いわきFCは日本のサッカーを壊しにきとるちゃ

天皇杯2回戦がなんかおもっしいことになっとるちゃね

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いわきFCがコンサドーレに勝ったがいちゃ

今年も天皇杯ちゃ、下部カテゴリーのもんがJ1とかJ2に勝ったりしとる、所謂「ジャイアントキリング」が起きとるちゃね。その中でも最も話題になっとるのちゃ、Twitterのトレンドで1位になっとる「いわきFC」についてやけど、相変わらずおもっしいことになっとるもんやちゃね。

ドームが経営権を取得してから、このクラブについてちゃ、いっつも情報集めたり、ファンと交流したりしながら、チェックしとるがいど、2年もたたんうちに、J1に勝利しとって凄いことになっとるちゃね。

ということで、過去に書いた記事はこちらながよ。


既成概念は力ずくでぶっ飛ばしていくがいちゃ


こないだの代表戦とかでも持ち上がっとったがやけど、ハリルホジッチさんが監督になってよぉ、「日本らしさが失う」とか記事を書いとるもんがおったがいちゃ。「ハリルホジッチには戦術がない」とまで言ってしまうくらいやけど、その日本らしいサッカーちゃ、「パスをテンポよく繋いで、よく走って、集団で戦うサッカー」とか言うがやけど、ジャーナリストやサッカーファンの間では、こういう考え方があるもんやと感じたりするもんやちゃね。

その「日本らしさ」というのがベースにあるのが、岡田メソッドを掲げとる「今治FC」になるがいど、以前試合見たときは、確かに繋いでいく意識が強い感じではあったのう。あくまでも伝統に則った感じとも言えるかのう。


しかしよぉ、いわきFCちゃ、そういった「日本らしさ」を求めてないちゃね。「フィジカルスタンダードを変える」というがいど、「日本人を欧米人の体格にしてしまわんまいけ?」…ということになるちゃね。

去年から試合見てて思っとることやけど、フィジカルを強くすりゃ、あらゆる可能性が広がってくるのは間違いないと思ったのう。日本でフィジカルとゆったら、「コンタクトの強さ」がメインになってくるがいど、「踏ん張りが効く」とか「瞬発力が増す」とか「キックが鋭くなる」とか、いろいろあるもんやちゃね。

中でもオラが思ったのちゃ、キックの鋭さやったがいど、去年のサッカーは4-3-3のオランダらしいサッカーそのまんまやっただけに、ピッチは広く使うし、後ろから供給されるボールは速いボールながで、ダイナミックなサッカーができるもんやと感じたのう。

選手間の距離を縮めて、ショートパスを繰り返すのが、日本的なところがあるがいど、キックが凄いもん蹴られりゃ、距離は縮める必要もないし、効果的にフィジカルを強くできりゃ、やれることは多くなってくるもんやとオラは感じられたのう。それを欧州基準まで上げることができりゃ…日本のサッカーは劇的に変わると夢見たりするもんやのう。

哲学からクラブを作っていくがいちゃ

しっかし、「フィジカルスタンダードを変える」というだけによぉ、そのクラブをどう形成していくかとゆったら、いわきFCのセレクションの「コンバイン」でよぉ、規定に満たした選手を獲得してって、徹底的に鍛え上げていくがいちゃね。

以前も書いたがやけど、やり方としちゃ、70年代からディナモ・キエフやウクライナ代表を率いて、スポーツ科学を取り入れた組織的なサッカーを築き上げた、サッカー史に残る名将ヴァレリー・ロバノフスキーみたいな感じながやね。実績がある選手よりは、哲学に沿った人材を徹底的に教育を施して強くするという感じやけど、いわきFCにも共通しとるかと思うがいちゃ。

サッカーという競技が、どの時代でフィジカルを鍛え上げるようになっていったのか…と歴史を紐解こうとしたら、一番明確なのちゃ、70年代のディナモ・キエフ、ソ連辺りで、「バスケのようなカウンターをサッカーでやろう」みたいとこが分かりやすいかもしれんちゃ。そのためには90分反復するくらいの持久力とか瞬発力は必要になってくるもんやし、規則的な行動を取って、組織的なサッカーをするためには、フィジカルが必要やった…と考えられるもんやね。

フィジカルを強くすりゃ、どういうサッカーができらーか、すでに描いとって、そこから逆算してチームを作っとる感じながやね。運動能力が高けりゃ、延長戦でもばっちり走っていかれるサッカーができるもんやし、弾道が速いフィードが蹴れてダッシュもできりゃ、ピッチを広く使ったダイナミックなサッカーも展開しやすくなるもんやしのう。「力強く見るものをワクワクさせる」サッカーから逆算して考えたら、フィジカルは避けて通れんがやね。

さすがに今の世の中やと、共産圏のようなスパルタ教育とかはやらんがになっていくがやけど、それは時代が許さないというよりちゃ、もっと効率的で効果的なやり方が確立されていった…というのが理由やろう。ほんじゃから、いわきFCちゃ、DNSのサプリメントを有効に使って、フィジカルトレーニングにしても、個人個人に向き合って、徹底的に食生活も管理するがいちゃ。そこまでのレベルをやるときゃ、選手にお金をかけるといったソフト面の強化よりも、ハード面を徹底的に作っていくわけやけど、それは共産圏もそうやったし、現代のアメリカンスポーツを見てても、そこに手を付けていくもんやと感じるもんやね。

既存のJクラブだとできんこと

実際のところ、Jリーグちゃ、そういう基礎になる部分にお金を使っていこうとする文化ちゃ、ほとんど無いのが現状やと思うちゃ。それもそのはずで、チームを運営していく上でのギリギリの資金しかないのが実際のとこで、でかいクラブハウスとか作っとったら、それこそ現代サッカーを成り立ってきた経緯を知らんもんにとっちゃ、「そんなことしとって何効果あらーよ。そんなことしとるくらいなら選手獲れま!」という話になるもんやし、なかなか理解されづらいとこかもしれんちゃ。

それに地元のカターレ富山についても思うがやけど、結成当時は「YKKと北陸電力が合わさったら、J1も期待できる」と言われたもんやちゃ。確かにファスナーは世界の6割のシェアを誇ってよぉ、会社単体の力でもその気になりゃ、J1へ行くことぐらいも可能なくらいのもんは持っていると思うちゃ。黒部市のインフラや住居関連で相当銭を費やしとるし、自社でバス網を築き上げとるくらいやから、そういったとこを見とると「いわきFCパーク」ぐらいのクラブハウスくらいは、サッカーにそこまでの熱意を持ってりゃ、いとも簡単にできるやろうとオラは感じたりするちゃ。

ほんじゃけど、現状のカターレを見てりゃ、「Jリーグを壊しに行く」くらいの野心は持っているわけでもないやろうし、富山の大きな企業が小銭を払って、必要最低限で運営できるくらいのものしか与えられとらんのが実際のとこやと感じるがいちゃ。

最近のカターレちゃ、よく走って、よくプレスして、アグレッシブなサッカーを展開しとるし、オラも楽しく見ていたりするちゃ。ほんじゃけど、80分以後に急に運動量がガクッと落ちて、最近はその時間帯以降ちゃ、押し込まれるケースが結構多かったりするがいちゃ。それだけに「延長になっても足が止まらん」とか、いわきFCに関する情報が飛び交っているのを見とったら、現状のやり方やと、こういったところに手が届くことちゃ、なかなか難しいがやと感じるもんやちゃね。

それをドームが経営権を取得してから、2年でJ1に勝つという、カターレでも成し遂げられんことをやってしまったがよ。今でもカターレよりも強いがかもしれんと思うと、本当に怖い存在やと感じるものながいちゃ。

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