「イスラム飲酒ネタ・パキスタン編」忘備録やちゃ

ハラールフードの給食を導入してほしいとか、そんなニュースがあったがいちゃ。

これに関しちゃ、いろんな話が出てきとって、いろんな意見があって、オラとしちゃオモシいかと思っているがいど、この教育フォーラムに行ったわけやないがで、誰が何を言っても、推測の域を超えんかと思うちゃね。ハラール給食の話ちゃ、どこまでして、どういう感じで考えとられるのかは、静岡新聞だけの記事やと、何とも判断しかねるもんやのう。

なんせ、どこの国の方々でも、今まで育ってきた環境とは違うとこで生活するのちゃ、なかなか苦労するもんやちゃね。

ということでよぉ、敢えて「イスラムの飲酒ネタ・パキスタン編」をメモって見ることにするちゃ。

目次

パキスタン製ビール「マリービール」


とあるフェイスブックのページで見たがいど、パキスタンの方がよぉ、ビールの写真をアップしとるがで、気になったがで調べたがいちゃ。それがこの「マリービール」ながいちゃ。

法律で酒が飲まれんがになっとる、イスラム教国のパキスタンながに、ビールを製造しとるがいぜ。

このマリービールちゃ、イギリス統治時代の1860年に醸造し始めたがやと。アジア最古のビールながいちゃ。日本最古のアサヒビールちゃ、1889年に創業やから、30年も前から作られとったがいちゃね。日本やと、まだ江戸時代で桜田門外の変が起きた年から、ビールを作っとることになるちゃね。それがパキスタンというイスラム教国になってもよぉ、今も作られ続けとるがやから、半端ないちゃ。

パキスタンちゃ、イスラム法に則っとるがで、飲酒厳禁ながで、このビールちゃ、外国人のために出されるがやと。このマリービールちゃ、輸出しとらんらしいがで、現状やとパキスタンへ行かないと飲めないみたいやのう。

北部のギルギット=バルティスタンには、フンザウォーターというのがあるがやと

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パキスタンの北部といっちゃ、K2を代表されるように、ヒマラヤ山脈があるとこで、標高が高いとこながよ。中国のウイグル地区と繋がるカラコルム・ハイウェイという世界一高所の道路があるがいちゃ。ここにもお酒があって、その名が「フンザウォーター」というがやね。果実で作られたお酒で、これが北部の人にとっちゃ愛されとるがやと。もう「ウォーター」やなくて、「フンザワイン」と言わんなんちゃね。

パッケージがペットボトルというとこが、また凄いちゃね。

イスラム飲酒紀行


ノンフィクション作家の高野秀行さんの著書に「イスラム飲酒紀行」というのがあるがいちゃ。オラは最近読んどるがいちゃ。詳しいことは、実際に目を通していただけりゃいいがいど、これのおもしいとこは、リベラルなトルコやマレーシアといった国やなくて、アフガニスタン、イラン、シリア、ソマリランドとか厳格な国で飲んでいたりするがやね。ホテルとか外国人向けのバーでよぉ、ちびちびっとやる飲酒やなくてよぉ、現地の人と混ざって、どんちゃん騒ぎしていたりするとこやちゃね。そんでそこまで踏み込んでいっとる高野さんの酒へのバイタリティが半端ないちゃ。

こういうのを読んどって思うことちゃ、報道で見ているイスラムの情報を見ただけでよぉ、勝手なイメージを自分で作っていたと感じるがいちゃ。「本音と建前」で生きているのちゃ、日本人もムスリムの方々も変わらんがやね。

イミズスタンの飲酒事情

最後にイミズスタンの飲酒についてやちゃ。

カシミール、DIL、ホットスプーンは、酒が厳しいがで、売ってないどころか、持ち込みすらできんとこやけど、他の店やとそうでもないとこはあるちゃね。これは店主さんの考え方次第で、お酒のルールも変わっていく感じではあるちゃね。現地出身者が多くおられるとこやと、必然的に酒は置かないような感じになるかもしれんのう。

富山県にあるインド料理店ちゃ、ムスリムが多いインド東部のコルカタ周辺の方が多いがで、実はムスリムの方がやっとることが多かったりするがいど、酒を出される店は多いがいちゃ。よく厨房とかで、「アルコール消毒はできん」とかあるがいど、意外とお酒を出しとって、ムスリムの方がカクテルを作っていたりするわけやから、そこら辺ちゃ、人それぞれながやね。

ちなみに、オラがよく行くハムザレストランは、「パク・インド・アラビアンフード」で、ハラールフードとか言っとられるがいど、実はお酒あるちゃ。オーナーはカラオケで吉幾三の「酒よ」が得意ながいぜ。

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