とれぱんふっとぼーる

とれぱん先生がお送りする、ワールドフットボールブログやちゃ

「塾サボってやる」は愛の言葉やちゃね

「SS旗」やら「旭日旗」やら「ボールパーソン小突いて退場」とか、ここ最近のJリーグが殺伐としとる中でよぉ、こんなの飛び出てきたじゃ。


ザスパクサツは開幕から全然勝てんがでえらい苦しんどる中で、名古屋に1-4で負けたがやね。

そりゃ、サポーターさんもえらいカンカンになってよぉ、監督とか社長に説明求めたくもなるちゃね。そんでJリーグでは恒例行事になっとるような「居残り」になりそうなとこでよぉ、「俺は帰らないぞ!塾サボってやる」と叫び声が出るわけやちゃ。

そこで大人が「塾へ行きなさい」と諭す様が、本当に和むもんやちゃ。どんだけザスパが好きで、どんだけこのチームの力になりたいと思っているやろうけど、さすがにお父ちゃん達が銭稼いでよぉ、高い塾に通わせてやっとるもんやから、そりゃ行ってもらわんなんちゃ。人生を損するわけにはいかんがいちゃ。

しかし、いいもんやちゃね。

なんというか、こう、自分でも何ゆっとらーか分からんがになってくるほど、なんかに夢中になっとる感じがよぉ。一生懸命になってよぉ、感情もえらい高ぶってきたら、そりゃ一言二言おっかしいなことが、自分でもよぉ分からんまま出てしまうことちゃ、やっぱし誰にでもあることやけど、本当に良い光景やと思うがいちゃ。「自分でもわけわからんことになっとるくらいチームを愛しとる」とこを見られたと感じるがいちゃ。

そんでもって、冷静にツッコミを入れる大人たちも素晴らしいのう。そりゃ塾は行かんならんちゃ。「塾は行っとけ」「塾は高いんだぞ」とか、連々っといろいろ出てくるのが、なんかもうほんわかとしてくるもんやちゃね。


ねとらぼにも引用されたがやけど、最近は変な出来事が多くてよぉ、それもナチスやら旭日旗やら色々出てくるもんやけど、こういうのに限って政治的なこと言いたくてよぉ、シャリシャリとサッカーの方に出てくるようなもんがおるもんやのう。そういう人らちゃ、自分で「オラは政治語れる。えらい」とか賢くなったような感じで、ツイートやらコラムやらしとられるもんが多いがやけど、こういうの全部は

思想とかどうでもいいから邪魔。サッカー関わらんところでやっとれま

…としか思えんがやね。政治語れるからといって、場をわきまえんご、ガーガー言うけど、誰がどういう主義主張があってもよぉ、場をわきまえん時点で、ダラも同然ながで、サッカーの歴史が政治と切っても切り離せない歴史があっても、それを理由としてよぉ、政治とか盛り込んでくるもんちゃ、サッカーの歴史に甘えとるとしか感じられんがやね。要は

サッカーは非日常ながやから、政治とか忘れさせれま

…ということになるがいちゃね。スポーツの語源ちゃ、ラテン語の「desport」から来とって、その意味が「場を離れる」「持ち場を離れる」という意味で、そっから「気晴らし」とか「遊び」という捉え方で、体を動かす運動・遊びに発展していくがやけど、要はスポーツという場で日常を持ち込むようなのは、空気を読めないとしか言いようがないがいちゃね。

そう考えたら、「塾サボってやる」はなかなか絶妙な叫びやったと思うちゃね。フットボールという非日常空間の中で、ちょっこし常識はずれの発言なんて、やっぱし出てくるものながいちゃ。それが非日常。塾サボるのは決していいことやないがやけど、普段ありえないことを求めて、みんなスタジアムへ駆けつけとるわけやし、そこに寄り添って行きたい気持ちが強けりゃ、「塾サボってやる」はある意味正解ではあると感じるがいちゃ。

そんでも、塾は行っとかんなんがやけど。

日本のマスコミもダラなもんやから、Jリーグの話題になったらよぉ、普段のJリーグは取り上げんがに、こないだの徳島の馬渡選手がボールボーイに手を出したことをよぉ、全国ニュースにしてしまうがやけど、こういうネガティブなニュースばっかし取り上げるからよぉ、サッカー見にいかんもんからしちゃ、「Jリーグはサポーターが面倒」とか「サッカーは怖い」とか、変なイメージが付いてしまうがやね。

しかしよぉ、外国から来たもんがよぉ、「Jリーグは安全」とか「Jリーグは純粋に応援しとる」とか、いろんな言葉を聞かれるわけやにか。海外やと本当にサッカー以外のものを持ち込んだりしてよぉ、日本のメディアが報道せんとこで、人種差別がやられたり、黒い面が結構あるわけやけど、そう見たら日本ちゃ、九割九分はまず道を踏み外すようなことはせんがいちゃね。(※ネガティブなニュースになると意気揚々となっとる、某アメリカ人ジャーナリストは違うちゃね。あんだけ意気揚々としとったら、どこからどこまで本当で、どこからどこまで芝居か疑ってしまうもんやちゃね。まさしくJリーグフリーメイソンやにか)

そう思ったらよぉ、「塾サボってやる」というのちゃ、Jリーグの原風景を切り取っているように感じられたがやね。チームへの愛。愛が故に常識から外れてしまうような叫び。それに本当は塾サボってやりたいくらい情熱…素敵やないけぇ?

マスコミとか、九割九分のJリーグファンよりも、不祥事を起こすような1%に満たないような人をクローズアップしてしまうのが実際のとこで、本当に文字通りの偏向報道をしとると感じるがいちゃ。そんだけに、「塾サボってやる」という言葉の一つが、なんか救われるような気分になったもんやちゃ。

-とれぱん・わーるどふっとぼーる