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噂のいわきFCの試合動画を見てみたじゃ 前編

2016/10/14

いわきFCのサポーターの方から、天皇杯福島県大会決勝「福島ユナイテッドFC-いわきFC」の動画を頂いたがで、早速観戦してみたがいちゃ。

スターティングイレブン

スーパーシードで登場した福島ユナイテッドFCは、スタメンがフルメンバーと言っていい感じやちゃね。1トップの金選手は身体強い選手やし、2列目の鴨志田、星は欠かせん選手やしのう。最終ラインは左SBで入っとって、ヴィッセル神戸で活躍しとった茂木弘人選手がおって、右SBには酒井三兄弟の末っ子の酒井高聖選手が入っとるちゃね。

福島県2部リーグのいわきFCの選手は、オラはよく分からない選手ばっかしやけど、システムは4-3-3ながいちゃ。監督は元オランダ代表で、サンフレッチェ広島でプレーしてよぉ、現役引退後はアヤックスのユース監督に、フローニンゲン、デ・フラーフスハップの監督をやっとった、ピーター・ハウストラさんやけど、やっぱしオランダの代名詞的な4-3-3を採用しとんがやね。

いわきFCちゃ、どんなチームけ?

これはずるいちゃね。えらい話題に上がっていたがやけど、福島県2部のチームでよぉ、しかも天皇杯の代表を決める試合で、武田玲奈さんを連れてきたら、そりゃそっち応援したくなる人はおるやろうのう(逆もあるが)。

チームの特徴としちゃ、何度も言われとるように「フィジカルスタンダードを変える」ということでよぉ、アンダーアーマーとDNSのサポートを受けてよぉ、選手達のフィジカルをムキムキにマッチョメーンにして、小細工無しで力ずくでねじ伏せていく感じになっていくがやね。

外国のリーグのサッカーを見ている感覚になるちゃね

いわきFCに関しちゃ、実は開幕戦のネット放送を見たがで、これが2試合目になるがやけど、試合をざっとみた感想から言えばよぉ、なんか日本じゃないサッカーを見ている感覚になったのう。

それもそのはずでよぉ、いわきFCの攻撃ちゃ、基本的にパスの長短を問わずに、とことん前線にボールを送っていくサッカーやちゃね。細かくショートパスを繋いでいこうとする、日本らしいスタイルから見たら、えらい強引にサッカーをやっとる感じに見えるかもしれんちゃ。

フィジカル革命を標榜しとるチームやから、当然のようにフィジカルを強調していくサッカーをやっていく感じちゃ、フィジカルという言葉ちゃ、日本やと身体の強さをイメージするかもしれんねど、瞬発力やったり、ボールを止めてバランスを崩さない力やったり、全力ダッシュの後に踏ん張る力やったり、少しでも強いボールを蹴られるようになるとか、そういうとこにも関わってくるちゃね。

日本でオランダサッカーを根付かせようとしとる感じやのう

戦術面にちょっと触れてみるがやけど、オラが感じたのはこんなもんかのう?

・システムは一貫として4-3-3
・3トップの両サイドはタッチライン際まで大きく開いている
・両CBによる攻撃参加

アヤックスの下部組織の指導者をやっとられたピーター・ハウストラさんが監督やから、基本的にやることちゃ、ベーシックなオランダサッカーながやと感じさせられたのう。両サイドのウイングは横幅を取るようにするし、その横幅を広くとることで、相手を横幅で揺さぶってよぉ、選手間でできた中央のスペースを狙って、攻めていく感じやのう。

そんでよぉ、アタッキングサードへ入ったらよぉ、ペナルティエリアへ侵入するもんが、「ニア」「中央」「ファー」と3人が必ずおってよぉ、そんでバイタルエリアにも一人おって、最低4人がそのポジションを取るのは徹底しとる印象は感じたじゃ。これちゃ、多少のポジションチェンジをしてもよぉ、「ペナルティエリアに3人+バイタルに1人」のポジショニングはほとんど変わらんしよぉ、ボールの位置によって、選手の配置が決まっとる印象が強く感じられたじゃ。

2011年に浦和レッズの監督をやっとった、ゼリコ・ペトロヴィッチ監督のサッカーに近いかもしれんちゃね。

攻撃は広くやけど、守備は狭いのを徹底するちゃ


いわきFCの守備に触れるちゃね。攻撃はワイドに展開するがに、守備は4-1-4-1に変形させてよぉ、一気に選手間の距離を縮めるがやね。ただ、コンパクトにするだけで、相手が攻めてくるのを待つがやなくて、前線や2列目の選手がボールホルダーに対して、いわきFCの選手達がよぉ、次々と雪崩れ込むプレスを掛けていってよぉ、ボールを一気に奪いに行くがやね。

そんで苦し紛れによぉ、相手チームがボールを蹴ってくれればよぉ、鍛えたフィジカルを活かして、バンバン競り勝てば、マイボールにできるわけでのう。オラが見たビデオちゃ、福島ユナイテッドというプロチーム相手やったがで、さすがに全部は勝てるわけやないがやけど、これがアマチュアを相手やと、マイボールにしていく確率自体は上がっていくやろう。そんでも始まって1年も満たないチームにしちゃ、プロ相手に強靭なフィジカルを発揮できとると、びっくりしたもんやちゃ。

最近は日本代表のハリルホジッチさんが「守備は前向きでやる」とかゆっとるがやけど、「ボールを奪う」ことを徹底的に考えとるサッカーをしとられるちゃね。これはアマチュアチームに対してだけやなくて、対戦相手のレベルは問わずに、徹底的にやっていくがやね。

攻撃時はピッチを広く使って、守備時はコンパクトにしようとするのちゃ、現代サッカーでも常識的な感じになってきとるけど、筋肉量が多い重い体で、それを続けていこうとするのちゃ、物凄いハードなサッカーやと感じさせれるものがあったじゃ。

ポジションごとで選手のやることが分かりやすいちゃね

そんでよぉ、選手がどうなんだかという話やけど、天皇杯県大会決勝を見る限りちゃ、一番印象に残ったのちゃ、やっぱしセンターバックの高野次郎選手やちゃね。

試合展開によっちゃ、FWにポジションを変えることもあって、フィジカルが強いチームの中でもよぉ、最もフィジカルが強いのちゃ、この高野選手やちゃね。ボールを跳ね返し続ける強さはもちろんのことやけど、それ以上に攻撃面はスケールが大きくてよぉ、精度が良くて弾道が鋭いボールでよぉ、バンバンスルーパスやロングパスでチームの攻撃の大半も担っとったがやね。更には相手の激しいプレスに対してでも、逆に相手に身体を当てるようにしながら、力づくでかわしていっとったがで、非常に自信を持ってプレーしとると感じたじゃ。

そんにしても、4-3-3を従順に取り組むチームだけによぉ、選手の特徴もそれに準じた感じながやね。CFの菊池選手は正確なポストプレーを軸にしながら、競り合いの強さを活かした飛び出しするちゃ。そんで両サイドの片山、平岡両選手ちゃ、攻守で激しい上下動を繰り返すがやけど、基本的に大外でボールを受けたらよぉ、得意のドリブルでガンガン仕掛けるがやね。そんでその3トップをサポートしながら、2列目の飛び出しを狙う久永、新井の両選手、サイドプレーヤーの補佐に回る佐藤、新田の両サイドバック、カウンターに備えるアンカーに、2人共強靭なフィジカルと正確なキックを持っとるがで、オラには「分かりやすいチーム」やと感じたじゃ。

ちょっこし長くなったじゃ。前編は一旦ここまでにするちゃね。次は後編の「フィジカル」について触れてみるちゃ。

-いわきFC, とれぱん・わーるどふっとぼーる