強制わいせつ罪の疑いにより逮捕された「アクタージュ」のマツキタツヤ氏が、別の件で再逮捕された件について触れるちゃ。
再逮捕はどういうことけ?
まず「逮捕」について触れるがいど、同一事件で逮捕は1回だけでよぉ、勾留期間が最大でも20日(逮捕期間含めると23日)までながやね。つまり「1回の逮捕で勾留期間は最大20日」というのが分かるちゃ。
そんでよぉ、複数の事件に関わっとる場合は、別の容疑で「再逮捕」するがいど、こうすることによって勾留期間を長くするのは、日本の捜査当局ではよくあることながいちゃ。
とは言え、複数犯で被害者が数十人もいるような詐欺事件の場合には、それぞれの立件を行っていてはキリがないため、ある程度まとめて起訴されることになりますので、一件ずつについて逮捕され長期にわたる勾留を受けることはないと考えられます。
上のリンクからあるように、複数の犯人がおって多数の事件に関わっとる場合は、何回も立件するわけやなくて、ある程度まとめて起訴されるらしいがで、必ずしも「1度の事件で20日勾留」しなければいけないわけでもないがやね。
余罪の可能性が言われていた
このニュースが出たところで「余罪が発覚w」みたいに、まとめサイトなどで上げられとるがいど、最初のニュースで予想はできたことではあるちゃね。
逮捕期間の48時間、規定の勾留期間の10日間、そして裁判所によって認められた勾留延長期間10日間と、一度の逮捕で拘束できる期間ちゃ、最大で23日と考えると、最初に逮捕されたのが8月8日と考えると、29日での再逮捕は勾留期間が終了する数日前やからこそのタイミングで、再逮捕が行われたと考えるちゃね。
再逮捕の段階で世間は「まだあったのか?」という反応は示しとるがいど、実際問題最初に逮捕された段階とはあまり変わってもいない状況なのかもしれんちゃ。
つまり「まだあったのか?」と反応する人は、印象操作されているも同然かとオラは考えるちゃ。
長期勾留の是非
報道から判断するのであれば、マツキ氏は「間違いない」と言っているからには、取り調べがそれなりにできているがなら、勾留は終了してもいいやろう。
最もの話、逮捕・勾留の目的は「逃亡を防ぐ」「証拠隠滅を防ぐ」といったといったところだけによぉ、その可能性がなければ、本来は逮捕しないで書類送検などで事情聴取が行われるべきながやね。
池袋暴走事故を起こした飯塚容疑者が逮捕されないのは、入院していたから逃げる可能性が低いと検察が判断したからながやね。
逮捕を妥当として見るなら「マツキ氏は逃げる可能性がある」か「マツキ氏は隠蔽の可能性がある」というところの2点につきるがいど、その可能性がなかったら釈放されるのが筋ながやね。
逮捕が「制裁」とみなされる日本のバグ
まあ何もわかったわけやないがで、あーだこーだ言えるもんでもないがやけど、このタイミングでマツキ氏が逮捕されたのは、こんな感じに考えられるやろう。
- まだ明かされていない罪状がある
- 逃亡や証拠隠滅の可能性がある
- 勾留期間を延長するため
再逮捕について正しいのかどうかは別として、上の3つがその理由に値することに違いないちゃね。まだまだ明かされていないものがあるがなら、勾留は妥当と見れるがいど、同時に勾留自体が目的化しているところもあると考えられるやろう。
理屈としては上の3つがあってこその逮捕やけど、そう考えると日本における「逮捕」はどこかズレているとも考えられるやろう。
池袋暴走事故の飯塚容疑者が逮捕されないことでよぉ、えらい批判が起きたり、署名活動が行われたりしとるとこには、日本人の意識として「逮捕は制裁」と考えている風潮が根強いがでしょう。
ただ「制裁」とはあくまでも刑が確定してから行われることだけに、多くの国民やマスコミが感じているような「逮捕は制裁」という見方は、誤認識に違いないちゃ。それは「怒りを伴った仕返し」に過ぎず、法に基づく処罰ではないちゃね。
よくこういう言い方をすると「容疑者を擁護するつもりか?」とか「被害者の人権はどうながよ?」とか言われたりするがいど、それはそういう指摘をする人が「逮捕は制裁」という意識が染み付きすぎながでしょう。
繰り返すがいど、あくまでも「制裁は刑が確定」してからながいちゃ。
マツキ氏を擁護するつもりもないがやけど、何かの事件などで「逮捕」が報道されるたびに起きる「日本のバグ」は、別の意味でなんとかせんなんかと思うちゃ。
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