【第21節】カターレ富山 – FC琉球[レビュー・後編] / 後半に畳み掛けて圧勝やちゃ

さて続きやちゃ。

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フォーメーション

後半に琉球がメンバーチェンジするちゃ。

FWの岩本翔と3バックの一角の森侑里を下げて、野田隆之介と高木大輔の2人のFWを起用していくちゃ。あまり機能してなかった3バックを諦めて、後半からは[4-3-3]にシステム変更したじゃ。

後半を振り返るちゃ

琉球への対応を迫られるちゃ

後半の立ち上がりやけど、後半からシステムを変えてきた琉球への対応に迫られる立ち上がりやったじゃ。

まずビルドアップの形からして変化しとったがやけど、中盤の岡澤が下がってボールを受けることでリズムを作って行ってたのう。岡澤へのパスコースを塞ぐように守備戦術を整備していたカターレやったがやけど、岡澤が積極的にボールを受けるようになってくると、プレスが剥がされるようになってきて、中央を突破されやすくなってきたじゃ。

それでもロングボールを軸にカターレが攻めとったがやけど、48分にペナルティエリア内で西矢慎平が倒されたがやけどファールは取られず、逆にカウンターを食らったじゃ。危うかったがやけど、ここは野田隆之介が枠を外してゴールにならんかったじゃ。

途中交代でギアを上げて先制点やちゃ

琉球が持ち直したがやけど、カターレも左サイドを中心に攻撃を仕掛けていって、両者が攻め合う展開になっとったがやけどよぉ、61分にカターレが動くちゃ。

前半から精力的に動いていたマテウスと椎名伸志を下げてよぉ、碓井聖生と布施谷翔を起用していくちゃ。システムに変更はないちゃ。

交代後のカターレは、両サイドからクロスを入れていっては、クリアボールを拾っていく展開に持っていって、運動量と強度でカターレが勝っていく展開になったがよ。戦況はカターレに傾いてきとったのう。

そしたら、69分に試合が動くちゃ。

神山京右が自陣からボールを運んでいってよぉ、縦パスを入れると碓井聖生がポストプレーで末木裕也へ叩くちゃ。このボールは相手右SB上原牧人とイーブンとなったがやけど、末木が粘りマイボールにすると、すかさずスルーパスを入れるがよ。そしたら、吉平翼が増谷幸祐を躱してゴール前へ侵入して折り返すと、最後はファーサイドから走ってきた布施谷翔が押し込んでカターレが先制やちゃ。

碓井のポストプレーがきれいやなかったがやし、上原牧人にボールを奪われたらカウンターを食らいそうやったがやけど、そこで粘ったことで吉平がフリーになっとったがやね。それで吉平が増谷を躱したところで勝負ありやちゃ。カターレがしっかり崩して先制点やちゃ。

組織的なプレスで間髪入れずに追加点

そして、先制後にすぐさままたゴールが決まるがよ。

まずはバックパスでボールを戻していく琉球やったがやけど、右CBの増谷幸祐まで戻しとるがよ。

そこで増谷に対して、吉平翼が猛ダッシュでプレスをかけていくちゃ。増谷はすかさず中央に流れてきた平松昇にパスを出したがやけど、このパスを末木裕也がインターセプトするとダイレクトでスルーパスを入れるがよ。最後は碓井聖生が冷静に押し込んでカターレが追加点やちゃ。

仕切り直しをしていきたい琉球の出鼻をくじくゴールやったのう。ボール奪取に関わった2人もゴールを決めた碓井ももちろん素晴らしいがやけど、髙橋馨希や河井陽介など、他の選手へのコースを潰していっとるがで、チーム全体で作ったカターレの連動したプレスが活きた素晴らしいゴールやったじゃ。これで2-0ながよ。

完璧な崩しでダメ押しやちゃ

74分になると末木裕也、河井陽介を下げて、松本孝平と坪川潤之を起用するちゃ。トップ下に入って髙橋馨希はセントラルハーフに入り、坪川潤之をコンビを組んでいくちゃ。

84分には、髙橋馨希のボールキープからサイドチェンジしていって、2対1の状況を作ると、西矢慎平が藤春廣輝をひきつけてスルーパスを入れると、布施谷翔が抜け出すがよ。そしたら、布施谷翔が折り返すと、最後はニアサイドに走ってきた碓井聖生が決めてダメ押しの3点目やちゃ。

完璧な崩しやちゃね。きれいなサイドチェンジから、見事にニアを突いてダメ押しながよ。これほど横幅で揺さぶったら、琉球も荒井悠汰が短い時間で存在感を発揮しとるちゃ。

試合は3-0でカターレの完勝やちゃね。

総評

選手層の厚みは夏場のストロングポイントになりうるちゃ

前半はなかなかゴールが決まらんがでやきもきした展開やったがやけど、終わってみればカターレのゲームになったと言えるやろう。昇格候補の一つである琉球相手にここまでの試合をやったのは見事やちゃ。

後半に明らかに出ていたがやけど、カターレは終始高いプレー強度をキープしていてよぉ、琉球相手にでも力強さを発揮した試合やったと言えるやろう。それが顕著に出たのは交代後のパフォーマンスで、琉球は後半の立ち上がりに野田隆之介と高木大輔を起用して、若干盛り返したがやけど、それも立ち上がりの10分程度やったのう。

対するカターレは、前半から執拗に裏抜けしていたマテウスを後半途中まで使ったあとは、決定力の高い碓井聖生を起用して、交代後の3点が決まったように、選手層の厚みで大きな差はあったのかな…と思わされる試合やったじゃ。

カターレは試合終盤によぉ、先日加入したばかりの荒井悠汰を起用していって、僅かな時間でも大きなチャンスを作れたように、ベンチメンバーを合わせた厚みがストロングポイントになりそうやのう。

特に夏場でホームゲームやと、相手チームが更に消耗しやすい季節だけに、今年のやり方やったら、むしろ夏場こそカターレはスパートをかけていかれるような期待感をモテそうやのう。

2019年後半を彷彿させられるちゃ

今シーズンのカターレは「守備は良いけど攻撃はイマイチ」というシーズンやったがやけど、ここ1ヶ月では3ゴールを奪った試合が3試合あって、得点力不足を解消しつつあるちゃね。それも最近ゴール数が伸び悩んでいた碓井聖生が2得点決めたのは大きいのう。

形はそれぞれ違うがやけど、3点ともかなり論理的な崩しをしとるし、再現性は高そうながで、今後も似たようなゴールをなんどか見られる可能性はありそうやちゃ。特に試合が後半になってくると、前半から仕掛けていた裏抜けやサイドチェンジがボディブローのように、あとから効いてくるがで、繰り返しトライすることで、相手の消耗も激しくなってくるやろう。

これは2019年の終盤によぉ、カターレが大量得点を繰り返して、昇格に迫った頃に近いようなサッカーを演じている言えるやろう。今後に向けて非常にワクワクさせてくれる、希望に溢れた試合やったと言えるちゃ。

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この記事を書いた人

とれぱん先生のアバター とれぱん先生 ブログ管理人

富山県の入善町に在住やちゃ。
2019年までプレーしていたハンガリー代表GKガボール・キラーイを応援しとったがいちゃ。今は地元のJリーグチーム、カターレ富山を中心に、いろんなスポーツを見とんがよ。バレーボール(KUROBEアクアフェアリーズ)、ハンドボール(アランマーレ富山)なども応援しとって、最近はクリケットもチェックしとるちゃ。料理、ギター、イラスト、温泉・サウナめぐりなども好きやちゃ。やわやわと頼んますちゃー

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