北陸では珍しい「ラドン含有」の温泉！湯川温泉「龍王閣」へ行ってきたじゃ

2020年8月27日2021年1月16日

日曜日に氷見に用事があったがよ。

そんでよぉ、えらい暑いがで風呂入らんとやっとれんがで「北陸湯めぐりパスポート」を見て、どっか風呂ないかと思って探しとったがよ。

氷見やったら「氷見温泉総湯」「有磯の湯」「磯波風」があったがいど、前２つはオラは行ったことがあったがで、磯波風かと思ったがいど、なんのせ朝早かったもんで、行こうと思ったがいどやっとらんだがやね。

そこで考えたのは「石川県とかどうけ？なかなか行けそうにないがで、この機会に行かんなんまい」と思って石川県にしてみたがよ。

そんで選んだのがここやちゃ。

「北陸では珍しい！ラドン含有の源泉かけ流し」

温泉のこととかオラ全然わかってないがやけど、なんかすごいじゃ。「ラドン含有」ながやぜ。北陸ではえらい珍しいがやと。それも山の中にあるがやと。

ひみ番屋街から北へ31kmもあるとこやちゃね。そこまで海沿いの道を使って、北へ車を進めていったがいちゃ。

一車線通行の狭い道とかも進みながらも、到着したのがここながいちゃ。

これは秘境感あるちゃ。本当に周りに何もないにか。食べるところもなかなか見つかりそうでもない山の中やにか。えらいとこに来たもんやぜ。

玄関まで行ってみたら「ありがとうございます」と出とるがやね。そこは「いらっしゃいませ」やないかと思うところやけど、これはインパクトあるちゃ。

入り口もレトロ感あってたまらんちゃ。

そこでご主人が来たがよ。

ご主人「いらっしゃい。風呂入ってか？」
とれぱん先生「大人二人頼んちゃ。湯けむりパスポート持ってきたがいちゃ」
ご主人「待っとって。ハンコ押すちゃ」

…という感じに会話進んでいくがよ。そしたらよぉ…

ご主人「どっから来たが？」
とれぱん先生「富山から来たがです」
ご主人「富山のどこけ？」
とれぱん先生「入善やちゃ」
ご主人「入善けぇ？黒部から来たもんおるわ。あと山梨とか」

このなんとも言えない空気感で話進んでいくがいちゃ。暑くて早く風呂入りたいがやけど、本当に人懐っこいご主人やちゃ。

ご主人「待っとって。メモで書いておくわ」
とれぱん先生「これは新型コロナのことで指導受けとるがですか？」
ご主人「なもなも。湯めぐりパスポート使ってきたもんがどこから来とらかーか知っときたいがよ」

ちょっこし腰抜けそうになったじゃ。

ご主人「2人で600円ね」
とれぱん先生「1万円でお願いしますちゃ」
ご主人「あいよ。えらいでかいの出すぜ？細かいがないがけ？」
とれぱん先生「（1100円を出して）これでお願いするちゃ」
ご主人「この100円何なが？」
とれぱん先生「お釣り500円玉で返してくれたら楽やないかと」
ご主人「何この100円？これはチップながけ？」

まさかの返しで更に腰が抜けそうになったじゃ。

そんでお喋り好きのご主人の温泉に関する説明をいろいろ受けて、風呂場へ行ってみたじゃ。

棚はこれだけながよ。シンプルにかごは8個だけしかないちゃ。

ご主人が持ってきたと思われる鍾乳洞石やちゃ。これはきれいやちゃ。

そんでご主人が書いたと思われる説明文やちゃ。風呂の中に湯の花が浮いとんがやと。早速入ってみるちゃ。

洗面台はわずか３つやちゃ。シンプルな作りやちゃ。今どきの温浴施設とは違う、レトロな感じが出とるちゃね。ここで身体を洗ってからよぉ、風呂に入ってみたがいちゃ。

風呂は3人入ったら満員になるくらいの広さしかないちゃ。まさに「秘湯」という感じやちゃ。お風呂と洗面台だけのシンプルな構造ながいちゃ。下からはお湯が出てきとるちゃね。

お風呂の泉質みたいのはオラは全然知識ないがで説明もしようがないがやけど、ここの湯は「しょっぱ苦い」がよ。シャワーからしてしょっぱい感じがしたがやけど、お湯はもっとしょっぱくてよぉ、全く加水もしてないのが感じられるがよ。ちょっと長く入っとると、軽くのぼせてくるちゃね。肌に染み渡っていく感じが、他の温泉とは違ってくるちゃ。

まさしく「濃厚」な温泉ながいちゃ。

シンプルながやけど、泉質にえらいこだわっとるすごく感じられる温泉やちゃ。夏に入ると汗が更に出てくるような気はするがいど、冬にこの温泉にいったら、えらい温まるがやろうと感じさせられたじゃ。

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龍王閣は事業承継者を募集しとるみたいやちゃね。

ここのおじちゃんは、温泉に関するこだわりの強い方で、泉質にしても、メンテナンスにしても、えらい気をつかっとるがやね。塩素も全く使わんみたいやし、機械の掃除も頻繁に分解して行っているみたいやちゃ。「設備ではなくて温泉を楽しんで欲しい」というこだわりが強いがやね。オラにとってはこのレトロな設備もすごく好きながいど、入ってみるとかなりインパクトの強いお湯やったじゃ。

そんなこともあってか「ホンモノの温泉」を求めて、龍王閣に連泊する人もおるみたいやちゃね。奥さんの郷土料理も美味しいと評判らしいちゃ。

みなさん良かったら行ってみられ。

この記事を書いた人

とれぱん先生ブログ管理人

富山県の入善町に在住やちゃ。
2019年までプレーしていたハンガリー代表GKガボール・キラーイを応援しとったがいちゃ。今は地元のJリーグチーム、カターレ富山を中心に、いろんなスポーツを見とんがよ。バレーボール（KUROBEアクアフェアリーズ）、ハンドボール（アランマーレ富山）なども応援しとって、最近はクリケットもチェックしとるちゃ。料理、ギター、イラスト、温泉・サウナめぐりなども好きやちゃ。やわやわと頼んますちゃー