エスペランサSCにサッカーの根源を見たじゃ

今年の全社も盛り上がっとるちゃね。いろいろ注目したいとこやけど、今回はベスト8に進出した、関東サッカーリーグ2部で横浜市栄区で活動しとる、エスペランサSCについて触れていくちゃね。

目次

監督は元アルゼンチン代表のホルヘ・アルベルト・オルテガさんやちゃ


エスペランサSCちゃ、2003年に元アルゼンチン代表のFWホルヘ・アルベルト・オルテガさんが作ったチームながいちゃ。敬虔なクリスチャンでその団体でも活動されとる方やけど、「日本は自殺率が多い」ということを聞いてよぉ、「自分が何ができるのか?」を考えたオルテガさんがよぉ、日本の団体との活動をしていくうちによぉ、牧師さんに「子供達にサッカーを通じて成長させる手伝いをして欲しい」とお願いされてよぉ、日本での活動をしていきたいと思っていたオルテガさんがジュニアユースチームを作ったのが始まりながやね。

試合配信しとるがいぜ

こちらは、去年にカターレに3ヶ月だけ在籍しとった古川選手のプレー動画やけど、こういう編集した動画がちゃんと残しているのも素晴らしいとこやのう。情報発信の意欲が凄く伝わってくるチームやちゃね。

試合配信とか見てて思ったがやけど、Jリーグの放送とかと違って、完全に選手の目線と同じ高さで放映しとんがいちゃね。ほんじゃけど、映像を作っとられる方々の技術が非常に素晴らしくてよぉ、試合を見とって、あんまし見づらさを感じなかったのう。むしろ選手と同じ高さで撮影しとるもんやから、ベンチも一緒に戦っている雰囲気を掴むことができる外ちゃね。

いろんな意味で激しいクラブやちゃ


そんな彼らのサッカーについてやけど、第一に思ったことは、明らかにメンタリティが違うと感じたのう。まず試合動画を見とって明らかなのは、ボールへの執着心が凄まじいがやね。常にボールを奪うことを意識してプレーしとって、届くかどうかのギリギリまでチャレンジし続ける意志が見えるチームながいちゃね。

そんなスタイルやから、本当に球際は激しいしよぉ、選手達のメンタリティも激しいがよ。

なんのせ、エスペランサから日本に無いものを見たじゃ。そのボールに対してチャレンジし続けるためによぉ、戦術面でも味方選手と連動しながらボールを奪いに行こうとする姿勢が見えとんがいちゃ。チャレンジして、相手の選手に躱されてもよぉ、その次の選手がどんどん迫っとるがいちゃ。当然チャレンジしていけばよぉ、躱されるリスクはあるがやけど、

これがよぉ、へっぴり腰になって、攻める相手に対してよぉ、ズルズル自陣ゴールへ後退するような守備をしとるもんがおったらよぉ、果敢にチャレンジしていく守備ちゃ、あんまし機能しなくなってくるがやね。選手達のギラギラとした闘争心がエスペランサの最大の特徴には違いないがやけど、同時に味方選手と力を合わせながらプレーするという、チームプレーの根本的な意識はちゃんとされとる印象を感じられたじゃ。

なんというかよぉ、メンタリティと戦術ちゃ、やはり繋がっているものながやね。球際を常に厳しくするためにはよぉ、ただ単純にきわどいところで身体を使っていくだけの話やなくて、サッカー全体も変化するということやちゃね。そのためには味方同士の距離感もしっかりせんなんし、プレスも連動させんなんちゃ。オラはあんまし精神論を語るのはあんまし好きやないけど、戦術というのちゃ、良し悪しはともかくとして、その人のサッカーの思想から編み出されるものに違いないちゃ。

乱闘はやっちゃいけん。だがしかし…

そんなスタイルやからか、大人のチームであるトップチームやと、時々小競り合いが起きたりして、ちょこちょこ話題に上がっているみたいながよ。今月あった相模原とのトレーニングマッチで揉めてよぉ、途中で試合をやめたりもしとるわけやけど、今回の全社でもジョイフル本田つくばFC戦で、試合終了間際にリードされているエスペランサの選手がボールを渡さない相手GKに対して小競り合いでよぉ、古川選手が退場になっとったがいちゃね。その前にはオルテガ監督も退席処分になっとるし、えらい試合になったみたいやちゃ。

乱闘は良くないがやけど、否定する前にちょっこし考えておきたいことはあるちゃね。

オラはスポーツにおける乱闘についてやけど、「防ぐべきことやけど、発生しかねないこと」やという認識ながいちゃ。気持ちを高ぶらせてよぉ、常に厳しいプレーをしとったら、そりゃ相手選手とぶつかりあうのは大いにありうることやちゃね。よくスポーツ番組とかで、たまーに取り上げられるアイスホッケーの乱闘とかにしても、根本的にあるのちゃ、やっぱし負けず嫌いが図抜けたレベルでのメンタルが関わってくる要素は多いやろうのう。

アルゼンチン人の考えるサッカーとの違いやけど、「サッカーとは決闘」というのが、徹底されとるとこはあるちゃね。ジュニアの段階から、練習はバッチバチやるみたいながやけど、これちゃ、アルゼンチンのみならず、欧州の練習でもよく言われることではあるちゃね。日本はどこかゆるいとこがあると言われるがやけど、なかなか今まで培われたもんを変えていくのちゃ、指導者、選手にしても変えられないとこではあるのう。これぞ「世界はそうなんだけど…」というとこかもしれんねど。

激しく感情をぶつけたり、プレーをしたりすることちゃ、確かにプレーマナーが悪くなったり、怪我の危険性が高くなるがやけど、同時にいろいろと譲れない思いやったり、サッカーに賭ける気持ちやったり、そこで発生する熱気を削ぎ落としかねないのう。審判に噛み付くのはよくないけど、それは闘争心の現れとも捉えれるちゃね。

「郷に入れば郷に従え」という言葉はあれど、「多様性を認める」とは相反するちゃね。逆に日本は日本的なサッカーをすることで、いろいろ失っている部分も多いがやろう。物事、人々とは、長所も短所もあって、誰もが凸凹しとるもんやと考えれば、エスペランサの価値観は否定はできんちゃね。

ほんじゃから、全社でやっとる彼らの配信は、Jリーグを見慣れているもんからしちゃ、刺激的やったのう。Jリーグに比べちゃ、さすがに日本の6部リーグやから、トップディヴィジョンから見たら、いろいろ足りない部分はあるがやけど、選手のみならず、控え、指導者、サポーター、動画撮影者も含め、とにかく熱かったじゃ。ゴール決めて選手達が喜びすぎて、金網によじ登るほどやから、サッカーに賭ける思いも相当なもんやろう。

エスペランサはサッカーの根源を追い求める



岡田武史さんがオーナーになって、錚々たる指導者を呼び寄せて、日本人の特性を活かした「日本らしいサッカーの進化系」を求めるのが、FC今治。そんで最新鋭の技術を活かしてフィジカルを鍛えて、日本人のスタンダードを世界レベルにするのが、いわきFCやとするちゃ。

そういう2つのクラブと比較して、エスペランサちゃ、どういうチームかとゆったら、彼らはサッカーのプリミティブ(原始的)なものを追い求めるとこやと感じるちゃね。

ボールへの執着心、ミスを恐れずに前へ前へチャレンジする攻撃性、そしてチームワーク。これらはサッカーに必要とされるものには変わりないちゃ。そう考えたら、オラからはエスペランサのやっとることのほうが普通に見えて、日本のサッカーの方が特殊な発達がされたがかと感じるとこはあるちゃね。良くも悪くも、これが所謂、ガラパゴス化ということやけど。

オルテガさんは「日本のサッカーを強くしたい」とおっしゃって、それをエスペランサでやっとられるけど、クラブ創設から13年で「違い」を見せていると、全社の戦いで感じたじゃ。

いつか現地で、生でエスペランサを見てみたいと感じたじゃ。

 

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