゃ。
材料(4人分)
鶏むね肉(もも肉も可)(一口サイズ) 300g
じゃがいも(一口サイズ) 3個
玉ねぎ(輪切り) 3/4個
カシューナッツ 50g
ココナツミルク 400ml
水 800ml
サラダ油 大さじ1
塩 適量
ナンプラー 適量
パクチー 適量
ローレル 1枚
・ペースト
玉ねぎ(みじん切り) 1/4個
レモングラス(みじん切り) 2本
タマリンド(みじん切り) 1個
おろしにんにく 大さじ1
おろししょうが 大さじ1
唐辛子 2個
シナモンパウダー 小さじ1
カルダモン 4個
コリアンダーパウダー 大さじ1/2
ターメリックパウダー 小さじ1
クミンパウダー 小さじ1
作り方
カレーペーストの材料を全部ブレンダーに入れて、ペーストにするちゃ。

カシューナッツを乾煎りで焼き目をつけて、いったん取り出すちゃ。

鍋に油を入れて鶏肉を炒めて、焼き目がついたら一旦取り出すちゃ。

鍋にペーストを入れて火をつけるちゃ。香りが漂ってきたら、水、ココナツミルク、ローレルを入れて温めるちゃ。

温めたら、ジャガイモ、鶏肉、カシューナッツ、玉ねぎを入れてよぉ、沸騰したら弱火で30~40分煮込むちゃ。
ジャガイモが柔らかくなったら、塩コショウとナンプラーで味を調整するちゃ。
最後にカレーを盛り付けして、パクチーを飾って完成やちゃね。
雑感

うむ…これはマジで美味いやつやちゃ…。
まず、辛味スパイスをあまり入れてないがで、辛いのが苦手な人でも全然平気なカレーやし、その割には風味がきっちり出ているがで満足感が高いちゃ。カレースパイスがインドカレーのそれやけど、タイらしさを演出するナンプラーが効いているのがミソやちゃ。それによぉ、カシューナッツが結構アクセントになっていて、食べ飽きることがないようになっとるのがいいのう。
ゲーン・キャオ・ワーン(グリーンカレー)は、青唐辛子から出ている酸味がないと美味しくないから、どうしても激辛料理でないと味わえなかったりするがやけど、マッサマンはその心配はなく、辛いのが好きな人はチリパウダーを追加すればいいがで、人それぞれの辛さ適正に合わせやすいとも言えるやろう。
いやあ、これは本当においしかったじゃ…。

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