第16節 カターレ富山 – 藤枝MYFC / 内容はともかく後半戦白星スタートやちゃ

J3後半戦がスタートやちゃ。初戦はホーム県総で藤枝MYFCを迎えての一戦やちゃ。

フォーメーション

カターレのフォーメーションやけど、中断前と変わらない3-5-2やちゃね。

ほとんどメンバーに関しては中断前とも変わらんがやけど、一つ注目点はよぉ、2トップの一角に7月に加入したマテウス・レイリアが入っとることやちゃね。今年3月までアルバニアのクケシに所属しとったブラジル人FWながいちゃ。いきなりスタメン出場やちゃね。

対する藤枝MYFCの方はよぉ、倉田安治監督から須藤大輔監督に代わったことで、フォーメーションが変更になっとんがやね。倉田さんの頃は[4-4-2]を徹底しとったがいど、須藤監督に代わって、システムが3バックになっとってよぉ、今季出場がなかった秋本倫孝がスタメンに復帰しとんがいちゃ。パッと見た感じやと、昨シーズンまでのシステムに戻したような感じに見受けられるちゃ。

前半からマテウスが飛ばすちゃ

注目のマテウスやけど、前半から飛ばしとったのう。

どういう動きをするのかと気になっていたがいど、どうやら自らボールを運んでいく動きを得意としとる感じやちゃね。アルバニア時代での動画を見ていると、サイドでプレーしとって、推進力のあるドリブルでチャンスメークしとった感じやったがいど、そのイメージに近いプレーはしとる感じやったのう。

これまではボールを運ぶ役割に関しちゃ、右サイドの音泉が中心であって、他の選手はなかなかそういった感じにならんかったがいど、このマテウスが入ったことで、チーム全体に推進力が増してきたがいちゃ。

マテウスの存在ちゃ、まさにカターレが今まで足りんかった「運ぶ」「相手を惹きつける」といった役割をしてくれるものであって、確実にプラスやったじゃ。

藤枝は横で揺さぶってくるちゃね

須藤監督に代わってからの藤枝についてやけど、やっぱし前回戦ったときとは、かなりやり方が異なるチームになっとったのは印象に残ったのう。

倉田前監督は忠実な[4-4-2]のソーンディフェンスを遵守するサッカーで、縦横ともにコンパクトに戦うのが特徴的やったがいど、監督交代後の藤枝はシステムを変更したこともあって、守備時はしっかり5バックが引いて守ることを徹底しとんがやね。

そんでよぉ、このシステムの利点である両ウイングバックが両サイドをポジション取ることで、よりワイドな攻撃ができるようになってきたがやけど、その役割を左は温井駿斗と鈴木翔太のコンビ、右は河上将平と久富良輔が担う形になってきとんがやね。CHの杉田真彦が下がって組み立てることによって、3バックのサイドも攻撃参加していく…という形を取るがやね。

この試合に関しては、カターレの姫野宥弥の脇にできるスペースに対してよぉ、押谷と横山のシャドー二枚が使っていくことがあって、そこから壁パスを受けていって、両ウイングバックが裏を取っていく動きをサポートしたりよぉ、はたまたドリブルを仕掛けてゴールを狙う動きをしとって、本当にいやらしかったじゃ。特にベテランの押谷は嫌らしかったのう。

なんか昨シーズンまでの形…というか、ちょっこしカターレと似たようなサッカーにしてきとる感はあったのう。

プレスが連動せずに苦戦を強いられたのう

試合通して思ったのはよぉ、両チームのシステム的なかみ合わせが良くなくて、カターレにとっちゃ、やりにくさがある試合やったということやのう。

序盤の立ち上がりに関しては、カターレがマテウスを中心に突破を図っていって、試合を優勢に勧めていっとったがやけど、試合開始早々に秋本倫孝がカードもらったからか、藤枝の守り方はよぉ、マテウスに対して人を当てていくというよりも、完全にマテウスにボールが入らないように、パスコースを塞ぎに来たがやね。

藤枝が修正をしていったところで、カターレがどう変えていくかは気になるところやったがいど、ボールを受けられなくなったマテウスが下がってくるがで、CFの大野が孤立しやすくなったりして、攻撃面では停滞し始めていったがいちゃ。

大きな原因になったのちゃ、やっぱし藤枝がボール持ったときにプレスがかからない…というところやろう。確かに献身的に大野やマテウスが前線から守備しようとするがいど、向こうは基本3バックで回すもんやから、最初のプレスが空転しやすいがやね。

そこから2列目がコースを絞ってインターセプトしたいところやったがいど、最初のプレスから有効にかからない状況やと、あんまし上手く行かないもんやちゃね。

最初のプレスがかからない状況下になってきたら、やっぱし[3-5-2]のシステムの都合上、どうしてもスペースができやすいアンカーの両脇は狙われやすくなってくるもんやちゃね。そこを相手のキープレーヤーである、押谷祐樹がしつこく使ってきたところで、カターレが展開を難しくしてしまった感があるちゃね。

縦狙いでミスを誘発して決勝ゴールやちゃ

後半のカターレに関しちゃ、裏抜けが得意な高橋駿太が入ったことで、カターレは裏にボールを入れていく狙いを持っていたのう。

試合の展開自体は若干藤枝の流れやったがいど、ラインを上げていく藤枝に対して、カターレは粘り強く縦を狙っていったがやね。藤枝の守備陣に何度も跳ね返されるし、カターレの縦パスも精度が良いものやなかったがいど、そんでもしつこく狙い続けたがいちゃ。

そしたらよぉ、藤枝のGK杉本拓也と最終ラインの連携ミスを誘発させてよぉ、途中出場の高橋駿太が藤枝の守備陣をかわしてよぉ、見事にゴールを決めたじゃ。正直藤枝の守備陣のミスながいど、そんでも絶妙な位置に縦パスを入れた末木裕也と、上手く応えた高橋駿太の途中出場の2人がきっちりやってくれたじゃ。

試合内容はともかく狡猾さが光ったじゃ

その後、勝ち越された藤枝は、押谷祐樹と大石治寿を下げて、デカモリシを投入してよぉ、同点に追いつこうと攻めてきたがいど、カターレはしっかり5バックを敷いてよぉ、ピンチらしいピンチは作らせないまま、試合を終了させることができたじゃ。試合は2-1でカターレの勝利やちゃ。

正直いっちゃ、カターレの試合内容は良かったとは言えんちゃ。ただよぉ、試合を決めたゴールが象徴するようによぉ、決定的なミスをすることがなくて、受け身になった試合でも、しっかり持ちこたえられるようなゲームをしとったのが大きな勝因やないかと思うちゃ。藤枝はゲーム内容は良かっただけに、決勝点になった守備陣の連携ミスは致命的やったと言えるちゃ。

ただ、ゲーム内容が良かったとしてもよぉ、ラインを上げていくチームが、裏に入ってくるかどうかのボールに対する対応が良くなかったら、それは致命傷になるだけに、藤枝の弱点を炙り出すには、ある程度は「やらせておく」という展開も必要なのかもしれんのう。そういった意味では「狡猾さが光った」ゲームやったと思うちゃ。

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