とれぱんふっとぼーる

とれぱん先生がお送りする、ワールドフットボールブログやちゃ

チャンピオンズリーグ決勝見たじゃ

2016/05/31

毎年のことやけど、チャンピオンズリーグの決勝を見とったじゃ。

大舞台にオペラはテンション上がるちゃ


チャンピオンズリーグのアンセムちゃ、世界的なオペラ歌手のアンドレア・ボチェッリさんが歌ったがやね。7年前でのUCL決勝でも歌っとらっしゃったけど、今回も登場したじゃ。しかも今回選んだ曲は、グラディエーターのテーマ曲である、「Nelle tue mani(Now We Are Free)」ながやね。2009年のUCL決勝でよぉ、マンチェスター・ユナイテッド戦に挑む当時のバルセロナの監督やった、ジョゼップ・グアルディオラがよぉ、モチベーションビデオとして、グラディエーターの一部分を使ったエピソードがあるがやけど、今回はスペイン勢同士の決勝やからか、ちょうどグラディエーターに合わせた感じながやね。

チャンピオンズリーグちゃ、アンセムが象徴される通り、荘厳な空気が感じられて、まさに世界の人々が憧れる大舞台…という感じになるがやけど、アンドレア・ボチェッリのグラディエーターが聴けるとは、本当に贅沢やし、本当にテンションが上がるちゃね。

アトレティコを応援

オラはビッグクラブで応援するようなクラブちゃ、ほとんどなくて、チャンピオンズリーグも毎回はどっちが勝ってもいいような感じで見とるがやけど、今回はわけが違うちゃ。やっぱしアトレティコ・マドリーが出とるからやちゃ。

ディエゴ・シメオネ監督が就任する以前ちゃ、なかなかチャンピオンズリーグにも出てくるようなクラブやなかったし、オラがスペインサッカーをかなり見とった時なんかちゃ、アトレティコが2部に落ちていた時期もあるくらいやけど、この転がったり、再び浮上してきたりと、どっか安定しないとこがあるクラブながやね。ヘスス・ヒルという名物会長が就任しとるときちゃ、彼がおった16年間で26人も監督が交代するとか、今では考えられんくらい、笑いネタにされとるとこが目立ったクラブながいちゃ。

でもよぉ、いろいろ見てきとるうちに、アトレティコに情が湧いてくるがやね。サポーターは熱いしよぉ、選手達も情熱的やし、やっとるサッカーもハードワーク全開でなんかたまらんかったのう。

かっ!なんちゅー速いがんよ


前日にJ2のサッカーを見続けたせいか、世界トップクラスの試合を見たら、何から何までえらい速いがやね。一緒に試合観戦しとった、うちのお父ちゃんも、「速いぜぇ」と溜息つきながら試合に釘付けになっとるしのう。ボールも3タッチもしたら、すぐに相手選手に囲まれとるし、常にすぐに判断せんなんがいちゃ。即判断必須やちゃ。あのイランのレフェリー、ソクハンダンさんもびっくりやちゃ。

アトレティコの真骨頂ちゃ、ボールポゼッションが低い中でよぉ、堅い守備からの鋭いカウンターを売りとしとるチームやけど、レアル・マドリーに先制された展開でよぉ、相手に逆に守備的に来られる展開になっても、高い順応性を発揮できるがやね。レアル・マドリーも結構厳しいチェックしてくんがやけど、それを躱すだけの手段はちゃーんと持っとられるし、決してカウンターだけのチームやないとこを見せてくれとんがやね。

レアル・マドリーがUCL制覇

結局はPK戦までいってよぉ、アトレティコはファンフランがPK外して、レアル・マドリーは全員が決めて、レアル・マドリーが11回目のUCL制覇するわけやけど、アトレティコを応援する立場としちゃ、本当に悔しかったのう。

2年前の同カードでの決勝も見とったけど、それも延長まで行って負けとるわけやけど、今回もまた跳ね返されとるがいちゃ。アトレティコのサッカーを見とると、よくここまで組織だってよぉ、運動量も素晴らしくて、細々としたとこまで突き止めたサッカーしとるがやと感じるがで、本当に凄いトレーニング積んできとるがやろうのう…と思ってしまうがいちゃ。延長になって足が動いとるチームはアトレティコの方やったしのう。銭ちゃ、レアル・マドリーの方が断然持っとるわけでよぉ、アトレティコとかUCLに出場しとるチームの中やと、決して裕福やないチームやけど、安定して成績を収めとられるのちゃ、「サッカーはチームでプレーする」というとこを、研ぎ澄ませとんがやろうのう。これはレスター・シティにも言える話ながやけど。

だからこそ、アトレティコに優勝して欲しかったじゃ…。

サポーターもまた戦士達ながいちゃ

アトレティコの監督、ディエゴ・シメオネさんちゃ、まさにアトレティコ・マドリーを体現する人物やと思うちゃね。現役時代でも、1995-1996シーズンに優勝を経験しとるけどよぉ、闘志を前面に出すのは、ピッチ上でも、ピッチサイドでも変わらないところが、まさにシメオネといったとこやちゃね。

98年のW杯でベッカムを報復行為で退場になったシーンとか、後でシメオネさんが「わざと痛がった」と言っとったがやけど、そういった老獪な面やったり、対人守備や堅実な面があってよぉ、ファンからは親しみを込めて「悪党」と呼ばれとったがいちゃね。

そんなシメオネさんがよぉ、PK戦前になって、体全体を使ってよぉ、ゴール裏におるサポーターを盛り上げようとしとるのが印象的やったのう。レアル・マドリーは歴史的に支配者層、富裕層のファンが多くてよぉ、逆にアトレティコちゃ、労働者層に愛されるクラブやけど、良くも悪くも熱くて、チームのためになら、なりふり構わん、まさに「オラどまの力で、アトレティコを勝たせるがいちゃ」と言わんばかりの感じちゃ、このチームにはあるがやと思うがいちゃ。

シメオネさんがよぉ、サポーターを煽ったのちゃ、サポーターの力を誰よりも分かっとるからかもしれんちゃね。それは選手時代から、アトレティコとともに生きてきたシメオネさんやからこそやと思うし、プレーにしても、華麗さとは対極やったシメオネさんの泥臭さと、アトレティコの泥臭さがマッチするとこながやろうのう。

サッカーちゃ、アスリート能力とか、戦術とか、コンディションとか、スポーツ的なとこで勝敗が左右するスポーツには変わりないとこやけど、世界屈指の指導者であるディエゴ・シメオネであっても、サポーターの力を求めるもんながやと、改めて感じたじゃ。

チームの為になら、なりふり構わん…良くも悪くも左右される部分ではあるがいど、これもまたサポーターの醍醐味ながやろうと感じるちゃね。アトレティコちゃ、今のように勝てるようになる前、つまりヘスス・ヒルさんがやりたい放題やっとって、セグンダまで落ちた時ですら、そこら辺ちゃ、ほとんど変わっていないと思うがいちゃ。

泥臭くて情熱的なアトレティコ、何度でも立ち上がるちゃね。

 

-とれぱん・わーるどふっとぼーる