第17節 カターレ富山 – FC岐阜 / もう監督交代しとかんけ?

前節はセレッソ大阪U-23に逆転負けを喫したカターレ富山は、ホームに戻って、降格してきたFC岐阜との対戦やちゃ。2014年以来、6年ぶりの対戦やちゃね。

フォーメーション

カターレは守備陣がまた入れ替わって、キャプテンの今瀬淳也がベンチ外やちゃね。右が柳下、CBが戸根と川崎のコンビ、左が末木と、ガラリと入れ替えやちゃ。中盤は久々に花井がセントラルハーフに入って、

岐阜はエースの高崎寛之がベンチスタートながやね。チームのキーマンの川西翔太が1トップで、中盤の4枚は石川、三島、中島、富樫と全部とっかえとるちゃ。最終ラインは甲斐健太郎が出場停止ながで、樋口が出場して、両サイドバックは藤谷が右に入っとるちゃね。橋本和はベンチスタートやちゃ。

迷走感のある岐阜に対して先制やちゃ

前半はここ最近のカターレにしちゃ、まあまあな展開やったがやね。といっても、監督休養の岐阜がどうも迷走しとるようで、プレスへ行っても連動はしとらんし、攻撃も1トップの川西への放り込みが殆どで、えらい低調やったのう。

川西の1トップ起用に関しては、前節のベタ引きの戦い方から考慮すると、高崎寛之を休ませる意図と同時に、高い位置からプレスをかけるためながやろうけど、正直それ自体はあまり機能していたとは言い難いちゃ。キーマンの川西翔太にしても、1トップでロングボールで競っている状況では、あまり怖さがないだけに、攻撃面では怖さはなかったのう。

そんな岐阜に対しても、カターレに関しちゃ、選手の距離が近すぎて、相手のプレスを呼び込むような形になっとったがやね。相変わらずパスミスが多くて、高い位置でボールを奪われるような局面は目立ったじゃ。

ただ岐阜の椎名が頻繁に動き回って、スペース作りを務めることで、柳下が奥のスペースを狙っていく展開が多くて、この辺りはプラスやったのう。左はほとんど機能してない状況やったがいど、ポジティブに見られないことが多い状況ながら、前半の椎名の「水を運ぶ」動きは効果的に発揮できとったじゃ。

そんで右サイドの攻撃からコーナーキックを得たカターレが、武颯のヘディングシュートで先制点ながやね。ど真ん中がぽっかり空いているなんて、なかなかない状況やったがいど、セットプレーでの強みは発揮できとったじゃ。

その後も2点目を狙える状況やったがいど、引き気味に試合を進めたカターレが無失点でしのいで、1-0で前半終了やっちゃ。

町田ブライト投入後に対応できずに逆転負けやちゃ

そんでハーフタイムにカターレは椎名伸志を下げて「越中のモハメド・サラー」こと大谷駿斗選手を投入したがいちゃ。対する岐阜は石川大地選手を下げて、町田ブライト選手を投入したがよ。岐阜は左、カターレは右を変えたがやね。

後半立ち上がり早々にコーナーキックを得た岐阜が、その勢いのまま、後半はずーっと攻勢に出ていたがやね。途中交代で入った町田ブライト選手は、左サイドのライン際に張って、横に揺さぶるようにしてきたがいちゃ。

そうすることで後半になってからは、1トップの川西翔太がハイボールを競ったり、相手に背中を向けてプレーする現象は解消されとったのう。その川西が下がったところを、三島頌平が入れ替わって前に上がったりと、前半の迷走っぷりからは違う内容になってきたのう。途中交代で入った町田ブライトのフィジカルの強さは特に効果的やったじゃ。

こうなった後のカターレは、ほとんど対応できない状態になってしまって、6バック状態になってしまったのう。ベッタベタに引いて守るもんやから、バイタルエリアはガラガラにスペースは空くは、前の選手は後ろがついてこんがにプレスへ行ってばっかしながで、プレスが空転するわで、まあ酷い後半やったのう。

これで横に揺さぶられたカターレは、60分にサイドチェンジのボールを受けた町田ブライトからの折返しに、中島賢星が頭で合わせて岐阜が同点やちゃね。

その後にカターレは、戸高弘貴、池髙暢希を投入して、平松宗と大谷駿斗の2トップ体制にして勝ち越しゴールを狙うがいど、流れ自体は岐阜のままでよぉ、77分に縦パスから抜け出した川西翔太が、対面の川崎裕大との1対1を制して、個人技で押し込んで、岐阜が逆転やちゃね。

これでカターレは岐阜に1-2で逆転負けやちゃ。

監督交代を望むちゃ

しっかし、なんで椎名伸志を下げたがやろうか?

もしアクシデントだったとしても、なぜあの時間で大谷やったがやろうか?どういうゲームプランを描いたら、こういう交代ができるのか、正直疑問が思ったじゃ。相手が攻めてくるのを見て、大谷の俊足を生かしてカウンター…というのを狙っていたのやろうけど、前半良かった椎名を下げて使うカードとしては、愚策としか言いようがないちゃ。

おそらく岐阜に関しては、前半に1トップの川西翔太がゴールに背中を向いたり、ハイボールに競っていくという、機能不全と言える状況を解消するのと、前半終了近くでカターレの両サイドのスペースががら空きやったのを見て、交代として、前半に良いところがなかった石川を下げて、左に町田ブライトを起用していこうという狙いやったやろう。監督休養で急遽指揮を執ることになった仲田健二ヘッドコーチは、良い采配を取ったと言えるやろう。

要は岐阜のダメなところを直して、カターレのダメなところを突いただけやちゃ。

岐阜もそんなに良いサッカーをしとるわけやないし、後半は持ち直したとはいえ、なんとかできないわけでもないやろう。逆転したのも川西の個人技ありきやしのう。それに1点取ったところで、ディフェンスラインを下げてしまうようなのは、さすがに臆病すぎてシーズン前に「圧倒的に勝つ」なんて言えたもんやないやろう。

そう考えたらよぉ、安達亮監督の修正能力の無さは、本当に残念としか言いようがないちゃ。それに1点取っただけで、ディフェンスラインを下げて戦ったことも本当に残念ながよ。

いろいろダメなところを挙げるとキリがないがやけど、交代カードの切り方とゲームプランが見えない今のまんまやと、昇格するどころか、過去最低順位で終わる可能性は十分にありうるやろう。どんどん悪化していくカターレの状況を変えていきたいと思うがなら、フロントは監督交代の決断を下すべきやなかろうか?

少なくともオラは勝敗や順位以前に、今のサッカーは見たくないに尽きるちゃ。

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