演劇には支援より「MMT理論に基づいた一律給付」の方が効果的やなかろうか?

演劇界が燃えているちゃね。

だから「他を腐せんなま!」と

上の平田オリザや、こないだの野田秀樹、最近ではケラ・サンドロヴィッチなど、演劇界の著名人が炎上しとるがいど、まあ原因は単純ながやね。

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俳優もスポーツマンも薬やるがやから、演劇もスポーツも変わらんちゃ なんかいろいろ面倒くさいがやけど、ちょっこし書いておくちゃね。 https://twitter.com/mainichi/status/1234058296429965314 https://twitter.com/togetter_jp/status...

単純に「余計なことを言わない」に尽きるやろう。
それ以外、大して論じることもないちゃね。

あと、これらの演出家を変な感じで擁護しとる人達がもっと酷かったりするのう。批判されている部分に関しては、あまり受け止めようとしていないところは、3ヶ月前くらいとはほとんど変わってなかったりするのう。

「カネがないなら配ればいい」

ここ最近、ブログでもツイッターでも言ってきとることやけど、結局は「カネがないなら配ればいい」というのは、演劇にも当てはまることながやね。

https://twitter.com/hifuuyoyonarita/status/1257593122332147714

MMT理論に関しちゃ、オラもまだまだ勉強中やし、あんまり調子乗ったことも言えるもんやないと思っとるがいど、今のところは「ちょっと信じてみようか」と思って、いろんなところに当てはめて考えとるがいちゃ。

単純に考えたら、上の成田さんの漫画のように考えたら「足りなかったら注ぎ足せばいい」というのがMMTながやね。

そう考えたら、今、日本は供給に対して需要が足りない「デフレ」であって、同時にコロナで商売上がったりの現状やと、飲食店を始めにあらゆる業種がよぉ、まさに「カネがない」状況に陥っとるがやから、単純に「カネを注ぎ足さざるを得ない状況」といえるやろう。

限られた財源の中から配分しないといけない状況ならよぉ、確かに平田オリザが言ったように「製造業より演劇」みたいな言い方になるがいど、これがMMT理論による財源出動になれば「製造業も演劇も出せばいい」ということにならんまいかと思うちゃ。

はっきしいえば「演劇界こそMMTによる財政出動を訴えるべき」やちゃね。

ただし、平田オリザに関しちゃ、民主党政権時に内閣官房参与に就任してよぉ、事業仕分けに関わって「製造業に自分の業界がとって代わる」とまで言った人だけに、MMTのような考え方は飲めないやろう…とは大いに予想はできるところではあるちゃねえ。そこは彼自身が総括してほしいところであるちゃ。

やりがい搾取とプロフェッショナル

PAワークスの町おこしをテーマとしたアニメ「サクラクエスト」によぉ、緑川真希(CV安済知佳)という元演劇の女優さんが中心人物におったがいど、彼女は「演劇だけで食べていけんがやから、様々なバイトを転々としている」経験から「ガテン大臣」として活躍しとったがいちゃ。

オラが東京に住んでいる頃によぉ、アルバイトの同僚に演劇役者の方がおったことがあったがいど、実際問題かなり苦労されとったのう。登録型派遣の日雇労働で仕事しとる役者さんとかもおったのう。

舞台俳優・劇団員のアルバイト事情 | 舞台俳優・劇団員の仕事・なり方・給料・資格を紹介 | キャリアガーデン(Career Garden)
https://careergarden.jp/butaihaiyuu/arbeit-jijyou/

最低賃金すら貰えない役者達
https://note.com/himeno0627/n/n148b88cc6b28

「最低賃金すらもらえない役者たち」追記
https://note.com/himeno0627/n/n1929c095665b?magazine_key=md8fc539bc926

実際、そういうような話が出てきて、オラも実際に人づてで聞いていることもあるがいど、こういうのになると「演劇に支援したところで一部の人しか受け取らず、バイト生活の役者さん達自体は何も変わらん」がやないかと疑問に感じてしまうちゃね。

演劇には補償すべきかとオラも思っとるがいど、同時に「やりがい搾取」とも捉えられるような演劇界の体質ちゃ、是正されるべきで、政府も指導すべきかと思えるちゃ。

https://twitter.com/Yomiuri_Online/status/1255017665715937281

劇団四季の吉田社長の寄稿文は熱いものがあったのう。他業種に対する配慮はあるし、自らの経営のことをみんな曝け出した上に、政府に対して「金銭的な支援」「ガイドライン」「感染防止策の運用」について要求しとって、本当に読み応えがあったじゃ。

「劇場の糧だけで生計を立てる」という理念を元によぉ、1400人の所属員を抱える経営者としての責任感と、芸術と経済の狭間で藻掻きながらよぉ、お客さんと向き合う姿勢を強く感じさせられて、読んでて痺れてきたのう。

吉田社長の寄稿文もまた批判する人達がおると思うがやけど、他の関係者に比べたら「責任感」の強さを感じさせられるがで、

国民に配って演劇を「審査」してもらえばいい

「演劇に支援を」というのちゃ、そもそもコロナの影響によって「世間に値打ちを決めてもらえる機会がない」がやから、オラは別に間違えてもないと思うちゃ。そうやって声を上げていくことは別にいいちゃ。

社会インフラを整備したり、モノづくりしとる人々と比べたら、やっぱし「何も生み出さない人達」と見られるのは、致し方ないと思うちゃ。この辺りが理解できていない…理解しようともしていない演出家が多く見られるように感じられるがやね。そういった方々が客にいるかもしれないと想像したら、こんなことは言えんと思うちゃ。

カネというものは、オラは「投票券」みたいなものかと思うちゃね。国民はその与えられた投票券で良いものを選んでいくがよ。基本的には国民に審査してもらって、生計を立ててこそ、社会的な立場を作っていくものやなかろうか?

劇団員に演劇でマネタイズできずに、アルバイトで生計を立てないといけない時点で演劇は価値が低いものかとオラは考えるちゃ。最低賃金も払えず「やりがい搾取」を強いられる業種は、演劇の芸術的価値とか言っても欺瞞にしか聞こえんがで、むしろ淘汰されたほうがいいかと思うちゃ。世間からの審査が低く、劇団員を食わせられない団体が、国に「カネを出せ」というのは、さすがに厳しいと思うのう。

劇団四季のように「演劇で生計を立てる」プロフェッショナルならともかく、実際はアマチュアでやっとる劇団が多くて、それらを「食わせられないから全部淘汰しよう」というのは、それはそれで酷いかと思うちゃ。正直業界の体質は是正していくようにしていくべきやけど、現状は「食わせられない劇団」も守っていかないと「文化を守れる」ということにはならんしのう。

金銭的なところに関しちゃ、演劇業界に支援することよりも、アルバイトで生計を立てているような劇団員にも直接渡るように、国民に一律で給付したほうが、実は演劇のためになるんやないかのう?

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