とれぱんふっとぼーる

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開幕前の戦術メモ「カターレ富山と5レーン理論」についてやちゃ

2019/03/08

開幕2週間切ったがで、開幕前におさらいしておこうかと思って、去年のカターレ富山を振り返りながら、最近流行りの「5レーン理論」について触れていくちゃね。

ポジショナルプレーちゃ、何け?

最近よぉ、サッカー関連のツイートとか本とかで、よく「ポジショナルプレー」とか盛んに言われてきとってよぉ、それについてきて「5レーン理論」「ハーフスペース」「偽SB」とかいろんな言葉が出てきてよぉ、頭こんがらがってくるちゃね。

実のところ、オラっちゃもまだまだ勉強中ながで、曖昧に覚えていたりしとるとこはあったりするちゃね。勉強不足でちゃべちゃべ言うのもあれやけど、安達亮監督が就任以降のカターレがよぉ、それっぽい感じのサッカーしとるがで、開幕前に齧ってみるちゃ。

ポジショナルプレーという概念を平たく解説

https://at-foot.com/1464/

「ポジショナルプレー」というのちゃ、選手が良いポジションを取りながらゲームを進めていくという概念やちゃね。

きゃ、まった難しい話やぜぇ?…と思った方は多いやろうけど、オラも実際そうやったりするちゃね。特にカターレやと、縦ポンばっかしの頃もありゃ、ヤスさんの時みたいにパスは回していくサッカーもしとったりと、良くも悪くもスタイルは分かりやすい感じやけど、安達さんの今のサッカーは、単純に「パスサッカー」と形容するには、違う感じに見える方も多いやろう。

ボンヤリとでも良いがで、「攻めも守りもポジショニングで相手より試合を有利に進める」というのを頭に入れたら、今年のカターレのサッカーも面白く見えるかもしれんちゃ。

5レーン理論ちゃ、何け?

ということで、代表例の「5レーン理論」についてやちゃ。

positional1

ピッチ上を縦割りで5つに分ける考え方が「5レーン理論」というちゃね。バイエルン時代のペップ・グアルディオラが監督やっとった頃にそういうのが生まれてきたそうでよぉ、そっから世界にいろいろ広がっていくようになったがいちゃ。日本やと横浜F・マリノス、ベガルタ仙台、ヴィッセル神戸辺りが取り組んでいたりするちゃね。

パス回しやすくなるちゃ

これを概念を取り入れたら、どうなるかといっちゃ、パス回しやすくなる傾向にあるちゃね。パス回しやすくするにはよぉ、常に三角形を多く作ることが大切やけど、それやっとったら、パスコースがでかいとできてくるがいちゃ。

そこでちょっとしたルールを設けたがいちゃ。

1.1列前の選手が同じ列にいたらダメやちゃ
2.2列前の選手は同じ列におらんなんがよ
3.1列前の選手は隣のレーンにおらんなんがよ

positional2

そんで左が条件通りにやったので、右が守らんかったもんやけど、左が正三角形に近いキレイな三角形ができとったがいど、右は極端に角度が狭いものができたがで、一人の選手でも対応しやすい形になってしまったがいちゃ。

状況次第にもよるし、カターレの選手のスキルも大切になってくるがいど、さっきのルール守ってりゃ、ポゼッションも高くなっていく傾向にはあるちゃね。

相手が迷うがいちゃ

positional3

あんまし良い例えになっとらんがかもしれんねど、例えばボランチの椎名がハーフスペースに入ったみずきゅんにパスを入れたことにするちゃ。ハーフスペースにボール入れたらよぉ、対面の4バックちゃ、サイドバックかセンターバックのどっちが対応せんならんがやけど、間に入られたら、相手を迷わせることができるちゃね。

positional4

そしたらよぉ、対応遅らせとる間によぉ、周りの選手が裏狙っていかーよ。去年のカターレやと、前嶋くんがチーム得点王の7得点やったがいど、確かこのパターンに近いものでゴール挙げていたような気がするちゃね。

孤立化も武器にできるちゃ

去年のカターレを見ていたもんは覚えとられると思うがいど、2列目のみずきゅんと、3列目の前嶋くんがポジションを入れ替えるようなことがあったがいちゃ。

positional5

みずきゅんが左サイドの最前線に入ったときちゃ、彼の得意のドリブルからのクロスでチャンスを演出してきとんがやけど、去年のJ3で一番ドリブル多かった選手だけに、簡単に止められる選手やないちゃね。

positional7

そのみずきゅんの突破力を囮に使うことで、相手守備陣を誘導させらーよ。そしたらアウトサイドにおった前嶋が入れ替わるように侵入してくるがよ。そんで十分にスペースを貰った前嶋がカットインからのシュートでゴール…というパターンもあったがいちゃね。

こういうのを「アイソレーション」というらしいがやけど、元々バスケ用語みたいやちゃ。「1対1を得意とする選手がボールを持ったときに、他の選手が移動してスペースを作る」ということながいど、みずきゅんと前嶋くんはお互いにそういうのを上手く連携してやれるとこがあるちゃね。

「攻撃は時間がかかる」という意味

安達さんがよぉ、昨シーズンの試合後の記者会見やったかに、「守備より攻撃の方が浸透に時間がかかるから今取り組んでいる」といったことを話していたがやけど、チーム得点王がウイングバックの前嶋くんがなっとるように、確かにその通りやと思うちゃ。

今までのカターレを見とっても、ハーフスペースを上手く使おうとか、ほとんど感じないチームでよぉ、たまたまそういったように見えることがあったくらいやけど、昨シーズン途中からは急にそれを意識しだしたとこはあるちゃね。何年も前からずーっとやってきたことやないがで、実際にプレーする選手にとっちゃ、ボールの扱い方や蹴り方まで、サッカーの初歩の初歩から見直している感じはするがいちゃ。

カターレに限らず、Jリーグのクラブちゃ、今おる選手の能力をベースにして考えてよぉ、それぞれの選手の良さを損なわんようにバランスよくチームを作っていく考え方が主流やちゃね。ほんじゃから、カターレみたいな毎年のように期限付き移籍の選手が多くて、入れ替わりも結構激しいとこやと、「これという型がない」とか「毎年違うサッカーしとる」とか言われたりしとったがやけど、確かにその通りやろう。

それに対して、最近出てきとるのちゃ、プレーモデルというチームの目指すとこを設定しておいてよぉ、選手達の配置と役割を決めていく手法が目立ってきとって、それが結果を出しているちゃね。3年前の大分、一昨年の秋田、去年の琉球なんかもそういったチームやろう。

今のカターレちゃ、昨シーズン早々に昇格争いから脱落したのをよぉ、逆に利用して、きっちりとしたプレーモデルを構築するようにしてきとる感はあったのう。どうしても時間がかかることちゃ、積み上げていく時間は必要ながで、昨シーズンのダメやった時期も、後々に昇格・優勝へ繋げていかれたら…とは願っとるちゃ。

蓋を開けてみたら、全く違うサッカーしとるかもしれんねど、それはそれで面白いがで、これから楽しみやちゃね。

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-とれぱんタクティクス, カターレ富山