【第34節】ガイナーレ鳥取 – カターレ富山[レビュー] / 選手交代が考えもんやったじゃ…

4試合勝利がなく足踏みが続いとるカターレはよぉ、アウェイのAxisバードスタジアムでガイナーレ鳥取と対戦したじゃ。

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フォーメーション

カターレのスタメンやけど、久々に碓井聖生と井上直輝がスタメンに名を連ねとるちゃね。途中出場がメインだった2人やけど、ここに来てスタメンに抜擢されたじゃ。そんで右のコンビは松岡大智と大山武蔵やちゃ。ベンチにはマテウス、松本孝平が戻ってきとるちゃ。

ガイナーレ鳥取は前節とメンバーは変わってないちゃ。ベンチには元日本代表の長谷川アーリアジャスールが入っとるちゃね。

試合を振り返るちゃ

両サイドから揺さぶりをかけるちゃ

立ち上がり20秒で松岡大智が惜しいシュートを放っていてよぉ、試合の序盤はカターレが優勢に動いていたじゃ。

立ち上がりからカターレが良かったがやけど、その中でも井上直輝と松岡大智のプレーが際立って良かったがやね。右サイドが主にボールを持っていって、ゴール前を打開していこうという狙いながやけど、松岡大智は右サイドから中央へ切り込んでいく動きをしていって、大山武蔵が縦へ切り込んでいったじゃ。

対面にいる選手が、鳥取の攻撃の柱であり、前節の松本山雅戦では2ゴールを決めている小澤秀充ということもあってか、右サイドからガンガン攻めていこうとするのは理にかなっているちゃね。

サイドチェンジから2ゴールやちゃ

押し込んでいる展開でよぉ、23分にゲームが動くちゃ。

セットプレーでチャンスを得たカターレはよぉ、こぼれ球を松岡大智が拾うと、左サイドへサイドチェンジしたらよぉ、前線で残っていた神山京右が残っていて、そのままクロスを入れると、最後は碓井聖生が得意のボレーを決めて、カターレが先制ゴールを決めたじゃ。セットプレーからやったがやけど、サイドチェンジから上手くゴールできたじゃ。

セットプレーで先制ゴールを決めたカターレやけど、38分に右サイドから松岡大智のサイドチェンジから、今度は吉平翼が粘って折り返すと、最後はゴール前へ飛び出してきた末木裕也が決めて追加点やちゃね。

今回は流れからのゴールやけど、先制ゴール同様にサイドチェンジからのゴールやったじゃ。サイドの揺さぶりに強くないチームに対して、サイドチェンジで揺さぶりをかけるとよぉ、中央でできたフリーの選手が決めるという流れながやちゃ。カターレとしては5バックを上手く横で揺さぶりながらゴールを決められたのう。

軽率な守備で失点するちゃ

このあたりからガイナーレ鳥取もショートカウンターから攻撃を仕掛けられるようになってきたじゃ。カターレとしては耐えどころやちゃね。

ただ、42分によぉ、ショートカウンターから攻めてきた鳥取が、松木駿之介が溜めを作って左サイドへパス。そして攻撃の核である小澤秀充がドリブルからクロスを上げると、最後は三木直土がゴールやったじゃ。

これ、非常に安すぎる失点やったじゃ。左SBの安光将作がポジションから離れて、クロスボールの対応を誤ってしまっとるのう。今シーズンの安光は、守備面も割と安定してきとって、攻守ともにカターレに欠かせぬ活躍で、チームMVPクラスの活躍をしてきとったがやけど、ここで大きなミスになってしまったじゃ。この失点は大きな影響があったのう。

前半は2-1でカターレがリードやちゃ。

攻撃的な交代策を取ったがやけど…

後半は鳥取の流れやったのう。

前半から躍動していた井上直輝と松岡大智の運動量が落ちてきたのと、井上へボールが行かないように徹底的に分断を図ってきた鳥取が持ち直してきとったのう。そんでよぉ、カターレの右サイドの勢いが弱まってきたところで、前半は大人しかった小澤秀充が積極的に仕掛けられるようになってきとったじゃ。

そして、65分にカターレは選手交代していくちゃ。

カターレは2トップを変えて、ガイナーレ鳥取は右WGとCFを交代させたがよ。

この交代に関しては、カターレはあまり効果を発揮することはできず、逆に鳥取は田中恵太の右サイドの攻撃が活性化していったがで、鳥取の方が流れを強める結果になってしまったやろう。井上直輝に代わってボールの収めどころになるはずの松本孝平が機能しなかったのと、マテウスのスピードを活かすシーンを作れなかったのが悔やまれるちゃね。

そして両チームは再び選手交代するちゃ。

今度はカターレは吉平翼と松岡大智を下げて、伊藤拓巳と髙橋馨希を起用するちゃ。ガイナーレ鳥取はシャドーの2人を下げて、東條敦輝と元日本代表の長谷川アーリアジャスールを起用したがよ。

この交代に関しても鳥取の方が効果的やったと言えるやろう。東條の積極的な突破と、長谷川アーリアジャスールのベテランらしいためを作ったプレーが効果的でますます攻勢に出ていったがよ。対するカターレに関しては、ボールキープできる髙橋馨希は一定の効果はあったがやけど、左で起用された伊藤拓巳が得意のドリブルを発揮するシーンを全く作ることができず、交代はハズレやったと言わざるを得ないちゃ。

ATで痛恨の失点やちゃ

それでもカターレは、ラインを下げながらも、きっちりゴール前を引き締めて、失点を防いでいたがやけど、80分に大山武蔵が足を攣って交代を余儀なくされて、脇本晃成が入ったがよ。

ただよぉ、その後に両セントラルハーフの末木裕也と河井陽介も足を攣ってしまうというアクシデント見舞われてしまったがで、結局は髙橋馨希が中央に入って、前線にいたはずのマテウスが右サイドに入るという、緊急事態になってしまったじゃ。状況が深刻な河井陽介が前線にいる状態にせざるになってしまったのう。

実質9人で戦っている状態に近いカターレは、ラインがズルズル下がってしまって、もはや塹壕戦のような状況になっとったがよ。それでも鳥取の攻撃をギリギリで防いでいたがやけど、ATに入ったところでよぉ、田中恵太のクロスボールへの処理を手間取った神山京右が、相手MF高柳郁弥に割り込まれてしまって、そのままゴールを決められてしまってよぉ、同点に追いつかれてしまったじゃ。

GKとDFの間に、鋭い高速クロスが入ってきたし、しかも高さ的に微妙なところやっただけに、かなり対応の難しいボールやったと言えるやろう。田川知樹がパンチングでボールを外に出すのが理想的やし、神山もダイレクトでクリアをするのがベターやったと言えるけど、正直相当難易度の高いプレーながで、オラとしては責められないと感じるちゃ。

試合は残念ながら2-2で引き分けやちゃ。

総評

久々の碓井のゴールはポジティブやちゃ

まずはポジティブなところからやけど、やはり碓井聖生が久々にゴールを決められたのが大きいやろう。

カターレにおいては、碓井がピッチにいるかどうかで明確に得点数が異なっていることもあったし、一時期碓井以外がゴールできない状況もあっただけに、カターレの選手の中では最も厳しくマークされる選手だっただけに、結構長い間ゴールができない状況になってしまうのは、ある意味で必然的やったと言えるやろう。

ただ、僅かな隙でもきっちり決めてこそ、エースストライカーながで、久々にボレーできっちり決められたのは大きかったじゃ。カターレの中では最もシュートがうまい選手で、いるだけでゴールの予感がする選手だけあって、途中出場やなくて、スタメンで出場して試合終盤まで出場するのが原則であって欲しいと思っただけに、スタメンで出場した試合できっちりゴールを決められたのは、今後4試合に向けて、ポジティブな出来事やと言えるちゃ。

そして、井上直輝のパフォーマンスも素晴らしかったしのう。彼もまた重要な選手であることを証明できた試合やと言えるちゃ。

交代策の是非は?

ただよぉ、最大の争点になるのは、やはり「選手交代の判断」やと言えるやろう。

前半から相当ハードなプレーを繰り広げていた井上直輝と松岡大智の2人は、早い時間帯での交代は致し方ないところはあるがやけど、足を温めながらプレーしていた碓井聖生と、基本的にフル出場が多い吉平翼に関しては、どちらかはピッチにずっといてもいいくらいやといえるちゃ。

そんで相次いで足が攣って、試合終盤は実質9人でプレーしとるような状況になってしまったことやけど、攻撃の選手で3人で抑えていたら、中盤が機能しなくなってズルズル下がるのを防げたと考えられるがで、やはり攻撃に比重を置きすぎた交代ではなくて、負荷が大きい両サイドのどちらかは西矢が入っていた方が良かったやろう。

攻撃的な交代の判断は、まさに「追加点を奪うため」であるのは明確やし、それはそれで理解できるところではあったがやけど、あまりにも比重が大きすぎるがで、坪川潤之や瀬良俊太といった、泥臭いプレーでチームを引き締めるくらいの選手は、やはり帯同させていくべきやないかとオラは感じたのう。

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この記事を書いた人

とれぱん先生のアバター とれぱん先生 ブログ管理人

富山県の入善町に在住やちゃ。
2019年までプレーしていたハンガリー代表GKガボール・キラーイを応援しとったがいちゃ。今は地元のJリーグチーム、カターレ富山を中心に、いろんなスポーツを見とんがよ。バレーボール(KUROBEアクアフェアリーズ)、ハンドボール(アランマーレ富山)なども応援しとって、最近はクリケットもチェックしとるちゃ。料理、ギター、イラスト、温泉・サウナめぐりなども好きやちゃ。やわやわと頼んますちゃー

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