とれぱんふっとぼーる

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J3第28節 カターレ富山-FC琉球 / 今季は昇格できんかったじゃ

2016/11/14

今日は勝たないと昇格の可能性が無くなる試合やちゃね。相手はまだ勝ったことがない相手のFC琉球やちゃ。

スターティングメンバーやちゃ


カターレは4-4-2、琉球は4-2-3-1を基本としとるちゃね。最近のカターレは、大怪我から戻ってきた椎名がサイドハーフに入ることが多くて、両サイドを起点に攻撃を仕掛けることが多いちゃね。両CBと2トップ以外ちゃ、試行錯誤が多くて、なかなか組み合わせを決められていない印象があるがいど、逆に言えばそれだけ駒が揃っていて、臨機応変にチーム編成を考えられるとも捉えられるちゃね。

琉球は、シーズン最多得点を記録しとるチームやちゃね。昨シーズンのレノファ山口の影響をかなり受けとって、人数をかけて、小刻みなパスを中心に、攻撃に比重を置いたサッカーをしとられるちゃね。要注意はチャンスメークを担う富所選手と、現在リーグ得点王の田中恵太選手やちゃね。

この日は遠くからも狙ったカターレ

前半は互角に近い感じやったのう。パス本数に関しちゃ、琉球の方が多くて、カターレに関しちゃ、サイドで起点を作りながら、ゴールを狙っていくという感じやけど、パスワークでバイタルまで攻略できても、最終局面で相手の守備を剥がしきれない琉球に対し、カターレはあんまし持ちすぎることなく、遠目からシュートを放って、あわよくば…といった場面は作れたのう。

そんなカターレの中でも最も存在が際立っとったのちゃ、やっぱし中盤に入っとった三上さんかのう。主に中盤で起用されとるがいど、そんでもチーム2番目の5ゴールを決めとるように、攻撃面ではキーマンではあるちゃね。オラが思うには、三上さんがおるとおらんのでは、カターレのチーム全体のクオリティは大きく違うかのう。どこで起用されるかは、なかなか固定はされとらん感じはするのが悩ましいところやけどのう。

そんで、ちょっと思ったことやけど、三上さんの得点の比率ちゃ、大体6割くらいが遠目からのシュートが多いがいちゃね。元々センターフォワードやったけど、カターレで起用されとるときは、どうも限られた狭いスペースではテクニック不足があってか、ゲームに入っていけないとこが散見されたけど、これが中盤になると、持ち前の献身性、力強い縦への突破力、そして武器のミドルが活きてきとるちゃね。

「内容がいい」と言われながらもよぉ、無情にもスコアレスドローで終わったFC東京U-23戦は、両サイドを起点にカターレがバイタル付近までボールを進めるがやけど、そこから先は跳ね返され続けとったのう。

何で点数が入らんかったかとゆったら、やっぱし「中で崩すこと」に固執しすぎた感はあるちゃね。ポゼッションをいくら高めてもよぉ、チャンスの回数を増やしてもよぉ、サッカーちゃ、あんまし同じようなプレーを繰り返しとったら、ゴールが決まらんのは当然ながよ。カターレの場合ちゃ、本当に得点が入らんときちゃ、精度が悪いクロスばっかし本数が多くなってよぉ、跳ね返され続けるわけやけど、同じ攻撃を繰り返しとるだけやと、相手選手がミスってくれるしか期待は持てんのは正直なとこかのう。

レノファ山口の影響を受ける琉球のサッカー


開幕当初からよぉ、一時は首位になったりと、結構話題になっとった琉球やけどよぉ、かなーり評判がいかっただけに、ぜひとも生で見てみたいチームの一つやったがいちゃ。

このコラムの中にも書いてあったように「レノファ山口のようなサッカーが理想」とあるだけによぉ、実際にサッカー見てたら、そんな感じながいちゃね。基本的に攻守において運動量が豊富でよぉ、攻撃時にはボールホルダーに対して、かならず2人が受け手として動いとるし、守備時には4-4-2に移行してよぉ、FWとDFの距離が20~25mくらいまで詰めた、超コンパクトなサッカーをしとって、ボールの保持関係なく、「自ら仕掛ける」ことの意識が強いチームやちゃね。

しかし、前半はよぉ、琉球さんは真ん中の攻撃に拘りすぎたとこがあったがで、チャンスは作っても最後の最後は崩しきれん展開やったのう。ただ、波状攻撃を仕掛け続けていく琉球のコンセプトは十二分に発揮された前半やったじゃ。

後半に琉球の左を攻めて先制点やちゃ

前半から守備の軽さを露呈しとった琉球のサイドバックをよぉ、カターレの攻撃陣が後半から集中的に攻めたがやけど、ショートカウンターから、カターレが56分に三上のミドルで先制点あげるがやね。

三上さんはこれで今季6得点やけど、去年からの傾向を見ると、どうもミドルが多い感じやちゃね。初年度はFWで起用されて、ゴール上げられんかったがやけど、ポジションを下げてからゴールが増えとるとは面白い傾向やのう。前線でターゲットマンとして振る舞うよりちゃ、遠目の位置から飛び込むスペースを見つけて、シュートを振り抜く方が得意なのかもしれんちゃね。

琉球がブラジル人投入後に流れを引き寄せるちゃ

しかしよぉ、そこで琉球は後半頭から入った才藤選手がゴール左側でよぉ、カターレの代選手を背負ってよぉ、そこで瞬時にニアへ振り向いてシュートを放って、琉球が同点に追いつくがやね。繋ぎに徹し、前半からパスで崩そうと心がけとった琉球さんが、いきなし牙を出した感じやちゃね。これは才藤選手の個の力で上手くこじ開けたのう。

そんで、琉球は71分にフアン、75分にレオナルドと、ブラジル人選手を次々とつぎ込むがやね。「アウェーやから引き分け狙い」とか微じんも感じさせられない采配でよぉ、逆転を狙って、ガッツリ前線へ仕掛け続けるがやね。特にボランチのフアンはフィジカルが強くてよぉ、カターレの守備陣が上手く対応できとらんだのう。

昇格の可能性がなくなったじゃ

結局は引き分けで終了したじゃ。カターレもチャンスはあったがやけど決めきれんかったのう。終盤に関しちゃ、琉球の方が優勢に進んでいたくらいやし、内容に関しちゃ、引き分けが妥当ながやろう。

前半に関しちゃ、カターレの方が上手くゲームを進めていたと思うがいど、後半になってくると、カターレの悪癖の一つでもある、ズルズルとペナルティエリア内に下がってしまうことによってよぉ、バイタルエリアのケアが甘くなったとこを、琉球の選手が多く使うようになってきたがいちゃね。中への意識が強過ぎて、いまいち攻めあぐねとったとこを、外からミドルを増やして、揺さぶりをかけてきとったけど、琉球の選手の精度が低くて助かった感じはするちゃね。

J2昇格へのハードルは高いちゃね

昇格がなくなって思ったことやけど、やっぱしJ2へのハードルは高いのう。もちろんカターレとしちゃ、J2へ早く戻りたいとこやけど、じゃあそのカターレが他のJ3のチームを圧倒するくらいの何かがあるのか?…と考えると、疑問点がやっぱし多いのう。昨シーズンのレノファ山口なら得点力で、2年前のツエーゲン金沢は堅守といった、何かこのカテゴリーの中で突出するものを出せないと、とても昇格とは言えんやろう。今年のトップ2の栃木、大分は得失点差が+20近くながで、それぐらいの数字が出るレベルのチームにならんなんがやね。

今年の琉球、盛岡に関しちゃ、成功者を倣うべく、レノファ山口の影響を強く受けたような攻撃的な試合を展開しとるがやけど、失点は多くて、順位もカターレよりも下回っとるがやけど、得点数がカターレよりも多く記録しとるちゃね。この2チームに関しちゃ、今年は勝てていないことも考慮に入れたら、「何が武器なのか?」は、はっきりさせておかんと、なかなか厳しいんやないかと感じさせられるもんはあるかのう。その点、琉球や盛岡といったチームちゃ、財政的な問題を抱えとって、先行きがまだまだ分からんとはゆっても、大半のメンバーが入れ替わって、新体制1年目でよぉ、カターレよりも速いパスワークができるチームになっとるちゃね。上手くチームを強化することができりゃ、来季以降、おっかないクラブになっていくのかもしれんちゃ。

去年よりちゃ、全然試合内容はいいし、結構楽しませてもらっとるとこやけど、自分達だけでサッカーしとるわけやないから、結局は「他の追従を許さないほどのもの」は必要になるちゃね。他所を見りゃ、下部リーグから獲得した選手でもよぉ、主力として活躍しとるもんちゃおるがやけど、こういう選手を発掘する能力に関しちゃ、J3の中では劣っている方かと感じるし、全体的な底上げちゃ、必要になるちゃね。

いずれ今季の総評みたいのはやっていくがやけど、他所の追従を許さんほどの強いチームになるためによぉ、一つ一つの課題をクリアしていって欲しいもんやちゃね。

-カターレ富山