16日のルヴァン杯2回戦で、見事名古屋グランパスに勝利したカターレやけど、レビューを書く前に2つほど触れておくちゃ。
PK戦は最初の武颯が失敗したがやけど、あとはカターレのキッカーが全員成功したがよ。名古屋のキッカーは4人目の宮大樹のPKを田川知樹がストップして、最後の7人目の佐藤瑶大が外してしまって、カターレが勝利したがやね。
カターレが決めたPK全部素晴らしかったがやけど、中でもやはり5人目の亀田歩夢と6人目の田川知樹のPKについて触れないといけんやろう。
5人目で出てきたというだけでもすごいがに、そこでリフティングをするとは、えらい余裕やにか。
そのリフティングで、相手の名古屋サポからちょっとブーイングが出ていたがやけど、こういう度胸は本当にいいのう。気持ちが据わっているというか、この一つの動作で周りの空気を動かしているかのような感じがたまらんちゃ。
で、そこでやったのがパネンカやちゃ。
パネンカというのは、PKのときにゴール真ん中に向かって蹴っていくチップキックやちゃ。PKは通常はなるべく強いボールで左右に蹴っていくのが一般的やけど、そこで相手が左右に向かって飛んでいくところを、相手GKを欺くようにチョンとシュートを入れていくがやね。
これは1976年に行われた欧州選手権決勝でよぉ、当時のチェコスロヴァキア代表だったアントニーン・パネンカが決めたことで有名になったがいちゃ。当時の世界最高のGKだったゼップ・マイヤー相手に決めたがやけど、このシュートに興奮した実況が「パネンカ!パネンカ!」と連呼したことによって、このチップキックはパネンカと呼ばれるようになったがやと。
しっかし、これを18歳の亀田歩夢が5人目のキッカーとして決めるとは、本当に驚くばかりやちゃ。
そして、田川知樹のPKついてやちゃ。
えーっと…これはGKがやるキックやないちゃ。
そもそもPKでこんなキックする人、普通おらんちゃ。
あまりにも強烈過ぎて、相手GKが全く反応できてないにか。パネンカでさえずっこけてしまったがやけど、これはシュートが決まった瞬間に持っていたお茶を噴き出してしまったじゃ。
おそらく田川は「自分はこれ蹴られたら絶対に止められないボール」だと思っていて、あの超強烈シュートを蹴ったと思うがいど、あれをこの状況下で蹴ってしまうとは、本当に強心臓やちゃね…。びっくりしたじゃ。
次は試合を振り返るちゃ。

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