富山県のメディアのスポーツニュースに対してやちゃ。
2000年代からプロスポーツチームが誕生したじゃ
2000年代に入ってからちゃ、富山県内はプロスポーツが誕生してきとって、だいぶ変化してきとる感じやちゃね。
カターレ富山、富山グラウジーズ、富山サンダーバーズ、KUROBEアクアフェアリーズ、アランマーレ…。
20世紀に比べりゃ、富山県で暮らしている人にとってのスポーツ観戦の環境ちゃ、随分変わったもんやちゃね。バスケットボールに関しちゃ、これといったもんがなかったがやけど、今では日本の最上位のカテゴリーに富山グラウジーズがおるし、カターレ富山は今はJ3やけど、クラブの成長次第ではJ1へ行ける環境下にあるがいちゃ。
ニュースの中心は相変わらず県内出身者やちゃ
しっかしよぉ、県内スポーツでいつも優先されるのちゃ、富山県のプロスポーツよりも、富山県出身選手やなかろうか？
サッカーで言ったら、柳沢敦
相撲で言ったら、朝乃山
バスケは八村塁、馬場雄大…
過去から現在をさかのぼっても、県内のスポーツニュースの中心ちゃ、県内出身者であることには違いなくて、これが県内にプロスポーツチームが誕生しても、この傾向は変わってないがやね。
特に顕著やったのは、2年前に富山で行われたBリーグのオールスターやけど、県内ニュースで大きく扱われたのちゃ、当時アルバルク東京所属でよぉ、日本代表の中心選手である馬場雄大であって、地元チームである富山グラウジーズの扱いちゃ、後回しやった感じながやね。
そういうこともあってよぉ、スポーツニュースでしか情報を得ていないような人からしちゃ、八村塁や馬場雄大は当然のように知っとるがに、富山グラウジーズの宇都直輝や阿部友和を知らない…というのは、結構あったりすんがやね…。
カターレ富山にしても、県内ニュースの扱いが小さいのか、県民の多くは選手をよく知らないのが現状やったりするのう。
県外出身者はいつまでも「たびのもん」け？
こういう富山県内のマスメディアがよぉ、スポーツ選手を取り上げるにしても、県内出身者ばっかしの状況を見ていると、疑問も湧いてくるがやね。
カターレ富山を長く見ている側からしたらよぉ、大学卒業後から富山にずーっとおられる朝日大輔、木本敬介といった、初年度にカターレに入ってから、引退後も富山にずーっとおられる選手ちゃ、県外出身者ということだけで「富山県民ではないのか？」というように思えてしまうがやね。
オラからしたらよぉ、県外出身やからといって、長く富山のために戦ってきとる選手達に関しちゃ、本当にリスペクトする存在やし、ある意味「富山県出身者よりも富山に貢献している」と感じたりするちゃ。
ほんじゃけど、ニュースとかの扱いを見ててもそうやけど、10年近く富山県内で活躍しとって、大きく貢献してきとる選手とかにしても、扱い自体が大きくないがやね。
高校サッカーで優勝を果たしたがいど、Jリーグでの試合は1試合しか出られんかった大塚翔のことは、富山県の人なら多く知られていたりするもんやけど、カターレ富山で長年活躍してきた苔口卓也については、県内スポーツがもともと好きな人以外には、あんまし知られていなかったりすんがやね。
そういう状況やから、富山県で長年活躍しとってもよぉ、富山県での知名度が高くなっている…というようには感じんがやのう。
オラはこういった状況ちゃ、あんまし健全やとは思わんがやね。
県内メディアは地元スポーツクラブの扱いが分からん？
なんでこういうのがいつまでも変わっていかんもんかと考えとったがいど、これはおそらくプロスポーツが誕生する前の90年代の頃から、ほとんど変わっていないと言えるやろう。
地元のプロスポーツチームが誕生したらよぉ、オラが言ったような「富山に長くいても県外出身者はいつまでも”たびのもん”なのか」というところちゃ、必ずぶつかっていくもんやけど、そういったところちゃ、21世紀も20年経った今でも、あまり気にされてもないまま、報道のカタチが変わらず、今に至っている感じやちゃね。
地元にプロスポーツチームが生まれる最大の恩恵というのちゃ、やはり「富山県に住むものが身近でプロスポーツを体感する」というところに尽きるがいど、県内メディアにとっては、その恩恵やったり、県内のファン・サポーター・ブースターらが実感しているようなことちゃ、あまり理解されてきてないかと感じられるのう。
そういうことを考えとったら、プロスポーツが生まれたからといって、扱う側のメディアやったり、県民やったりが、どう向き合っていけばいいのか、未だにどうしたらいいのか分かってきていないと感じさせられるちゃ。
県内のスポーツチームが誕生しとっても、県内のスポーツメディアは成長していない…といっても過言やないちゃね。
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