後編やちゃ。
前編はこちらやちゃ。
後半を振り返るちゃ
後半開始からセットプレーの連続…
後半開始してよぉ、松本山雅が右サイドの安藤翼を下げて、今月にガンバ大阪から育成型期限付きで加入したFW中村仁郎を起用してきたがいちゃ。左足を得意としたウイングで、突破を持ち味とするアタッカーやちゃね。
追いつきたい松本山雅は、両サイドから突破を図ろうとして、サイドからの侵入を試みてくるのう。ウイングと連携しながら安永玲央が切り込んでいったりと、なかなか厄介な攻撃を仕掛けてきたがやけど、カターレの守備陣はきっちり対応して、しっかりクリアしていくちゃ。
ただ、48分のコーナーキックでは、ニアサイドにいた中村仁郎がシュートを放って、このボールが枠にヒットしてヒヤッとした場面があってよぉ、3回連続コーナーキックになるなど、セットプレーでは厄介な状況が続いとったのう。
素早いリスタートから追加点やちゃ
松本のセットプレーを凌いだ直後、カターレはゴールキックから再開すると、試合がすぐに動いたじゃ。
ゴールキックからの展開で左サイドに抜け出そうとした布施谷翔を、松本山雅の中村仁郎が倒したところからリスタートやったがよ。ここで松本山雅が審判のところに目を向けているときによぉ、とっさの判断で安光将作がリスタートして布施谷翔が抜け出すと、フリーでクロスを入れるがよ。そこでゴール前で一度もつれるがやけど、粘ったマテウスが横パスをすると、最後は髙橋馨希が決めて追加点やちゃ。
これは本当に痛快なゴールやちゃ!
前半からコーナーキックやらロングスローやらで、やたらと止まっている時間が長くて、JFAが「アクチュアルプレーイングタイム(実際のプレー時間)を長くしよう」と言っとるのをガン無視したようなサッカーをずーっとやっとる松本山雅に対して、素早いリスタート1発で仕留めるのは、なかなか香ばしいものを感じたじゃ。
試合が止まっている間でも戦う姿勢を崩さずに、常にゴールを狙っている姿勢があってこそ、このゴールが生まれたと言えるやろう。泥臭いけどこれは素晴らしいゴールやちゃね。
カウンターから次々とチャンスを演出するちゃ
2点差をつけられた松本山雅は、失点に関与した守備陣の宮部大己と樋口大輝を下げて、野々村鷹人と藤谷壮を起用して、更に攻撃陣は滝裕太を下げて村越凱光を起用して巻き返しに図るちゃ。
ただ、攻め急ぐようになった松本山雅に対して、カターレはしっかりと中盤を引き締めてショートカウンターを狙っていくちゃ。疲れが見えてきた佐々木陽次を下げて、碓井聖生を起用して、更に追加点を狙っていくがよ。松本山雅は全体の統一感がますますなくなってきて、中盤が間延びしていってよぉ、カターレの方がチャンスを作っていたのう。
終盤になると、松本山雅はサイドからの仕掛けとロングボールを多用するようになってきたがで、カターレは大山武蔵を下げて、脇本晃成を起用していって高さの対策を取っていくちゃ。そして、ガブリエル・エンリケも下げて、前節は途中交代でセントラルハーフでプレーしていた井上直輝を起用していくがよ。こうやって全体の強度を下げないで、なおかつオープンになってきた展開で更に追加点を狙っていくがよ。
井上直輝の今季初ゴールでトドメやちゃ
そして、試合終了間際になって、試合がまた動くちゃ。
自陣でボールを奪ったカターレやけど、井上直輝のところにボールが渡ったらよぉ、右サイドへ流れていった髙橋馨希へパスを出したがやね。そこからセオリー通りにエースの碓井聖生にラストパスを出すがやけど、試合終盤に果敢にシュートを放っていただけあって、松本山雅の選手が3人も引き付けられとるがやね。そこでよぉ、井上直輝が中央に走ってきて碓井はラストパス。最後は井上直輝がきっちり決めてダメ押しやちゃね。
献身的に動き回り、ゴール前までも走り切る井上直輝のらしさが出たプレーやったじゃ。元々アタッカーやし、カターレでもシャドーで起用されることが多かったがやけど、前節途中でセントラルハーフで起用されてからまずまず良いプレーを見せていたがやね。そこで中盤できっちりパスを出してから、自らも走りきって決めるとは素晴らしいちゃ。
これでカターレは3-0で松本山雅に完勝やちゃ。
総評
前回敗戦の課題をクリアしとるちゃ
前回のアルウィンでの松本山雅との対戦の頃に「こういう試合を負けにしてはいけない」と厳しく書いたがやけどよぉ、ちゃんとしっかり戦えば、しっかり勝てる試合であったことが改めてわかったと思うちゃ。
松本山雅に対してかなり辛口になってしまうがやけど、このチームは非常に間延びしやすくて、チーム全体の連動性が乏しくて、浅川隼人の決定力を軸に個の能力で勝ってきたチームであり、チーム自体の完成度は高くないがで、正直なことを言うと10位くらいで低迷しているのは、至極当然かと思うちゃ。カターレの先制した安光のゴールのようなチームで高い質を持った崩しは、おそらくあのチームにはできないやろう。
それゆえに前回の対戦時では、1-3で負けるようなゲームにしてしまうのは、カターレが不甲斐ないと言わざるを得なかったじゃ。あの対戦は、松本山雅が勝利をもぎ取ったというよりも、勝手にカターレが自滅したというくらいの試合やったがで、正直「こんな試合しとったら昇格できるわけないがやぜ」と強く言ったもんやちゃ。
致命的なミスをしないのはもちろんやけど、カターレは最後まで規律を持ってしっかりプレーできとったし、隙のないゲームができていたがで、前回対戦時よりも成長した姿を見せられたんやないかとオラは思うちゃ。
集中力の差がくっきりと出たじゃ
ただ、今回の試合では、再三のセットプレーでも集中力を切らすことなかったしよぉ、田川知樹がキャッチしそこなったところでも、他の選手が状況をしっかり把握しとることから、満足にシュートを打たせることはなかったがで、セットプレーの守備は非常に良い準備をしてきとるなあと感じたもんやちゃ。松本山雅のセットプレーで厄介なのは、最長身の常田克人と、エースの浅川隼人の動きやけど、彼らにほとんど仕事をさせなかったのは大きかったと思うちゃ。
そんでこの試合の大きなハイライトになった2点目が象徴的やけど、ファールをもらった後の時間でも集中を切らすことなかった姿勢は、本当に素晴らしかったし「いつでも刺しに行ける」という心構えは、本当に大切なことやと改めて思ったじゃ。
松本山雅はコーナーキックやらロングスローやら、やたらと繰り返していたわけやけど、こういうことばっかしやっとるようなチームちゃ、肝心なところで集中力を切らしやすいのかもしれんなーと思ったのう。
オラにとっては本当に痛快なゴールやったじゃ。
本当に真価を試される試合は、次節の3位アスルクラロ沼津との対戦やないかとオラは思うちゃ。前回は愛鷹で0-1で負けとるし、昨シーズンはシーズンダブルを食らっとるだけあって、カターレにとっては厄介な相手には間違いないがやけど、必ず乗り越えることを期待するちゃ。
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