Jリーグのための政治選択の基準は「反緊縮」に尽きるちゃ

先日の記事の続編みたいな記事やちゃ

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Jリーグはコロナウイルスの影響で試合が開催できなくて困窮してきとって、資金ショートする可能性があるクラブなど出てきとって、選手が給料を返したりと、緊縮に迫られとる状況になっとるがやね。

まあ、オラから言わせたら、コロナ以前に日本という国自体がデフレながに、更に消費税など税金を上げて、緊縮を迫ってきとる状況ながで、正直JリーグがDAZNから多額な放映権料を得たところでよぉ、積極投資に踏み込みづらいのは当然やないかと思っとるがいちゃ。

ということは、結局この状況下でJリーグがどう乗り越えていくか、いろいろ考察してみたじゃ。

給付金10万円は地元スポーツチームに使えま

世間ではコロナ危機の経済対策として、来月には全国民一律で10万円配ることになっとるがいど、休業でカネが入ってこない人のため補償でもあり、自粛ムードによって消費が落ち込む現状への経済対策でもあるがよ。

国会議員が「給付申請しない」とか、とある地方自治体では「公務員から徴収する」みたいな人はおるがいど、格好つけて受け取らないくらいなら、地元のスポーツクラブの年間パスやグッズでも大量に買っていればいいし、受け取ったお金を積極的に「地元で使う」方が、直接的に世間にカネが回ってくる状況になるがいちゃ。

「Jリーグのため」「クラブのため」を考えた場合、給付申請しない政治家には「10万円受け取ってシーズンチケット買え」とまで言ってもいいやろう。

https://twitter.com/yu_kubo/status/1255262267630931970

菅官房長官は秋田出身やから、ブラウブリッツ秋田と秋田ノーザンハピネッツに5万円ずつ使えばいいがよ。育ててもらった地元に還元せられま。その方がスポーツチームは確実に助かるものながよ。

現金刷ってJリーグに配れま

極端なことを言ってしまうがいど、今のJリーグに置かれている状況を変えていくとしたら、やっぱし「国がカネを配る」に尽きるのやないかのう?

こういうことを言うと「国の財政が〜」とか言う人はおるがいど、このダラめが!そもそもの話、国家の財源の全てが税金のわけがなく、国債で賄われている部分もあるのは、認知されるべきやろう。税収のこととか全く考えることもないじゃ。

そもそもの話、日本は「現金を作れる」がやね。国民にカネが無ければ、政府が配ればいいがいちゃ。

そもそも日本銀行券自体は「政府がカネを配らんと国民に現金が渡らん」がで、国民が「使える」現金がなくて困っているがなら、単純にカネを配ればいいがよ。

アフリカや南米のようなハイパーインフレを危惧する人はおるがいど、根本的にはインフレ率は2%くらいを維持するように、データに従って現金を刷っていけばいいだけに過ぎんちゃ。

「カネを刷る」かどうかなんて、水が必要なときに蛇口を開けて、必要でないときに蛇口を締めるような感じであって、そもそも「1か0か」の話やないがやね。軍事独裁政権の国など極端な例を持ってきて「MMT反対」など言うのは、「緊縮脳」に洗脳されてしまっているのか、カネ配られると都合の悪い人間がバックにおるか、発言者本人にとって都合の悪いことがあるのかの、どちらかやなかろうか?

カネ配った方が積極投資できるちゃ

鳥栖の竹原社長が「コロナ流行が無ければ黒字にできた」といっとるちゃね。社長の発言を真に受けるならば、鳥栖の財政難は「コロナ関係ない」という人もおられるがいど、実際「コロナの影響によってスポンサーにならなかった企業」がいたら、それはコロナの影響が大きいと見るべきやろう。

正直、このご時世やから、鳥栖やったり、報道にあがっている新潟や札幌、他のクラブにとっても厳しいがやし、今のJリーグとクラブ自身のリソースでどうにかできるものでもないかとオラは考えるがよ。

ほんじゃったら、もはや「Jリーグは国からカネをもらった方が良い」と思うがやね。

国からもらったお金でよぉ、カテゴリーごとで一律で億単位での給付金を渡しておきゃ、経済的に苦しんでいるクラブを救うこともできるやろうし、特定のクラブに贔屓せずにフェアは保たれるはずながよ。元々金持っているクラブには補強すればいいし、カネがないクラブは持続のために使えばいいがよ。

200億で足りる気はせんがやけど、Jリーグはそう動くのが妥当やちゃね。コロナ以後に時間をかけて融資を返済していくと考えるのが現実的やちゃね。

少なくともコロナ以前に現金配りまくってよぉ、日本社会自体がデフレから脱却すりゃ、ポドルスキ、イニエスタ、フェルナンド・トーレス、ジョーだけやなくて、いろんなチームがいろんな選手を獲得できるようになるのかもしれんちゃね。

根本的に「ファンが見たいものに応える」のがプロスポーツの根底やから、積極的な投資はあって然るべきことやけど、緊縮ムードが蔓延している日本の現状に付き合っていかんなんがで、持続を意識したら「止む得なく身の丈経営」を考えるものながよ。

カネはあらゆる価値と交換するモノながやね。カネを持っとっても、カネを使わないと価値が出ないものやし、カネを持っとるだけやと「何も起こらん」がやね。

ただカネはあらゆるものと交換できるモノながよ。そのモノを使って「優秀な選手を買って」「優れた施設を整えて」「チームは強くなって」「スタジアムが華やかになって」「熱狂を創出して」こそ、プロスポーツは成り立っているものながよ。

そんでもって「賞金」「視聴料」「広告費」など集めて、投資を回収するものながいちゃ。

コロナの影響で投資の回収ができんがやから、国がカネを刷って補ってあげたらいいがよ。

ラーメン屋さんが毎朝長時間スープを煮込ませて、製麺をして、美味しいラーメンを用意しても、国が「外出自粛」「ソーシャルディスタンス」を呼びかけていると、お客さんが来なくなってしまうがで、作ったラーメンだけが店に残って、ラーメン作る際にかけたカネだけが無くなる状況と同じながよ。

これはJリーグだけやなく、他のスポーツにしても、音楽、芸術や、あらゆる事業にも言えたことながやね。

国がカネを配れる以上、「中小企業や飲食店が苦しいのにスポーツはもらうのか?」はさすがに変やのう。そんな奴隷根性丸出しな考えを押し付けられても困るちゃ。

それなら「MMT理論を実践して、スポーツもライブイベントも飲食店もインフラ業界にも、みんなカネを出せばいい」と主張したほうがいいちゃね。

国がカネを刷ったら、国民の財産になるがいちゃ。
国がカネを刷ったら、Jリーグに払えばいいがよ。
そんで札幌みたいに「給料を返納する」みたいのことも必要ないちゃ。

トーレスいても日本人はカネがない

コロナ以前から明らかになっとる鳥栖の財政難の件に関しても、フェルナンド・トーレスの獲得を「身の丈に合わない」という批判はよく見られるがいど、それは典型的な「緊縮脳」に過ぎないと思うちゃ。

https://twitter.com/k06io/status/1254542794045059073

深刻な財政難に陥ったチームは「公式試合安定開催基金」から借りるがいど、地震などの災害ならともかく、投資失敗などのクラブのミスであれば、降格させればいいだけであって、賑わいを創出した存在である以上、さすがに潰していいわけはないちゃ。「降格処分」というだけでフェアプレーは保たれるものやなかろうか?

サポーターが株を持ってて、経営権があるならともかく、そういうわけでない以上は「サポーターが慎重に考えるべき」というのは、さすがに変やちゃね。

単純な話、フェルナンド・トーレスに多額な投資をしとっても、広告費やったり、チケットやグッズ収益を上げて、それで補えるがなら、大幅な赤字にはならんものながよ。

イニエスタ獲得後のヴィッセル神戸なんか、高額チケットを販売したり、アウェー側の席を減らしとるのとか、高額年俸を回収するためにやっとるもんやし、

根本的にはトーレスという魅力的な商材があったとしても、そもそも「日本人はカネを持たん」がで、それに見合った金額を払うことができんがいちゃ。

選手獲得などで竹原社長やフロントを責めるがなら、プロスポーツの根底から考慮すると「投資回収」の一点に尽きるのではないかのう?

鳥栖の財政難の原因は「客が見たいものを見せる」というプロスポーツの根底と、供給に対してカネを持たない国の経済状況との間で、上手く行かなかったところ尽きるちゃ。

または投資以外の別の理由で信用を落としたところにあるんやなかろうか?

ただ、いろいろ問題を抱えていたとしていたとしても、手を差し伸べてもいいとオラは考えるちゃね。責任を取るべきなのは「フロント」であって、サポーターは経営権がない以上は、そういうのは背負わんでいいちゃ。少なくともトーレスを獲得したことで感謝しているファンは多いし、それがサガン鳥栖の大きな価値であるがよ。

まだ「鳥栖にカネを出すのは良いがいど、オラにもカネくれま」の方が良いんやなかろうか?

世界一華やかなイングランド・プレミアリーグを見れば分かるがいど、「身の丈経営」している「みんなが金持ちの方」が、多くの人を惹きつけることができるがで、全員で「カネくれ」と言った方が、Jリーグのためにはいいやろう。

緊縮脳はダメやちゃ。絶対。

「Jリーグのための」政治発言

時々、本田圭佑らが政治的発言をして「本業に集中しろ」とかに反応してしまって、それがコタツ記事になったりと「なんかやっとられるぜ?」と思うことあるちゃ。

ただ、スポーツマンにしても、Jリーグチームにしても、結局成長や持続を考慮…簡単に言うがなら「生きていくために」は、やっぱし「政治的な発言をして当たり前」なのは間違いないがよ。

Jリーグの選手やサポーターのための政治選択というのちゃ、やっぱし「経済」をベースに置くべきかと思う。極端な話、どこの「政党に入れる」とかやなくて、基本は「積極財政をしてくれるか否か」でも良いと思うちゃ。

世間が緊縮ムードになってしまったら、いくらJリーグや各クラブが頑張ってプロモーションしたり、いい選手を獲得したところで、「カネがないから行かない」とか「魅力的だけど弊社は余裕がないからスポンサーにならない」とかならんまいか?

そういうこと考えてったら、新日本プロレスのタイチみたいに、Jリーガーもアクションを起こしても良いのかもしれんちゃ。

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