とれぱんふっとぼーる

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オフシーズンのカターレについて考察するちゃ 前編

2018/01/03

カターレネタに関しちゃ、ほとんど更新できんかったがいど、今年最後の記事として、一つ書いておくちゃね。

後半戦の失速で8位で終了やけど浮氣監督は続投やちゃ

まずは今シーズンについて振り返るがいど、前半戦は堅守速攻が実って、2位で折り返したがいど、後半戦は守備陣の怪我が大きく響いてよぉ、失点が積み重なった結果、8位まで転落してしまったがやね。

過去最低順位で終わったがいど、カターレちゃ、浮氣哲郎監督の続投を決めとるがやね。これについてちゃ、スポーツ新聞や北日本新聞によっちゃ、「1年で監督を交代する負のサイクルから抜け出す」と書かれとるがいど、フロントとしての判断についてちゃ、監督にはさほど責任を負わせようと思ってもおらんがやろうと感じたじゃ。

オラ個人の意見としちゃ、監督を代えてしまった方がいいかと思っとったがよ。試合見てて感じたことやけど、数的にも問題ないがに、ただボール持った相手に対してよぉ、受け身になっとるような守備やったり、バイタルエリアを崩せんかったり、はたまたクロス乱発したりと、何年も変わらないカターレの姿やったかと感じさせられるもんはあったのう。J3の他のチームがベースからしっかり作り上げたりよぉ、J2のヴェルディや徳島辺りを見とったら、「基礎の部分から見直して、それができてからJ2昇格を言わんまいけ?」と思ったくらいやったじゃ。

大量放出と浮氣監督の続投

そんなオラの考えとは違って、カターレちゃ、続投を決めたわけやけど、同時に選手を大量に契約満了することにしたがやね。GK飯田、DF山形、MF衛藤、MF木本が引退でよぉ、DF登崎が不祥事で契約解除、DF石坂、MF西室、國吉、北井、梅村、FW萱沼、中西が契約満了と、12人も放出することになったがいちゃ。

甚大な戦力ダウンと見られるのはファン感謝デー後にひっそりと引退した山形さんくらいやと思うがいど、それにしても思い切ったことしたと思うちゃね。ここまで選手が入れ替わるからには、選手編成と監督のやるサッカーとの整合性が良くなかったからの判断で、言わば「現存戦力に合わせたサッカーを選んでる場合ではない」というようにも感じられたじゃ。

カターレ富山がここまで思い切ったことをするのちゃ、おそらく2010年のシーズン終了後以来かもしれんのう。当時は前身のYKKやアローズ北陸の選手らが、30代を超える選手がおったこともあったし、若返りを図らんなん事情もあって、オラも「ちょっとやり過ぎやないか?」と思えるくらいやったがやけど、それ以来のカターレちゃ、そんなに大幅な契約満了者を出すようなことはせんと、その時その時の選手編成に従って、戦術を変えてきたのは感じられたがよ。安間監督時代やと、獲得する選手が元甲府や山梨が絡んだ選手以外はまともに獲得できんかった状況下やと、「合わなくても育てよう」とか「監督がいなくなると選手が出ていく」など言って、思い切った方針転換はできんかったがかもしれんちゃ。J3に降格した2014年に関しちゃ、安間監督の責任は大きいと同時に、全体的な選手編成も問題あったなあと感じるものながいちゃ。

降格した後も極端に選手を放出せんと、現存戦力を残しながら、監督を代えてやってきたがいど、1年目の岸野監督の頃ちゃ、攻守ともに形にならんと縦ポンばっかしになっとったのを見て、時間かけて育てる方針でやろうとしたところで、天皇杯県大会決勝で富山新庄クラブに負けて解任することになったがやね。2年目は三浦泰年監督やったがいど、パスは回るようになっても攻めの遅さが顕著で、中盤戦の失速でだめになって、結局は1年で契約満了になったがやね。

選手編成の失敗は開幕早々に明らかになっていたみたいやちゃ

J3の3年目は浮氣哲郎監督が就任したわけやけど、前半戦は2位で折り返して、後半戦は大失速で8位で終了ながいど、これはフロントとしちゃ、監督よりも選手編成に問題があったという判断ながやと見とられる感じやちゃね。

最新の「T'SCENE」の黒部さんのインタビューによるとよぉ、「センターフォワードが上手く行かなかった」と言ってたがやね。

現役時代はカターレのセンターフォワードとしてよぉ、ポストプレーをこなしとった黒部さんにしちゃ、非常に歯がゆかったと思うちゃね。浮氣さんが言う「シンプルに縦に速いサッカー」をやっていくにはよぉ、CFにボールを蹴っていっても、上手く収まらんかったら、リターンをもらって攻撃を続行することはできんがで、パブロや柳下などのCF陣が上手くできんだ時点で、戦術の切り替えをせざるを得んかったがやね。それに前からプレスをかけようにしてもよぉ、パブロは守備がほとんどできんかったのも痛かったかと感じるのう。カベッサやハンスンヒョンも加えると、期待に応えられるCFちゃ、カターレは確保できんかった…と感じられるちゃね。

ということで、裏抜けを得意とする苔口と、ラストパスを出していける椎名が2トップを組むような形になって、むやみにハイプレスをかけることはせんと、自陣でブロックを作って「相手にラインを上げさせて裏を狙う」堅守速攻のスタイルが主軸になってくるようになってしまったがやね。

この戦術ちゃ、おそらく浮氣さんにとっちゃ、不本意やったのかもしれんのう。アレは浮氣監督のサッカーというよりちゃ、むしろ後ろで回してスキを見て、相手のDFラインの裏へ蹴っていた、2015年の後半の澤入監督の時にやっとったサッカーに近いやろう。ただ4-4-2の完成度はそこそこ良かっただけに、あの頃よりもカウンターは仕掛けやすかったがかもしれんちゃ。「CFが使えない用の応急処置的な戦術」とも言えるかもしれんちゃ。

ただ、この戦術の問題点ちゃ、「先制点を奪われたら引いた守備を崩す」という難しい局面を強いられて、裏狙いの速攻が効かなくなるなるがやね。そのためには守備の堅さがベースでないといけんがで、どうしても後ろの選手の能力に頼らざるを得なかったことやちゃね。そういうこともあって、岡山から経験豊富なDF近藤をレンタルで獲得して、守備陣の層を厚くしようとしたがいど、DF代、柳下、近藤と立て続けに負傷して、ルーキーの登崎を使わざるを得ない状況になってしまったがいちゃ。そうなってしまっては、ポロポロ失点してしまうわけやしのう。

守備の問題に関しちゃ、仮に怪我人が続出せんかったとしても、175cmの平出、177cmの代と、センターバックとしちゃ、サイズが小さいコンビでやらんなんかっただけに、高さを求められるセットプレーなどでは、どうしても不利やったがで、結局はどんな戦術をやったとしても、駒足らず…みたいな状況やったかもしれんちゃね。

歪な戦力バランス

今振り返ったらよぉ、本当にカターレちゃ、J2昇格に値するほどの選手編成やったのか?…と思えなくなるがやね。

上位におるチームとかと比較して思うことやけど、例えば優勝したブラウブリッツ秋田ちゃ、どのポジションも大きな穴がないチームやったと思うがやね。3-4-2-1のフォーメーションやけど、それぞれのポジションごとのタスクをこなせる選手をバランスよく獲得しとるがいちゃ。カターレにはおらんかったCFには、チーム得点王の田中智大がおって、控えにはそれなりにボールが収まる遊馬選手がおるし、守備陣は有薗、韓、深井に終盤は千田が出てきて、各ポジションの主力メンバー+1の十分な戦力が揃っていたと感じられるがよ。

あとは、平均的にフィジカルが強い選手が揃った選手が多いアスルクラロ沼津に関しちゃ、カターレは今季連敗しとんがやけど、その2試合ともフィジカル面で劣勢に立たされることが多くてよぉ、このチームに対しての優位性が見当たらんように感じられたがやね。県総での試合では左SBの國吉がフィジカルが強い中村亮太に完全にやられたがいど、愛鷹での試合は相性を考えてフィジカルに強い柳下を起用したら、今度はドリブラーの小牧で足元で勝負しかけてきたりしたがで、戦力面で後手に回ってしまったかなと感じられたじゃ。

監督の戦術次第で結果も大きく変えることはできるのは、サッカーの醍醐味でもあるがいど、他所のチームと比較して優位性が見えないチームやと、なかなか結果に結びつけるのちゃ、大変かと思うちゃね。確かに3バックにしたり、起用する選手を変えたりも対応策はあるがいど、「本職でない選手を急遽起用する」みたいのが起きてしまうがいちゃね。

2014年も開幕前は、中島翔哉が入って、苔口と白崎でのトリオで得点量産を期待されとったがいちゃ。ほんじゃれど、全体的に身長が無くてセットプレーで失点を重ねとったがやし、SBもボランチも本職が手薄やったとか、ところどころで穴があったがやね。当時のチームちゃ、話題性がある選手が多くても、チームとして成立しない、いわば「高価な茶器だけどヒビが入って使い物にならない」みたいなものと言えるものやったかもしれんちゃ。

ということで、次の記事は今季のカターレの補強について触れるちゃね。

良いお年を

-カターレ富山