【第16節】北海道コンサドーレ札幌 – カターレ富山[レビュー] / 5バック変更について考察するちゃ

前節は大分トリニータに1-1で引き分けたカターレはよぉ、アウェイの大和ハウスプレミストドームで北海道コンサドーレ札幌と対戦やちゃ。

目次

フォーメーション

試合は逆転負けやちゃ

試合の立ち上がりはよぉ、札幌の方が攻勢に出ていたじゃ。

カターレは執拗なハイプレスに特徴がある古川真人を起用していることもあって、前線からガッツリとプレスかけていたじゃ。直近の札幌は最終ラインでのミスが多いこともあって、久々やけど古川の起用は理にかなっているやろう。

ただよぉ、札幌の立ち上がりは至って冷静やったのう。古川のプレスを躱しながら、ポジションを自由に動き回る田中克幸に、右サイドから突破を図る近藤友喜にボールを集めて、ハイラインを敷いているカターレの守備の裏を狙っていっとったじゃ。この攻撃はかなり効果的やったがで、序盤のしばらくの時間は札幌のペースやったのう。

20分くらいの流れから、だいぶカターレが自らボールを持って攻め込むことができるようになってきたじゃ。

古川真人の献身的なプレーがハマりだしてきて、札幌のポゼッションを滞らせることに成功したじゃ。インターセプトがかかりだしてきて、ゴールに迫る展開になってきたじゃ。

そしたら、44分に平尾駿輝のゴールキックからの展開で、相手守備陣の高嶺朋樹と髙尾瑠の連携ミスを突いた伊藤拓巳がボールを奪って中央に折り返すとよぉ、最後は碓井聖生が左足でシュートを決めてカターレが先制点をあげたがよ。前半は1-0でカターレリードやちゃ。

後半は札幌ペースでゲームが進んで、スパチョークと近藤友喜の突破を軸に両サイドを制圧していったがよ。古川真人がプレスで相手のビルドアップを鈍らせようとしたがやけど、後ろの選手がついてこないで間延びする状態になっとったがやね。そんで札幌のサイドを大きく展開して揺さぶっていく攻撃に対して、カターレも最終ラインもスライドができなくなっとって、かなり厳しい状態になったじゃ。57分の近藤友喜から田中克幸のシュートをポストに直撃してヒヤッとしたもんやちゃ。

そして、61分にカターレが動いて、布施谷翔、河井陽介、松田力の3人を起用して、システムを[5-4-1]に変更したがよ。同時に札幌もジョルディ・サンチェスを下げて、シエラレオネ代表のアマドゥ・バカヨコを起用するちゃ。

この両チームの交代が成功したのは、札幌やったじゃ。

中盤で札幌が末木からボールを奪うと左サイドに展開するがよ。そんで青木亮太が斜めのパスを入れたところで、ゴール前で混戦になって、途中交代のアマドゥ・バカヨコが長い脚を振り抜いて、札幌が同点ゴールを決めたがいちゃ。

このあとは両チームとも一進一退の展開になって、どっちが決めてもおかしくない状態になったがやけど、92分に札幌がゴール前でのフリーキックをゲットすると、青木亮太がこれしかないと言わんばかりの美しいフリーキックを決めて、札幌が逆転したがよ。これで札幌が2-1で逆転勝利やちゃね。

雑感

今回は雑感を長めに取るちゃ

61分のシステム変更について

カターレはよぉ、61分にシステムを変更するがやね。

今回はこれがターニングポイントになったじゃ。古川真人、竹中元汰、伊藤拓巳の3人を下げて、松田力、河井陽介、布施谷翔の3人を入れてよぉ、システムを[5-4-1]に変更したがいちゃ。

システム変更前の展開

システム変更前の展開を振り返るちゃ。

とにかく札幌のサイド攻撃がかなりきつかったじゃ。主に左サイドで展開していて、スパチョークの突破や田中宏武のクロスで展開しとったがやけど、その後に青木亮太の高精度のサイドチェンジから、近藤友喜が仕掛けるという展開で、正直かなりキツイ状況やったのう。特に左SBの濱託巳が前半から近藤友喜とやり合っていたこともあって、結構崩されていて厳しい展開やったじゃ。

両サイドのウイングバックをピッタリとつかせるようにしたじゃ。右サイドの西矢というよりも、札幌の近藤友喜が前半から破壊力を存分に発揮していたがで、左サイドを濱託巳だけではなく、布施谷翔と2人がかりで守る…みたいな感じになっとったのう。

この交代によって、札幌のサイド攻撃が若干減っていき、逆にカターレが敵陣に攻めるようになっとったがで、一応交代の効果は出ていたと言えるやろう。

失点はシステム変更と無関係

しかし、68分に失点してしまったがいちゃ。

この失点については、システム変更となにか関係あるか…と思うところやけど、オラとしては「あまり関係ない」というのが正直なところやちゃね。札幌の縦パスに対して、末木裕也がインターセプトを試みたところを、ボールを上手くコントロールできなかったところから、陣形を整える前に速攻で決められてしまったがで、システム変更の問題とは言い難いところやろう。

末木が上手くボールをカットしきれれば、カターレの方が追加点のチャンスはあったと思うがいど、そこを上手くできなかったのは、末木にとっては悔やまれる試合やったんやないかとオラは思うちゃ。

古川を引っ張ってもよかったのかのう?

システム変更に関する是非は、オラはちょっこし判断しかねるのが正直なところやのう。

それよりも、まだまだ献身的なハイプレスを繰り返していた古川真人は、もう少し引っ張った方が良かったのかな…とオラは感じるちゃね。古川の疲労よりも、古川と連動してセカンドプレスに入っていた松岡大智の方が、疲労が目に見えていただけに、大智の方が先に下げた方が良かったのかもしれんちゃ。大智はガス欠気味でポジションに戻りきれてないシーンが多々あっただけに、[5-4-1]は機能しきれなかったように思えるちゃ。

ただ、古川を残しつつ戦っていくとなると、また難しい話やちゃね。古川がセンターフォワード以外のタスクもきっちりできるようなら、サイドの蓋閉め役になってもらう手もあったと思うがやけど、そこまでの引き出しを用意する時間もなかったと考えられるやろう。

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この記事を書いた人

とれぱん先生のアバター とれぱん先生 ブログ管理人

富山県の入善町に在住やちゃ。
2019年までプレーしていたハンガリー代表GKガボール・キラーイを応援しとったがいちゃ。今は地元のJリーグチーム、カターレ富山を中心に、いろんなスポーツを見とんがよ。バレーボール(KUROBEアクアフェアリーズ)、ハンドボール(アランマーレ富山)なども応援しとって、最近はクリケットもチェックしとるちゃ。料理、ギター、イラスト、温泉・サウナめぐりなども好きやちゃ。やわやわと頼んますちゃー

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