とれぱんふっとぼーる

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ヤスさんが退任されたじゃ

2017/01/15

2016年シーズンが終了してよぉ、カターレ富山は三浦泰年監督との契約満了を発表したがいちゃ。

本人は続けるつもりでおったみたいやのう

ちゃんとニュースは見とるわけやないけど、どうやらヤスさん本人は続けるつもりでおったみたいやちゃね。「チームも選手も成長過程だけど、続けられなくて残念」という言葉は、彼がカターレで成功していきたいという気持ちの現れやったと思うちゃね。きっとチームの課題も彼なりに分かっとって、そこを補強とかキャンプでどうやっていかーかとかも、いろいろ考えていたやろう。

そういうことながに、カターレのフロントちゃ、何があらーか分からんねど、契約更新しようとせんかったがやね。

昇格は別として楽しいサッカーするちゃね

前も書いたがやけど、オラとしちゃ、来季もやるかどうかは「どっちでも」という感じやったがいちゃ。

昇格を意識した場合、データ上、今までの指導者キャリアを含めて、1試合平均1.2得点の指導者やから、劇的に得点力が上がるわけやないのは、オラが気にした部分やし、他所と比べたら、「武器がない」と思わざるをえない感はあったがいちゃ。

とはゆっても、スタジアムにおって思ったのは、チームに対してポジティブな空気が大きくて、サッカーを楽しんどられるがやと感じられたことやちゃ。優勝した大分はともかくとしてよぉ、似たようなサッカーを志向しとるって、尚且つ、カターレよりも約10得点も多い、琉球や藤枝と比べてもよぉ、組織がまだまだ仕上がっとらんで、パスのスムーズさやファイナルサードでの崩しに関しちゃ、まだまだやったと思うがやけど、今までのサッカー以上にポンポンとパスが繋ぐ様ちゃ、やっぱし新鮮に思えるし、その新鮮さがスタンドに波及した感はあったのう。

最後まで固定できんかったサイドバック

しかしよぉ、ヤスさんにとっちゃ、カターレは決して相性がいいチーム編成やなかったのう。J2時代からプレーしとる選手がまだまだ多くてよぉ、現実的な戦いを迫られる中で、堅守速攻向けの選手構成になっとっただけに、あんましポゼッションに向いたメンバーではなかったのう。安間さんの頃ちゃ、基本は3バックでよぉ、一応パスサッカーを理想としとんがやけど、結局下位チームやから、現実的な戦い方に迫られてしまったがやね。パス回しにしてもよぉ、奪われたときのリスクを考慮して、サイドラインギリギリのとこに限定して、あとは縦ポンが基本やったがやけど、そのサッカーをやってきたもんが揃っている中やと、簡単なことではないちゃ。

そんなこともあって、カターレちゃ、4バック向きのサイドバックの人材にどうしても恵まれん状況ながいちゃね。3バックを敷くチームと、4バックを敷くチームのサイドプレーヤーちゃ、一見同じような選手を使うことはあってもよぉ、プレーエリアが大きく違ってくるし、適正に合わん選手がおったら、他にカバーしてもらわんなんがやね。

2年前のW杯のトレンドは、「4人のセンターバック」を並べる4バックが流行っとっただけに、サイドバックに関する考え方すらも結構変動するし、その時におる人材を上手く組み合わせていくのも監督の仕事とも言えるがやけど、今シーズンは本職らしい本職のサイドバックがおらんで、最後まで固定できんかったとこを見ると、最初から与えられた編成に問題があったんやないかと感じるちゃね。

ヤスさんがどんなサッカーすらーか、過去を見れば大体分かる話ながに…

ヤスさんのこれまでのキャリアを考えりゃ、頑固一徹にポゼッションサッカーをやり続けるお方でよぉ、就任当時にしても「Jリーグは勇気持って攻めない」とか言うくらいやったし、そんな強い意志を持った方が、メンバーが仮に向いておらんでも、自分が思っとるサッカーを貫こうとするのは、目に見えることではあるちゃね。

元々、パスサッカーの土壌がある藤枝はともかくとしてよぉ、FC琉球なんては、その理想実現のためによぉ、選手の8割を入れ替えたりしとんがやけど、新たな評価基準を設けて、新しいサッカーを構築するのちゃ、それぐらいの劇的な変化をしたほうが、もしかしたら浸透しやすいがかもしれんちゃ。大幅に変えるのちゃ、さすがにギャンブルやし、集まってくる選手も今よりも強くなるとは限らんところやけど、リーグ屈指の得点力を誇るチームは作っとるし、監督がやろうとしているプレーモデルに合わせて、根本的に変えるの方法は荒っぽいがやけど、侮れんかったりするちゃね。

なんにせよ、ヤスさんのように、過去に様々なとこで指導経験があるもんこそ、就任以前からどんなサッカーをしていかーか、ちゃんと認識しとられたのか?とか気になるとこやのう。

カターレに足りない「視野」と「選手の目利き」

あとはカターレに関しちゃ、J3の他のクラブに比べたら、選手獲得に問題はある気はするちゃね。


なんかたくさんRTされとるがやけど、今年のザスパクサツ群馬ちゃ、富山県出身のFW高橋駿太選手が二桁ゴール決めとるちゃね。高橋駿太ちゃ、昨シーズン終了後によぉ、J3の長野パルセイロから戦力外通告を受けたがやけど、トライアウトでいかったがか、ザスパの目に止まったがやね。そんで開幕からスタメンで出場してよぉ、新人のFW瀬川と共に、二桁ゴールを決めたがいちゃ。

世の中は分からんもんやちゃね。パルセイロの頃やと、ポゼッションサッカーを志向しとって、アタッカーは総合的な能力を求められとったこともあって、スピードで勝負する一芸タイプの高橋駿太ちゃ、なかなか起用されんかったがやけど、基本的にカウンターチームであるザスパクサツ群馬やと、縦へのスピードの速さを買われて、上手くハマったがやね。ザスパさんちゃ、外国人選手も比較的ヒットしとんがやけど、その辺りの選手の目利きの良さちゃ、資金力に恵まれんでも、上手くやっていける要素ながやと感じるちゃね。


そして、今シーズンはカターレが2敗を喫してよぉ、カターレよりも順位が上の4位で終了した、ブラウブリッツ秋田もそういうチームやちゃね。この試合でカターレの守備陣をキリキリ舞いにした、呉大陸選手ちゃ、JFLのファジアーノ岡山ネクストからの新加入で、決勝ゴールの田中智大選手ちゃ、前所属はガイナーレ鳥取やけど、ちょっこし前までは、東海1部のFC岐阜SECONDでプレーしていた選手ながいちゃね。

よくカターレが補強ができんかったときには、マスコミが「補強費がなかった」とか報道しとんがやけど、ちょっこし前までアマチュアやった選手達に、何度もやられとるようなとこが、それを言うと、説得力が欠けると感じるちゃね。

監督を代えるのちゃ、クラブを成長していくため、チームを勝たせるためにちゃ、本当に効果的ながけ?責任を負わせることだけが先行しとって、細部にまたがって向上させていこうとか、本当に考えられているのか?と感じるちゃね。ほとんどカターレよりも下のとこの選手を獲得せん様を見てたら、下に居る選手の可能性を考慮しとらんし、目利きはどうながかと思うしのう。

そもそも、なぜ「J2復帰」を目指すがけ?

実はちょっこし気になったデータがあるがやけど、今シーズンのカターレの観客動員数についてやちゃ。今シーズンちゃ、平均3608人集めとんがやね。今シーズンに関しちゃ、入場料が安いとか、途中まで昇格争いしとったとか、はじめしゃちょー来場による入場者の急増などがあるがいど、最低入場者数が琉球戦の2691人と、カターレ富山9シーズンの歴史の中で、最も多い数字ながやね。

この数字ちゃ、実際問題、J2時代とほとんど変わらん数字ながやね。そもそも平均4000人超えたシーズンすら、3年しかなくてよぉ、それも降格した2014年なんかちゃ、最高入場者数は8000人くらいで、特別に伸びた試合はなかったがに、そんでも4000人集めとんがやね。「勝利やカテゴリーで客数が変わる」のは、あながち間違えとらん話やけど、最近は下部カテゴリーでもお客さんを集められるとこが増えているだけに、別の要素でお客さんを集められている…とも考えられるわけやちゃ。

そもそも、J2のツエーゲン金沢よりも、お客さんを集められとるわけやしのう。


これ読んで思ったがやけど、今季のカターレちゃ、実は「感動してもらえる」サッカーに関しちゃ、一定のものを得られたんやないかと感じるちゃね。ほとんどオラの感性に過ぎんとこながやけど、スタジアムにおって思ったことちゃ、勝っても負けてもポジティブな空気には包まれていたと思うちゃね。

ヤスさんのサッカーについてちゃ、オラは良くも悪くも表裏がなくてよぉ、一度決めたサッカーをやりきった上で、状況に応じて采配を振る…という感じやったと思うがやけど、見ている側にとっちゃ、凄く分かりやすかったんやないかと感じるちゃね。「腹をくくった」とでも言えばいいかのう。実際問題カターレちゃ、決してヤスさんのやりたいサッカーをやるには十分なメンバーが揃っているわけやないし、相手チームとの相性で、いつもいつも効果的とは言えんねど、感情移入はし易いのかもしれんちゃ。

逆に安間さんに関しちゃ、本人としちゃ、魅力的なサッカーをしていきたいとこやけど、現実的な戦いを迫られてよぉ、その逆で「相手を分析して戦術を選ぶ」みたいなとこはあって、実際にそれで格上相手に何度も勝利を得られとるがやけど、同時にモヤモヤした感じも残しているんやないかと、何度も思ったがいちゃ。

そう考えたらよぉ、J2を目指すことが決してお客さんの満足とは言えない…と思うがやね。

もちろん勝負事やから、試合になれば全部勝利するつもりでおるし、優勝して上のカテゴリーへ昇格したいのは当然やけど、あくまでも本能的にそうであって、そのためにはお客さんが楽しいと思えるサッカーができるかどうかは、話は別やちゃね。それに「お客さんが楽しい」と思えることちゃ、同時に集客にも繋がるとオラは思うがいちゃ。これは「サッカーを興行とする」プロの仕事として、見逃せん部分やと思うがいちゃ。

その観点で考えたらよぉ、ヤスさんは続けさせる方が正解やろう…と感じるちゃね。もし退任させるがなら、よりお客さんが楽しいと思えるサッカーをできる人に限りやろうしのう。もし仮に次の監督がよぉ、全く別のスタイルでよぉ、J2を目指すという話になったらよぉ、結果がまともにでんかったら、お客さんも減るかもしれんちゃね。

カターレが求める「J2復帰」ちゃ、スタジアムにおったお客さんの楽しみよりも大切なもんかもしれんちゃ。ほんじゃけど、見に来てくださる地元の方々の満足を蔑ろにしたら、プロである必要すらもないように感じるがいちゃ。上のカテゴリーを目指すことそのものが、実は空虚なものになっていないかと感じるちゃね。カテゴリーにクラブを成長させてもらうとか考えているような気がするしのう。

上を目指すのちゃ、全てのサッカー人にとっちゃ、本能にしか過ぎんちゃ。
どんなカテゴリーにおろうが、結局はそこにあるサッカーで盛り上がることが最終目的やちゃね。

-カターレ富山
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